複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.341 )
日時: 2016/11/08 20:25
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

丹と茨田は香坂を見る。

「香坂……」

「……お前が俺を捨てたお陰で俺は幸せになれたよ。感謝の気持ちを込めてお前を暗殺するよ」

「……」

茨田は叫ぶ。

「やかましいぞ!ゴミ共!……鬱陶しいんだよ。男はミンチに女は剥製にさせてやるよ」

似田は呟く。

「黙れよ、有害物質。ガタガタほざくな」

「あ!?」

似田は乾と如月を思い出す。

「巨人を愛する小人……。良し、やるぞ!」

茨田は瞬時に走り隠れる。

ラスジャーンデの戦法はまさに暗殺。隠れながら移動し敵が気付かない内に射殺。

アンノウンはラスジャーンデの対策として一人で行動をせず、二人以上で行動していた。また、レリミューラ等のアンドロイドは正面突破で注目させる。さらに、アンドロイドの戦闘力も高い。

現在、アンノウンが有利。

香坂と霊犀はターゲットが居る所へ向かう。

「……動くな、ターゲット」

香坂と霊犀はターゲットの元へ辿り着く。ターゲットは冬紀だった。

「冬紀……」

「香坂!私を殺さないで!殺さないで!」

「殺すつもりは無い。俺達の陣地に来てもらうぞ」

すると、丹が香坂に銃を向けてやってくる。霊犀は構えるが香坂は止める。

「霊犀は冬紀を連れて帰ってくれ」

「分かったけど....大丈夫?絶対に殺しちゃ駄目だからね。もうその手を汚さないで?」

「……ああ」

「貴方はもう一人じゃない」

霊犀は冬紀と去る。

丹は話す。

「……香坂……」

「そう言う訳だ。俺はお前に恨みも無いし、冬紀に元から好意を持ってる訳じゃない。俺はただ仲間が欲しかっただけだ」

「……」

「お前も俺の仲間だよ」

「……変わったな、香坂。俺といる時に変わったらどれだけ良かったか……」

「イラージェス達が俺を捨てずに変えようとしてくれたから変われたんだ。それに、お前に一度捨てられたってのも大きいかもな」

丹は銃を撃つ。香坂はしゃがみ、丹の足に銃を撃つ。

「ぐあああ……」

「じゃーな、丹」

「勝たないと……俺は……呪われるんだよ」

「……呪われる?」

「嫌だ!死にたくない!死ぬのは嫌だ!うあああああああああああ!!!!」

丹は自分の銃で頭を撃ち自殺をする。

「丹!」





卒業試験はターゲットの自殺と言う形で幕を降りた。

似田は香坂の元へ行く。

「似田……」

「これで大神達の呪いが解けるはずなんだよね?」

「ああ……ってお前、呪い信じるのか?」

「そうだよ。僕は信じているよ」