複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.361 )
日時: 2016/11/15 19:53
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

モンブラン博士さん、感想ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

長編なので長くなりますが宜しくお願いします。

此処からは本編です。

「Ladies and gentlemen!今宵は素敵なショーをお見せしましょう!」

バルトマンは叫ぶ。

「バフォメット!魔王以外にフロイデと言う悪魔に指示されるとはな!」

「私は彼女とは折り合いが悪く敵対関係にありました。私も本意でこんな事をしてる訳ではありません」

「何……?」

「全ては次期魔王候補になる為の布石です。その為には一緒にいるだけで気分を損するフロイデやヴァイオレッタと協力して行動を行っているのです。魔王軍は壊滅の危機にありますから。悪魔同士で争っている場合では無いんです。

勿論、利用しているだけなので私が魔王になったら処刑をする予定ですがね」

「……まさに悪魔だな」

「悪魔の世界で裏切りは十八番ですよ!フロイデもヴァイオレッタも私を利用してると思っているでしょうけど……私も舐められたモノですね。貴方達も鬱陶しい同種も私の糧となってもらいましょう。ええ、人間しか美味しく頂けませんが」

バルトマンはステッキを投げる。ステッキは仕込み刀になっていた。

ケットーラはステッキを撃ち落とす。

「……斬り捨て御免」

ケットーラは両手剣で大きくバルトマンに向かって振る。風我見はカメラでは無く拳を構える。

「いい絵図だ!悪魔が死ぬには相応しい最期の闘いだ!」

ターブチとブライアン、インガ、フユキ、パウンドは見学。ただし、パウンドはサポートを行う。

「こ、今度、爆弾造りますよ……流石に戦いたい!」

「自分、武器がナタしかない……!」

「そう言えば報酬の宝箱ゲット出来てないな……これ、ボランティア?」

「……勇者様。安心して戦って下さいね♪」

「バイオリンで大木を操り、攻撃、防御を、をしし、ます!」

「パウンドは戦闘の経験が無いからな。いきなりバルトマンはきついな。まあ、励みになるよ」

勇者は大木に乗りながらバルトマンに向かう。

「たかが勇者が私に勝てると思われているとは!素晴らしい!その鼻をへし折って、ビックリさせてあげたいです!」

勇者の周りには大量のギロチンが現れる。

「頭を突っ込めば首が飛びますよ?」

風我見はギロチンを破壊する。ケットーラは両手剣から衝撃波を出す。バルトマンは腕から光線を出す。ケットーラは避ける。すると、ケットーラが避けた先に浮遊する首輪がケットーラの首を絞める。

「私が出した光線はただの光ですよ!どうしたんですかね?光にビビるなんて!ビックリしましたか?」

首輪の周りには首に向けられた大量のナイフが付いていた。

「ケットーラさん、貴方が倒れるとナイフが首に刺してきます」

ケットーラは首輪をはずそうとするが外れない。

「剣士や格闘家が私、悪魔に勝てる訳無いんですよ。魔法使いを呼べば良かったのに!」

ケットーラは大木に運ばれる。パウンド達は首輪を外しにかかる。

「は、外します!」

風我見はギロチンを破壊する。

「こんな道具に頼るなんてやっぱり悪魔だぜ!」

風我見はバルトマンに向かって殴ろうとする。しかしバルトマンは何もしない。

「ならば私が能力だよりでは無い事を証明させましょう」

バルトマンは風我見に殴られた上で風我見の頭を掴み、蹴り飛ばす。

「これが本当の蹴りですよ!」

風我見は鼻から出血するが倒れない。

「千年戦争の終結を報じたのは俺だよ……!」

「急に何を……」

「言っておくが俺は悪運はかなり強いからな!お前がどんなにカードゲームが得意でもな!千年戦争でカメラだけで挑み生き残った……!俺は道具や能力を駆使して戦うお前に負ける気がしない!」

