複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.334 )
日時: 2016/11/05 18:45
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

霊犀は咲川博士の研究所にいた。滓雅は霊犀の姿に驚く。

「結香....」

「美智子....」

滓雅は霊犀に質問をする。

「どうして此処に?もしかして虚さんと関係あるの?」

「うん。虚さんがこの施設に目を点けているからその調査に」

「虚さんは....私達を裏切ったのよ。何で協力してるの?....何で虚さんは貴方を選んだの?」

「虚さんには何か考えがあるはずだから!人を疑うのは私には出来ないよ.....」

「.....ご、ごめんね。それじゃ虚さんのいる所って分かるの?」

「私も常に虚さんと行動してるって訳じゃないから....」

「.....虚さんは何を考えてるのかしら」

「きっと良い事だよ!」

霊犀は笑い、その場を去ろうとする、すると咲川はホワイトボードで呪いについて書き込む。霊犀は調べる。

「結香の方が呪いについては詳しいわ....」

霊犀は大神、宇佐美、田淵等の呪いを見る。

「でも日本兵の呪いがこの身体から木が生える原因とは直結してないと思う...」

「そうなの?」

「詳しく調べないと分からないわ。変に刺激して、呪いが暴走されても困るし」

するとレリミューラがやってくる。

「呪イは死んデイる人間ノミが起こストは限らナいヨ♪」

「そうなの?」

「...可能性はあるかもね」

グレイはくしゃみをする。

「……おお、虚が立ち上げた会社エイト ハンドレッドがネットや精密機械の業界で軌道に乗ってるな。早く実験台も提供しないと……。って何の実験台なんだ?」

香坂はメンバーを再確認する。

「似田。イラージェス。アリ。咒。岡添。白夜。島田。淡雪。レリミューラ。川宮。堕和宮。黒暗淵。霊犀かな。んー、後は皆、呪いで動けなくなってるし……人数少ないな……。勝てる気しないよ……」

イラージェスと島田が香坂の元へ行く。

「その通り!だからこれから滓雅さんと咲川博士の指示の元で頑張るのよ!」

島田は話す。

「も、もうこれから始まるから……」

それから数カ月。鍛練が本格的に始まる。他の施設よりも練習し、厳しく。ちなみに呪いを信じている人は香坂とイラージェスのみ。ほとんどの者は身体から木が生えるのを、病気だと思っている。

「世にも不思議な奇病があるんですな……感染症じゃないらしいけど」

霊犀はすぐにアンノウンに馴染む。ただ、岡添は良い様に思っていなかった。

「霊犀め……。あんな武器を持っていたら俺の出る幕無くなるだろ!」

だが、イラージェスに止められる。

「まあまあこのダガーナイフを磨いでよ。香坂に自慢するんだ♪」

「あ、ああ……良いナイフだな。錆びてないし……」

滓雅は霊犀を見る。

「虚さん....結香を使って何をしようとしてるの?.....」

香坂は霊犀を見る。

「……」

淡雪は香坂に話す。

「あれ?好きになっちゃった?霊犀さんの事〜?」

「違げーよ。何か、妙に明るいな〜って」

「そうだね〜。あれは裏表無いよね」

「ああ、でも何か悲しみが見えるんだよな」

「気のせいでしょ。まあ恋の悩みは私に任せてよ」

「淡雪は単に恋バナしたいだけだろ」

「あたっちゃった!」

霊犀も香坂を見るが、香坂は何か違和感を感じていた。

「……まさか、呪いか?まあ……陰陽師って聞いてるし。俺の呪いについては察知出来るか……」

「呪いって白夜の?あれ、本気で信じてるの?」

「な訳無いだろ!」

香坂は焦る。

「呪い……。早く優勝しないと……」

似田は悩む。

「どうした?似田」

「香坂……僕は今、モテテいる!」

「あ?ギャルゲーのやり過ぎか?」

「違う!リアルだ!どっちも可愛いんだけどな……」

「……ま、まあ頑張れよ……」

「乾さんも良いけど、如月さんも良い!良し、どっちも攻略しよ……」

似田は普段、乾と話す事は無いが夜中、早朝のみ。乾の家に行く事により話す事が出来る。

「照れ屋さんなんだから〜」

「……それじゃ合い言葉を」

「巨人を愛する小人」

「どうぞ」

話の内容は、乾の自伝。似田は充実する。