複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.362 )
日時: 2016/11/15 18:48
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「私こそが真のNOVAよ」

フロイデはそう言って赤黒いダブルセイバーを持つ。さらに、大量のフロイデが現れる。ノヴァは説明する。

「相変わらず小賢しいわね。彼女は幻を見せる能力を持っているのよ....」

シスイは大量の弓矢を浮遊させ一冊の本を片手に呪文を唱える。起爆する矢がフロイデの元へ飛ぶ。尾崎は応援。エリアスと博士は叫ぶ。

「こんな事もあろうかと対フロイデ用のマシーンを用意してたんだー!」

「な、なんだってー?」

博士はパワーローダーを装着する。エリアスは後方支援。ムトーはドラゴンの姿に変わり、フロイデを攻撃する。

ノヴァは構える。

謎の素粒子エネルギーを操り、腕から槍を大量に放つ。フロイデは全て避ける。フロイデは腕から光線を放つ。フロイデは事前に鏡を用意していたので鏡に反射し光線が予測出来ない速さで動く。

フロイデはダブルセイバーでムトーを切り裂く。さらに、降り注ぐ矢等をダブルセイバーの中心を二つに分ける事で二刀流にできこれを超高速で振り回す事で弾く。

尾崎はノヴァを応援する。

「……こ、こんな熾烈な戦いになるとは……」


一方、ヴァイオレッタの討伐をするセルティーナ、マヴロ、シャルロットは。

「まさかこっちから来てくれるなんて.....」

ヴァイオレッタはタロットカードを持ちながらセルティーナ達を見る。シャルロットは剣を構え、マヴロは合成魔獣キマイラになる。

「マヴロ....黒猫じゃないの?.....あんなに可愛かったのに....」

「聞こえてるよ、シャルロット。黒猫は仮の姿。これが僕の本当の姿」

セルティーナは遠距離から魔法と投擲ナイフで攻撃し始める。

「黒魔術」

大量の悪霊が生き返ったかの様に動き出す。

ヴァイオレッタは少し興奮する。

「私でさえ使えない黒魔術を使えるなんて流石魔女です。是非とも私の奴隷にさせたいですね。ちゃんと拷問をさせてあげますから」

セルティーナは話す。

「この禁術は無条件で死者を生者の様に蘇る事が出来ちゃうの。まさに、神に背く行為ってな訳で黒魔術なのよ....」

「さて、僕はヴァイオレッタの魔法を出来るだけ喰らい尽すよ。その隙にシャルロットは悪霊と共に攻撃するんだ」

「分かった....」

ヴァイオレッタはシャルロットが持っている小アルカナのカードを見る。

「私は運が良いですね。神が悪魔に味方をしているのでしょうか。レヴィアタンから奪った全てのタロットカードが揃うなんて神の啓示通りに私は魔王。いいえ全てにおいて女王に君臨しましょう」

「タロットカード....まさか」

ヴァイオレッタは大アルカナのカードを見せる。

「見せてあげましょう。魔物や人間、魔女ごときが私達悪魔に逆らうべきでは無かった事を」

ヴァイオレッタはタロットカードを引く。

「嘗て私は世界を滅ぼした事があるんですよ。そんな私に立ち向かおうなんて無謀でしたね」

カードの数字は12。吊られた男。

「number:twelve Hanged Man」

ヴァイオレッタは鏡を出現させる。

セルティーナはナイフを投げ鏡を割ろうとする。すると、ヴァイオレッタが自ら心臓に近い部分に刺されてくる。シャルロットは悪霊たちと共にヴァイオレッタに向かう。

「僕は....斬る!」

シャルロットは小アルカナのカードを引く。

「Swords・Page」

シャルロットは無数の鎌鼬を発生させヴァイオレッタを切り刻む。

ヴァイオレッタはダメージを負う。さらに悪霊による呪いでヴァイオレッタは大きくダメージを負う。

マヴロは幻滅する。

「ヴァイオレッタって言うのは鏡だけ出して何をしてるんだ?」

ヴァイオレッタは呟く。

「貴方達の怨みと言うのもこの程度でしょうか。私はまだ生きてますよ」

シャルロットはカードを引く。

「Swords・Ace」

剣に風を纏わせ風属性の斬撃を飛ばす。

ヴァイオレッタは蛇腹剣二本で対抗する。

「この程度の攻撃なんて受ける価値すらありませんよ」

セルティーナは考える。ヴァイオレッタが反撃に出ない違和感に。セルティーナは炎と闇の魔法を唱える。

「んー.....ヴァイオレッタは可愛いし私の事を奴隷にしたいって言葉に相思相愛を感じたわ。でも私はシャルロットの方が素敵だと思うのよ。それに貴方と私は一生交われないと思うしね....」

「この状況で冷静に過ごせるとはやはり貴方に目を点けていて正解でした。キッチリ殺しておかないと」

炎と闇の螺旋がヴァイオレッタに攻撃する。

シャルロットはカードを引く。

「Coins・Queen」

剣を地面に突き刺し左右から岩壁が出現しそのまま挟み込むようにヴァイオレッタを押し潰す。血しぶきが出てくるが岩壁はすぐに破壊される。ヴァイオレッタは隣に出現させた鏡を用意する。

「物質が精神の上に置かれ鏡は光に反射し物質が精神を越えるのを待っています。しかし待っていても何も起こるはずがありません。なので私が越えさせます。鏡は痛みを反射させ対象を倍返しに」

シャルロットとセルティーナは身体から大量の血が噴出される。マヴロは気付く。

「あの鏡が現れると自分が負ったダメージを相手に倍にして返す事が出来るのか....ならあの鏡を喰らえば」

シャルロットはカードを引く。

「Wands・two」

シャルロットは剣に炎を纏わせ火属性の斬撃を飛ばす。ヴァイオレッタは避ける。

「試合終了です。バルトマンやフロイデはどうなったのでしょう」

すると、セルティーナが足を燃やした状態で飛び蹴りをする。さらに闇の魔力で包まれた魔杖斧をヴァイオレッタに向ける。

「悪魔もたいした事無いのね......」

「やっぱり素敵ですね。貴方を服従させたかったのですが」