複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.404 )
- 日時: 2016/12/09 16:03
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
プチシュークリームさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
今後とも宜しくお願いします!
此処からは本編となっております。
蟻ヶ十佐木はナツと桐生の元へ行く。
「怪獣窃盗団幹部、モットーは挨拶は大切に。蟻ヶ十佐木!十秒で終わらせてあげるわ」
「ハロハロ〜。隕石落下〜」
ナツは指を鳴らす。すると、隕石が反応し軌道を変え地球に向かって落下させようとする。
「地球自体には影響があまり無い大きさの隕石の予測確認!!このまま、ウサギさんに落ちます!ボクの予言は絶対だよ??」
蟻ヶ十佐木の大きさは10m。怪獣にしては小柄だが、戦闘能力が異常に高い。男性のタイプは挨拶する人。
「挨拶する度、私は強くなる。感謝する度、私は最強になれる」
「それで何で窃盗するの!?」
蟻ヶ十佐木は大量の隕石に向かって跳ぶ。そして、その隕石を掴み、桐生達に投げる。
「……今日の天気は晴れ時々隕石。隕石が貴方達の頭上に降る事があります。御注意を」
「私の能力は地球に隕石を呼び寄せる事じゃないよ?
落下させる事〜」
ナツは指を鳴らす。すると、隕石はその場で地面に落ちる。ナツはマシンガンを蟻ヶ十佐木に向ける。
「空中は身動きが取れないね!バイバーイ!」
蟻ヶ十佐木は感謝する。
「ありがとう。センキュー♪シェシェ!え〜と、ボンジョールノ!それから……これくらいでいっか。
今、私は何をしたと思う?
そう、挨拶ドーピング。
挨拶を連呼すればするほど、私の戦闘力はぐんぐん上がる。
そして変身出来るのよ。鷺に!」
蟻ヶ十佐木は翼とくちばしが生える。ついでに名前が蟻ヶ十鷺になる。
「私の戦闘力は53万です。しかし、本気でやる訳ではありませんのでご心配なく……」
ナツはマシンガンを撃つが蟻ヶ十鷺は羽で十字の模様を創り出し、ナツに飛ばす。
「テン・ラビッツ!ウサギは天を跳ぶ。サンキュー!」
ナツは笑う。
「狩人はウサギだろうが鳥だろうが全て打ち取るの!」
「何!?」
蟻ヶ十鷺の後ろに桐生が隕石に乗って現れる。
「いつのまに!?」
「隕石の落下タイミングで、飛び乗れる事も可能なのよ!」
「うああああああああ!!」
「挨拶に気持ちを込めていかないとそれは挨拶って言わないよ!!
全ては運命の通りに。
運命に従ってくれてありがとね♪」
蟻ヶ十鷺は桐生にショットガンで頭を撃たれる。
ミスターHとセヴェルトは双眼鏡で見る。
「見事!流石、幼女達」
「桐生って19歳だぞ?……もう、ストライクゾーンが分からんよ」
一方、小夜奈良異音とシャルロット、無闇は。
「グハッ……!」
無闇とシャルロットは必死に逃げるが、素早い動きで小夜奈良異音に殴られる。
「無闇。ライオンの視界から外れないと消される....」
「知ってるよ……痛っ……」
「ボボボボボッボーンッ!」
小夜奈良異音は視界の景色を消してしまう。
「……強い……」
「.....でも戦わないと」
「この世に永遠等無い。そう、全て消えるのだ。其処に美しさ、儚さ、愛くるしさはある。
俺は幸せ者だよ。何か失う瞬間を常に発動出来るのだから。そう、見たい時に私は消える事の美しさを見る事が出来る!
