複雑・ファジー小説

Re: return world【オリキャラ募集中】 ( No.380 )
日時: 2016/11/29 17:46
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

モルドは試合にエントリーしようとしていた。

「さて私は」

「......」

その時、茴香がモルドより先に試合にエントリーし滝と闘う事になってしまった。

君島と暁は戦略を建てる。

「……安心したよ。モルドじゃなくて茴香のお譲ちゃんだから滝でも勝てるね。モルドだったらエントリーチェンジして私が出るとこだった……」

「そんな弱気じゃ私達が天下を取る日は遠いですわよ。全員、血祭りに上げてミンチにしてあげますわ」

暁はセヴェルト・オースツジを睨む。セヴェルトはモルドの元へ行く。

「百子が……試合に?」

「はい、もうすぐ試合が始まります。妨害すればどうにか」

「いや、それは駄目だ。此処の設備は……うん、ヤバい」

「具体性が無さ過ぎで信用出来ないんですけど」

「んー……ちょっと説明するから来て」

一方、茴香は滝と戦闘準備をする。

「え〜はい……。続いての試合はFランカー同士の闘いです。今後の新人をチェックしたい場合は是非見に行って下さい!

まずは、ユーレッドから滝!0勝0敗0引き分け。そろばんの駒で頑張るらしいです。頑張ってー。

んで、茴香 百子。今度の生贄は少女か……。まあ、うん、墓くらいは立派にさせようぜ……。可哀想だけど」

滝は気まずい感じで茴香に駆け寄る。

「え?……駄目だよ!」

「だいじょうぶです。ころしはしません」

「いやそう言う問題じゃないよ!」

茴香は水色のワンピースみたいな服を着ていて水色のパンプスを履いているポケットからシャボン液と二丁のバブルガンを構える。

「わたしのシャボン玉はきばくしますよ」

バブルガンから放たれた大量のシャボン玉は割れると同時に起爆する。滝は起爆に巻き込まれる。

滝はそろばんを二つ持ち振り回す。

「駄目!私は!」

「わたしのシャボン玉はなにかをうばう.....はじけてきえて、わたしはひとりで生きます」

茴香は大量のシャボン玉は空間に放出させる。

「ばくだんはえんかくそうさしき、タイマーしき等、わたしは....」

滝はいつのまにかそろばんからそろばんで出来た有害物質を創造していた。

「……と、とりあえず計算よ。計算をすれば私の気分は落ち着くわ。あー、そろばんのパチパチ音サイコー」

「.....」

茴香はバブルガンでシャボン玉を飛ばし、シャボン玉をマシンガンの様に撃つ。

滝は何時の間にか、有害物質から核シェルターの様に見えるそろばんを創造する。

「私も超能力が使いたいなー」

シャボン玉はそろばんに遮られる。

「かくじつにたおさないとおとうさん、おかあさんにひとりでもだいじょうぶということをしょうめいできない.....」

「……両親がそんな事を望んでないって!だからシャボン玉撃たないでよ!」

「わたしはかつ....」

「……なら、私も全力で戦う!これでも暗殺者の家系!見てて!」

滝はそろばんの駒を弾き、茴香に発射する。

「一円な〜り、二円な〜り……十円な〜り」

滝のデコピンで発射される駒は弾丸よりも早く、シャボン玉の中に入る。

「わたしはシャボン玉のなかにいろんなものもいれられます....」

「く……流石に年下に負けると恥ずかしい!」

「....」

茴香はシャボン玉を撃ち滝を倒そうとする。

「かった!わたしはかちました.....こわかったですけど、つよかったですけど、これでおとうさん、おかあさんも....」

すると、後ろに滝が現れ、バブルガンを奪い頭に向ける。

「私ってさ、普通だけどさ。普通の暗殺者なのよね。流石に、年上の威厳を見せないと駄目じゃん」

「バブルガンじゃわたしのあたまをうちぬけませんよ」

滝はバブルガンを投げる。

「シャボン液でも十分目くらましになりまっせ!」

バブルガンから放たれるシャボン液が茴香にかけられようとするが、茴香はシャボン液に付けた枠を取り出し大きなシャボン玉を創り出し、シャボン液をガードする。

滝は引き下がる。茴香は子供と言う事があり疲労している。

「ふぃぃ……強い」

「......おかあさん」

すると、VIP席で見ていた君島と暁は行動を開始する。

「このままだとユーレッドの品格が下がりますわ。この暁一族の名にかけて……」

君島は叫ぶ。

「んーそうだね。滝は新しい能力を身に付けた。地面から有刺鉄線を出て、シャボン玉を扱える可愛い可愛い少女にのみ追尾出来る素晴らしい超能力をね」

「……今思ったのですが茴香もスカウトするべきでしたわ……。まあ良いでしょう」

そして、空間内に有刺鉄線が突如現れる。

滝は君島達を見る。

「まさか……」

有刺鉄線は茴香に向かう。茴香は疲弊していた。

「....」

滝は有刺鉄線に突っ込む。

「滝....!」

滝は血だらけになりながらも有刺鉄線を掴む。

「ウグッ……!」

君島は叫ぶ。

「この役立たずが!何してんだよ!バーカ!クソ、会計しか出来ねえそろばんのくせして……」

君島の前にモルドとセヴェルトが現れる。

「真剣勝負に何手出してんの?」

「あ?上等だよ!この後、戦ってやるから覚悟しとけコラァ!」

「お前なんかどーでも良いんだよ。俺がイライラしてんのはお前だよ。紅乃ちゃんよ。清楚なフリして随分と色々やってるだろ。例えばこの設備のシステムを都合の良い様に変更させたりよ。有刺鉄線出しといて誰も何も言わないって言うのは全員老眼としかありえないだろ?」

君島はセヴェルトに叫ぶ。

「うるせー!お前をもやし炒めにすっぞ!」

セヴェルトは指からもやし程のトゲが現れる。

「……お前が一番うるさいよ」

トゲが君島に触れた瞬間、君島は大きく吹き飛ばされ、闘技場から飛び何処かへ消える。

「……セヴェルト」

暁はセヴェルトを見る。

「何見てんだ?お前の相手はホワイトハートだよ。紅乃が騒ぎを大きくしたんだ。お前でけじめつけろよ」

「……私を誰だと思ってるの?」

「……ん?通り名当てクイズ?」

「黙ってろ。私は今、機嫌が悪いんだよ」

「ホワイトハート……口が悪い……え?キャラが……え?」