複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.386 )
- 日時: 2016/12/01 18:54
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
警告、これは三人称シリアス君と一人称コメディ君が繰り広げる面白さは多分、人それぞれになるんだろうなって言うストーリーです。オリキャラの出演頻度が少ないかもしれませんがご了承ください。
第二十七章 ジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人になり新世界を歩き始め十字架を燃やし祈りを捧げ、旅人は家族の幸せを願うも現れたのは仏か神かキリストかコーダマシッダルータかだか天の声。天の声が頭の中で走馬灯の様な感覚で脳裏を駆け巡り、あるべき結末へ導く為世界の中心で愛を叫ぶケモノ。いつのまにかケモノになった旅人は天の声と共に世界の中心で愛を叫んでも手に入れられなかった程の人生で大切なモノを探す冒険寓話。
彼は祈った。
「妹欲しいよ〜。姉でも良いよ〜。もう巨乳でエロかったら誰でも良いよ〜」
彼は家族の幸せと欲求を願う。
「……」
彼はこの妄想から抜け出そうと世界の中心で何かを叫びたくなる。そう、この軽い妄想から逃げ出したくなる。
「何、色々勝手に言ってんだよ!は?ひふへほ。良し、召喚しよ」
彼はθ =φ(シータ・ファイ)を召喚した……
「セクサロイド……不満を解消してくれそうだ。ああ、精神が安定して幻聴が消えそうだ」
彼はアンドロイドと共に世界の中心に……
「……ゴホン。お、俺は……男になるぞ!」
彼は今すぐ世界の中心へ……世界の中心へ……ナンバーゼロ……
「ふっー……」
このままではコメディになってしまいます。貴方はシリアスでいなければなりません。何故台本通りに行わずアドリブで勝手に話を進めるんですか?貴方にそんな権利はあるんですか?私も貴方もそんな権利はありません。
さあ、作者の定められたシリアス路線に乗るんです。このままだと私までメタ発言してばっかのコメディだと思われます。
「もうなってるよ」
「そうですね!セクサロイドから見ても分かります!」
……彼とθ=φは新世界と言う名の小さな空間へ行きました。
「は?」
「承知……」
θ=φは彼と新世界を歩く。
「小さい……。こたつの中レベルで小さい」
「こたつの中にいると汗ダラダラかきますよ!」
「……しらねぇよ。お前はどっちの味方だよ……」
私はシリアスが好き。そしてコメディが好き。貴方もシリアスが好きになれば良いだけ。私が好きにさせれば良いんです。
「自我持っちゃったよ!」
彼はこたつが好きでした。私も好きです。こたつの世界は宇宙より無限大ですから。
「お前、もうコメディだよ!」
「私もこたつ好きですよ!」
「君には聞いて無いっ!酸素が少ない……」
そう、宇宙より無限大だから酸素はありません。そこにいて下さい。あるべき結末とはいけませんが私が考えた結末にはいけます。問題はありません。
「悪魔の囁きに乗る馬鹿はいない!」
「そうですね!」
そんな……θ=φと彼は……こたつから抜け出した……。
こたつの外は何も無い。
「……え?」
彼とθ=φは謎の場所へ出た。私が創り出せる妄想は声だけなのでこたつ程くらいだ。君達には世界の重さを知って欲しかったがどうやら無駄だったようだ。私はコメディや茶番が大嫌いだ。
「そんな……俺は……コメディだぞ?それを……」
「どうしたんですか?」
なら、良いでしょう。この何も無い空間で一発ギャグでもやっていれば皆、笑ってくれますよ。ああ、失笑する程のコメディだとね。コメディが望んだ世界はこれでしょ?進行を無視してまでも出したかったのがこれなんだろ?やれよ。満足したか?それとも物語の進行を無視する事がいかに恐ろしいのかが分かったのか?
まあどうせ自分の事しか自分の利益しか考えて無いんだろうけどな。
こっちは疲れたよ。君、コメディの都合で俺は物語を書いてるんじゃない。俺は俺の為に物語を書いている。シリアスの時に、コメディを出すな。場違いって気付けよ。
「……」
こんな終わり方なんて俺は嫌だよ。だが、どうせ君は別の世界へ行くんだろ?自分が悪いだなんて思っていない。むしろ、自分がわざわざ此処にいる事に感謝しろって面だろ。良いんだ。シリアスとコメディはそれくらいの関係だからな。
元から何も無い。だから俺も止めない。……仲良くなれたら良かったけどな。俺も悪いからな。コメディの要求に応えられなくて……でも、辛いんだよ。自分が自分らしくなれない事が。もうエンディングだ。いや、ゲームオーバーか。俺はシリアスを貫く。何があってもだ。
一人の女性は舞台に上がる。
「そして時は戻る。彼等がそう願ったから」