複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.366 )
- 日時: 2016/11/17 16:54
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
悪の忍者、織戸は有明と城の屋根の上で闘う。
「僕の事が見えるの……?でもいいや。これはこれで面白いゲームだし」
織戸はクナイと手裏剣を投げる。有明は高速で避ける。
「君の能力は高速移動。その能力僕がコピーするよ」
織戸は高速移動する。二人とも小刀で交戦する。刀から火花が出る。すると、織戸は刀を投げる。有明は避ける。しかしその刀はチェーンが付いていた。織戸はチェーンを上に上げて刀も上に上げる。刃身は有明を掠める。
すると、平等院が現れる。
「織戸、遊んでいる場合じゃないよ。早く殺してよ」
織戸は高速でクナイと手裏剣を投げる。有明は高速で避ける。
「同じ能力だと決着つかない……」
有明は叫ぶ。
「織戸!楽しかったからまた遊ぼうよ!私、待ってるからー!」
「……」
有明は消える。
「遊ぼうよ……か」
「織戸。ただでさえ影が薄いんだからちゃんとしないと駄目だよ。悪の忍者は失敗すれば自害しないと駄目だからね」
「はい……」
悪の忍者、戯は吉原で漆奈と対峙する。
「どっかで会った気するかえ......」
「私と貴方は初対面!そのハレンチな行為を更生させる!」
戯の後ろに蒼焔の八岐大蛇が召喚され、摂氏一万℃以上の炎で全てを焼き払う。
「極義・蒼焔之大蛇」
漆奈は天帝を目覚めさせ、すべての能力が上昇し、かなり強くなる。だが、10分程度で能力が切れ、尋常じゃないほどの疲労が襲う。またホウキが刀の様な切れ味に変わる。
「天帝の裁きを味わいなさい!」
漆奈は拳を拳圧で消し、腕が燃える前に腕を戻す。八岐大蛇も拳を全て避け吉原を燃やす。
「わっちに歯向かう輩は妖でありんしょうが天使や悪魔でありんしょうがみな消し炭にしてやるよ!」
「へー、向かって来るんだ!天帝に逃げずに向かって来るんだね!」
漆奈は拳圧で空を飛ぶ。
「残り6分!」
漆奈は拳から大量の衝撃波を放つ。地面は穴だらけになる。
「火も悪も全部消す!」
「わっちの炎は消えないんかえ.....諦めるのが懸命やえ!」
八岐大蛇は身体を回す。すると、火が周りに飛び散りながら上空に熱い竜巻が現れる。漆奈は見上げる。
「熱気で竜巻を創ったの?」
竜巻は火を巻き込む。
漆奈はホウキを振る。すると、巨大な衝撃波が発生し、竜巻にぶつかる。
「うおおおおおおおおおおおおおお!」
漆奈は足圧で光速を越えて加速し、戯を殴ろうとする。しかし戯の前に平等院が現れる。
「漆奈は能力が切れるまで悪の忍者に攻撃出来ない」
「……身体が!」
「戯。駄目じゃないか。吉原をこんな焼け野原にしては。大量の穴は漆奈にしてもね。それじゃ帰ろう。漆奈が能力を使えなくしただけでもメリットはあった」
「.....こんな楽しいのは久しぶりだえ.....失った物を取り戻せるかもしれないの......」
そして、悪の忍者、水掛は正義の忍者、雲井と草が大量に生えた野原で戦う。
「ん……」
「悪は切り捨てる!これがボクの生きる道だ!」
雲井は剣から衝撃波を出し、草が波の様に切り取られる。雲井は衝撃波に触れる。すると衝撃波は小さくなる。
「……俺の能力は全てのサイズを変えられる事だ」
水掛の腕は大量出血している。
「傷のサイズも変えられる」
傷はミクロレベルに小さくなる。雲井は剣から衝撃波を何度も出す。水掛は土に触れる。すると、土が大きくなり壁になる。
「砂粒を大きくした……増える訳じゃないが壁は出来る」
水掛は壁を飛び越え、雲井に向かう。雲井は構える。
「僕は正義の為、世の為、人の為、弟の為に戦うんだ!ボクは逃げない!」
「良い覚悟だ。ならば死ね」
水掛はポケットから大量の粒を出す。その粒は水掛を離れるとどんどん大きくなる。
「その粒には毒が塗ってある。その小ささなら人体に影響はないが大きくなれば毒の量も大きくなり増えた事にな」
雲井は粒を全て斬る。
「……一ミリも無い粒を斬っただと?」
「……」
雲井は水掛を睨む。