複雑・ファジー小説

Re: return world【オリキャラ募集中】 ( No.378 )
日時: 2016/11/26 18:53
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

星宮は自宅で髪の毛を洗う。

「伊達の皮膚。式神の血。ちゃんと髪の手入れをしないと駄目だね」

星宮はセヴェルトを思い出す。

「まあ元から仲間と言うか協力者は不要だったんだ。僕の方が確実に強いし。20歳になった時父さんは僕に孤独の素晴らしさを教えてくれたからね」

星宮はシャワーを浴びた後、おにぎり(紅鮭)とお茶を買い食べる。

「僕は派閥で偉そうにしている馬鹿を少しでも思い知らせてやる。そしてSSクラス、SSランクになって……」

一方、茴香とセヴェルトは話し合う。

「しあい?Fランカーはしあいのようせいをするけんりすらないんですよ....」

「妖精?……ああ、要請か」

「だからEランクいじょうのファイターにようせいされるかしんじんFランカーとたいせんするしかないんですよ....」

「成程って俺、新人なんだよな〜」

「いまは、はばつにはいったFランカーがただしいとおもいますけど.....」

「てか、別に戦わなくて良いんだけどね。俺は飯食わなくても半永久に生きれるし服は身体変形させて服を着てる様に見せれば良いだけだし、まあ、生活する所は段ボールハウスも慣れたし。

今ので満足だな」

「げんじつとうひはだめですよ」

「現実逃避じゃないから。まあ戦う理由は無いね。うん、役に立ちそうなのは……」

セヴェルト・オースツジは偉大なる天使の姿になる。身体中に楽器が貼り付き、顔は優しい女神の様な美しさを持っている。

「.....わたしがげんじつとうひしてるのかな?」

セヴェルトは美しい音色で段ボールハウスを立派な家にする。

「よっと!」

セヴェルトは人間の姿に戻る。ちなみに人間の姿は主人公の姿、髪型、髪の色、服装を最初に変えられる様なゲームの一番最初の姿の様な感じに、個性を消した様な姿。結局、普通である。

「てな感じで段ボールハウス(Fクラス)を普通の会社員(Fクラス)なら60年ローンを組みざるが追えない家が完成させたね。まあ、こんな家は虚像だし無意味だから壊すけどな」

「......」

「正直、自分の力ってよく分からないんだよな。どれ程自分が凄いのか。どれ程自分が弱いのか。自分ってどう言う人物でどう言う状況でどう言う感情を出すのか。とか」

「....かんがえすぎるとだめですよ」

「分かってるよん。だから俺は何も考えない。別に世界を救おうなんて思わないし、この世界を変えようとも思えない。別に俺が差別されようがね。

人が生きる意味も死ぬ意味も哲学も何も考えない。何かを見つけようとも思わない。

ただ、楽しければ良い。そう、聖人の様に!」

「....」

茴香はシャボン玉を吹く。

「わたしもたのしくシャボン玉をふける日がくるといいな....」

「そうそう全てに意味なんか必要無いんだよ。てな訳で、俺は川で魚でも釣ろうかね」

セヴェルトは腕から竿、糸、餌を創造させる。

「百子。釣るぞー」

「うん....」

すると、Aランカーの女性が新人Fランカーの女性と共に偉そうに現れる。

「ああ、ようこそ。此処は火葬市Fランカー……」

「黙りなさい、空気が汚れますわ」

「……」

「私は君島きみしま。ご存じの通り、Aクラスに合格し派閥を創った。通り名は薔薇サイボーグ!」

セヴェルトは茴香に話す。

「……通り名?」

「そうです、だれがかんがえてるがわかりませんがかってによばれます。かえることはできないみたいです.....」

「薔薇サイボーグって……。あ、あれ、流星の怒髪天とかもそんな感じか」

「そうですね....」

「良いなー。カッコイイ通り名欲しいなー。戦おうかな!」

「Fランカーではとおりなはつきません....もっとにんきとかいろいろ.....」

君島は出迎えたホームレスを指差す。

「この薔薇サイボーグの新たな手下。たき!の相手に指名しようじゃないか!」

「そ、そんな……」

「逆らうか。なら、殺し合いだ」

君島は腕から有刺鉄線を出す。

「私は腕がサイボーグ。そして腕には有刺鉄線を仕込んでいるのよ!腕がサイボーグだから有刺鉄線の痛みを感じる事は無い。そして私の腕の装置から冷却、電撃、高熱を出す事が出来るのよ。そう、薔薇の棘の様なこの有刺鉄線で貴方を私の虜にするわ」

滝は宝塚で流れそうなBGMを流す。

「中学生で弟子並の出来の良さ!滝、貴方のデビュー戦は私が必ず美しく勝利を収めてあげるわ!」

「……わ、分かりました。……中学生?見た目、23歳に見えるけど……」

「フン、土下座してくれないと本当に分かってるのか私が分からないわ!」

滝は君島を抑えようとするが君島は人権を乱用する。

「Fランカーの雑魚がこの私と対等に喋れると思うな!私は薔薇なら貴方はススキね!ススキ!秋の代名詞にでもなってなさい!」

「駄目ですよ!私はただ貴方の弟子でありたいだけなんで!」

滝は無能力者。そろばんと雑用が得意。戦闘時にはそろばんの駒で攻撃。

君島は滝の事を少なくとも仲間だと思っていない。後で、サイボーグにでも出来ればと考えている。

しかし滝には超能力があった。

超能力を創造する事。

いつのまにか、超能力を手にいれ創り出す。どの超能力も常識が通用しないレベル。

そろばんが原子爆弾になったり、そろばんが大災害になったり。

そろばんが画期的なエネルギー装置、アダーチムーブになったり。

「そんな勝手な事が許せるわけが無い。代わりに俺、通り名、え〜と……期待の新星、セヴェルト・オースツジが相手になってやる!」

「……!ええ、良いわよ」

「やった!」

「いえ、貴方じゃないわ。そこの可愛い少女が相手ならね」

「え?さっき、俺名前名乗って、それに返事をした……え?」

茴香はシャボン玉を見る。

「いいですよ。わたしはつよいってことをしょうめいします....」

「君島さん!ちょっと可哀想じゃないですか!」

「黙らっしゃい……。デビュー戦は必ず勝たないと駄目なのよ。弱そうなホームレスや普通の男じゃ負けるかもしれないでしょ!」

「そんなに私弱いですかね!?この最大の武器、そろばんの駒があれば大丈夫!」

「……23歳で現役中学生の貴方にあれこれ言う権利は無いのよ!」

「23歳で中学生?どう言う事だ?え?え?百子……」

「しるわけないですよ....」

「……」