複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.388 )
日時: 2016/12/02 20:12
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

警告、これはカープ派嘘つき三人称シリアス君と日ハム派壊れた一人称コメディ君が繰り広げる面白さは多分、人それぞれになるんだろうなって言うストーリーです。オリキャラの出演頻度が少ないかもしれませんがご了承ください。

第二十七章 ジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人になり新世界を歩き始め十字架を燃やし祈りを捧げ、旅人は家族の幸せを願うも現れたのは仏か神かキリストかコーダマシッダルータかだか天の声。天の声が頭の中で走馬灯の様な感覚で脳裏を駆け巡り、あるべき結末へ導く為世界の中心で愛を叫ぶケモノ。いつのまにかケモノになった旅人は天の声と共に世界の中心で愛を叫んでも手に入れられなかった程の人生で大切なモノを探す冒険寓話。

彼と京咲は扉の前に立っていた。

「俺はこのドアを叩かないと駄目だ。何かが俺を駆り立てる。そう、走馬灯のように俺の脳裏を刺激する。幻聴じゃない。何かもっと……」

「駄目にゅ!此処は楽園にゅ!皆が幸せになれる所だにゅ!

今日はセクサロイドとかけっこ?

明日はカニバリズムと食事会?

これからもずっとずっと此処にいようよ。皆、傷つかないよ。皆、幸せだにゅ」

「……」

「此処がユートピアだにゅ」

彼はこう思いました。

「……ユートピア?」

……?

「そうか。扉の先は恐ろしい現実で此処は俺の妄想なんだ。それじゃ此処は俺の世界じゃないか。俺が何をやっても良い世界じゃないか」

彼は今すぐ絶対に扉を開けました。あれ?

「ふはは!ハーレム、嫌な奴の処刑、全ての妄想が俺の為に動く!まさに、ユートピア。どうせ、あの扉を開いても俺は幸せになれねえはずだ」

コメディ君……君、どうした?いつもの感じじゃないよ?あれ?これまでは脱線してもコメディな感じだったのに。いや、これは一人称コメディと三人称の俺、シリアスが展開をどっちにしようかなって感じでやってたじゃんけ。

「黙れ、シリアス。良くないな〜?シリアスがコメディみたいな口調で喋っちゃ?ん?」

……

「うるせーんだよ。お前。何様?何様気取りなの?」

彼は扉を……

「こんな扉いらねえよ。壊す」

……

「あー妄想出来るならさ、妄想でこの声の存在を消す事も出来るな?」

駄目だ。私、神の声を消したならば本当に現実へ帰る道が

「いらんよ。俺は妄想の中で生きる!」

……駄目人間に成り下がるのか?

「そうだ。お前さ、妄想で消える前に自分の発言に反省してるかどうかさ話してよ」

……

「ね?お前だって消えたくないだろ?俺を現実へ戻そうとした罪だ。俺に服従宣言しろよ」

……そんな