何も無い空虚感さえ、私の中では宝物だよ。だからよ。
お前等、早く消えろよ。な?」
小夜奈良異音。大きさは奈良の大仏くらい。音楽と夜と挨拶が好き。
「……ううっ」
「男なら弱音を吐くな....騎士なら強く誇り高くあるべきだ」
「ボクは、人間の考えに屈しない。ボクは……」
「....普通に生きたかった....そう考えているのか?」
「……!」
「何かを語る暇があるのか?挨拶は大事だぞ?一言、すみませんでしたって土下座すれば良いだけだ。楽に消させてやるよ。
ボボボボーッンッ!」
小夜奈良異音は回転しながら、能力を発動する。すると、視界に入った全てのモノが消える。雲も空も地面も。まるで宇宙空間の様に真っ黒になり重力が変動する。
「宇宙も消せるぞ?宇宙が消えたら、私自身も生きていられなくなるかもしれないが其処まではしない。だが、酸素を含む空気が消えた。私は宇宙空間でも生きられる。と言うか、私と言う生命体に酸素は不要だ。水と食料と、ある物質さえあれば生きられる」
シャルロットと無闇は範囲外の所まで逃げる。セヴェルトやミスターH、ナツ、桐生も避難する。
直、小夜奈良異音が死んでも消えたモノは取り返せない。
「....本気にならないと勝てないね。僕の能力はギャンブルだから上手く行くか分からないけど」
「……あ!」
無闇の頭にアイデアが思い浮かぶ。
「とにかく、僕がカードを何度も引くしかない」
シャルロットは小アルカナのカードを引く。
「【Cups・Page】」
剣を地面に突き刺し津波を起こさせた後で巨大な渦潮で追撃する。
津波は渦潮と共に小夜奈良異音を襲うが、津波を地面ごと消してしまう。
「良い魔法だ。だが、挨拶の魔法には勝てぬ!」
「【Wands・Knight】」
炎の不死鳥を身に纏いそのまま敵に突撃する この状態になると自由に空を飛ぶことが出来る。
「駄目だ....僕ごと消されてしまう....でも...」
炎の不死鳥に無闇は放つすごく大量の種に火を付ける。
「視界に入りきれない程の種なら....」
小夜奈良異音を覆う程の大きさの種の集まりが小夜奈良異音を襲う。
小夜奈良異音は高速に動き、種の集まりを回避する。
「何も俺は能力に頼っている訳じゃない。俺は身体能力も高い」
「【Coins・Knight】」
岩の巨人を召喚し敵を拳で殴りつける。
しかし、岩の巨人も消されてしまう。
「.....」
「終わりだ。消えろ……!」
すると、小夜奈良異音の下からツルが生え、小夜奈良異音を縛る。動いても、千切れない。
「ツルを消せば自分の身体も消えるよ?」
「……!だが俺を殺す事は出来ないぞ!」
シャルロットは棒、剣、聖杯、硬貨のタロットカードを見せる。
「生命の樹の来光は消せない。視界に見えない程のスピードで動くから。【one】
【Final・Slash】」
棒、剣、聖杯、硬貨のタロットカードの力を全て解放して放つ必殺技。虹色に輝く剣で眼には見えない神速の連続斬りで対象を切り刻む。
数札の位が大きい程、威力が増加する。
小夜奈良異音は切り刻まれる。
「....終わった」
小夜奈良異音や蟻ヶ十鷺達は何も無い空間に堕ち消える。
桐生は未来を見る。
「エミュだみゅ!博士大好きだみゅ^ ^」
「……」
其処に人が現れる。
「どっちが博士だ?どっちでも良いか。どっちも殺せば良いんだから。ヒワノからの報酬は俺の価値に値する。ガボガボ儲からせて頂くぜ?」
大麻を摘めたパイプの匂いがした男はエミュと言う人物と博士と言う人物をナイフで正面から襲おうとする。
桐生は呟く。
「……哀川博士が危険。神谷博士に知らせないと駄目だね〜……。ヒワノが動き出すかも」
何も無い部屋で、一人の人間は何かを飲んでいた。
「小夜奈良異音達が倒されました。怪獣窃盗団は壊滅状態にあります」
「使えないね〜。折角、地獄門博士や一君に良い手土産が出来たのに。
これじゃ、超能力を与えている意味が無くなっちゃうよ。イラージェスみたいに強力な能力が育ってきたと言うのに」
「ヒワノ様……」
「……でも、偶然にも今の戦士達の居場所は分かったよ。彼等が聞いたら喜ぶだろうね」
「……」
「ただ、ネズミルク君が誰かと極秘に組んでいたのは分かっている。調べてくれ」
「はい」
「あの地域は暁一族が占領していたな。ベリーベルに任せてみようか……んー……」