「神がかりの運に任せる君にも負ける気がしませんね!」

勇者はバルトマンに向かう。

「……バルトマンの能力は予知、透視、幻覚、物体消失等か。マジシャンはマジシャンらしくテーブルの上だけでお得意の手品を披露しとけ!」




一方、フロイデ討伐に向かったムトー、ノヴァ、博士、エリアスは。

「でも、引っかかるのよね.....フロイデとバルトマン、ヴァイオレッタが組むなんて.....そうとうセティに....」

「フロイデとバルトマン、ヴァイオレッタはどんな関係なんですか?」

「魔王軍は今、いくつかの派閥に分かれて戦争をしてるのよ.....ヴァイオレッタのいるドライアド。バルトマンのいるシヤバーコ。フロイデのいるイダム.....」

「ノヴァは?」

「私はヴァイオレッタのいるドライアドにいたけど折り合いが悪くて脱退したのよ」

エリアスは呟く。

「人間に危害を加えなかった理由は悪魔同士で戦争をしてたからですね?」

「まあ私には正直どうでも良い闘いだったけどもね....」

すると、馬車の前に男性が飛び出す。

「僕は死にましぇん!あなたが好きだから!」

ムトーは男性に罵声を浴び、去ろうとする。男性は叫ぶ。

「ちょっと!?気にしないの!?え!?」

「誰だ、お前」

「俺は超絶最強の占い師。尾崎だっ!」

「……」

「お前には死相が見えているぞ」

「それは自分に行ってんのか?トラックじゃなくて馬車だから良かったけどな」

「フォフォフォーー!俺を仲間にしろ!しなきゃ悪戯するぞ!」

「あら.....元気な子ね。苛めてあげたくなるわ....」

「んー、役に立たない気がするけどね」

「乗せましょう。本能が叫んでいます」

尾崎は馬車に乗る。

「ふふふ〜ん。馬車!馬車!あははチョー最高!」

「尾崎、これからフロイデと言う悪魔を討伐する事に」

「フロイデ?俺、頑張るっ!」

「……」

すると、女性が現れる。エリアスと博士は驚く。

「驚きました。まさか森の守護神がこんな所にいたとは」

「凄いね〜」

女性は馬車に乗る。

「誰だ?」

女性は自己紹介をする。

「私はシスイ……」

エリアスは解説する。

「彼女はエルフ。だけど森の守護神って呼ばれる程の魔力を持った弓矢使いです。ただ……魔力のせいでエルフからは嫌われています」

「何の用ですか……?貴方方は……」

「大丈夫です。貴方がフレンドリーと言う事は知っています。私達は仲間です」

シスイは人間やら、エルフをさけずむ輩にもフレンドリーに対応するが、能力により追い出すことが多々
同じエルフに、呪いにより嫌われており,エルフと離れてひっそり暮らしている
食べ物は、魔術と採集でどうにかしている。

「彼女は実年齢1500は越えるが、20代に見えるでしょ?」

シスイは闇を抱えてるも、おっとりしている。

容姿は翡翠と碧眼のオッドアイ、一房黒い髪に琥珀の髪。

薬草等の採集,弓矢を使って狩猟が得意。弓矢を中心に攻撃をする。

「……でも私の呪いで貴方方が……」

「エルフも貴方を迫害した当時とは違い進歩しています。呪いの耐性も持っています」

ノヴァは話す。

「彼女は強いのかしら?」

「守護神と言われるレベルの強さを誇ります」

「そう……?私、そんなに強いの?」

「強いんですよ!」

「本心のようね……。私、人の心が読めるのよ……このせいで汚れた心を見たく無くて一人で暮らしていたのよね……」

「薬草の調合とかもうまいんです。これで怪我をしても問題ありません」

と言う訳でシスイは仲間になった。その夜、歓迎会を行う。

「……私の事まだ何も知らないのにどうして信頼してくれるの?」

「そう言えばそうね.....勇者がポンポン仲間にしちゃうせいでちょっと感覚がおかしくなってたのかしら」

「……勇者?」

「そう、勇者って言う貴方の様な人がいるのよ。かなりのボケ体質だけど」

尾崎はスマホで電話をする。

「母ちゃん!だから旅に出るって!勝手な事は駄目?良いじゃん!学校?この支配からの卒業!」

尾崎は電話を切る。

「畜生、せめて無料通話アプリで送って来いよ!」

「学生は大変だな」

「まあ、俺、大学生なんだけどさ。マジで勉強がさ」

そして、一行はフロイデがいる場所へ辿り着く。ムトーはドラゴンに変わる。

「さて、戦闘開始だ」