複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.409 )
- 日時: 2016/12/14 18:50
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
大木はパーヴェル・幅重 と話す。
「大木。今日はコロシアムに行かなくて良いのか?」
「コロシアム?何だそりゃ?」
「今日は中々の試合だ。私も腕が刀が鳴る」
「……」
パーヴェルは大木を連れて小林財閥本社跡地、現在はアダムの支社の建設中のビルに行く。
「此処は?」
「今さら何を言っている。此処はかつて、小林財閥が娯楽、資金集めとしてやっていた殺し合いの場だ。そして小林会長が此処で死んだ噂もある……」
「……」
「んで、殺し合いの最高のギャンブルをして遊ぶ。俺は雑用以外はコロシアムに参加するか予想するかで遊んでる。お前も良く、一緒にやってたろ?」
「……は、はい」
大木は心の中で思う。
(……クズでギャンブル好きとか……ヤバいよ……)
「それじゃ俺は試合に出る。勿論、俺に賭けてくれよ。金は山分けだ」
「……」
数分後、パーヴェルは敵と闘う。
「さあ、相手は元小林財閥直属部隊、朽葉 蓮(くちば れん)。圧倒的なバランス感覚を持っています」
朽葉はマシンガンを使い、パーヴェルを撃つ。パーヴェルは刀を構えるだけ。
「……居合だけで弾丸を斬るのか。……この実力で雑用とは……いや、看守の言う事聞かないだけか」
「懺愚刀・滅呪。この刀は人間を斬らない。
抜刀……!」
抜刀音が響くと朽葉は倒れる。しかし弾丸はまだ斬れていない。
「呪解放・懺髏刀・死響鬼。
斬りたい物だけを斬る。これがあるべき刀の姿。暗殺者の姿」
パーヴェルは一瞬で双剣を装備し弾丸を斬る。
「刃こぼれ無し。見事」
大木は金を貰う。パーヴェルはその場を去る。
「毎回言ってるが看守や指導者には気付かれるなよ。悪い虫が集ると気分が悪い」
「……」
大木もその場を去る。
「まず人間関係からやり直さないと……駄目な気がする……」
すると、大木は何者かに止められる。
「大木……アンタ。昨日補導って言ったよね?リストラも時間の問題だよ?」
「す、すみません!すみませんでした!」
「……結構素直だね?明日は雨でも降りそう……」
彼女の名前はフローラ=クレッシェンド=アンサンブル。11歳にして指導者として活躍。オレンジのロングヘアに緑のタレ目に眼鏡をかけ、黄色のゴスロリ風の服装をしている美少女。毒舌家としても有名。
大木は特に指導者から嫌われており、リストラ候補にも挙げている。
大木はフローラに連れられて指導室に来られる。
「どうもー。フラン・エンディングでーす。なめたら殺すんで。せいぜい生き残って下さーい」
彼の名前はフラン・エンディング。目を付けられたら最後、平気で大木の様な奴を殺してしまう指導者。拷問とかしちゃう看守的ポジション。
現在きのこの被りモノをしている。4300円(税込)。
「いやーマジ最高だよ。今日こそ大木ぶち殺せるんでー」
「今日から真面目にやるから!俺変わったんだよ!」
「そんな奴が補導忘れる訳無いでしょ!」
もう一人の指導者は忍者の格好をしている。
「……フラン。フローラ。このくらいにしてやれ。今の彼にはクズの匂いがしない」
彼の名前は闕見我 理生(こちみが りお)。元天淵一族の一員。詳細不明。
「うるせーよ。指図すんの止めてくれませんか?うぜーんだよ。殺すぞ?」
大木は思う。
(ミスターHより面倒な奴等だが、まず上の立場の奴の評価を上げ俺は直属部隊に成り上がる。後は任務に積極的に参加する。とにかく俺は身体、精神を鍛え上げるんだ!そして大木と同等の位置に立ち話し合う。話し合って身体戻れるのかどうか分からないが何もしないよりはマシだ!)
「指導の方、宜しくお願いします。決してもうサボらないので」
「……」
「なら土下座だー土下座ー。泣いて靴舐めろー。許さないけど」
「アンタ、まず、すみませんでしたでしょ……」
「まあ改心したんだから良いでしょ。またサボればリストラ候補に挙げれば良いだけ……」
大木は指導者により鍛練を重ねる。
(問題は大木の人間関係だよ。パーヴェルの事から考えるとかなりヤバい奴とつるんでるかもしれない……)
大木は大須賀、貝田、磯野、ミスターHに連れられる。
「大木。今日も酒飲むぞ……。雑用なんてやってらんねえよ」
「まあ、ミゴ・ロークフよりは良い環境だろ。なあ?直属部隊の貝田君♪」
「うるさいぞ!看守長にバレたらクビだ!」
大木達がいたのは、君島が経営している居酒屋。現在はミゴ・ロークフの本社の所に移転している。店にはロビンソンの遺影が飾ってある。
「此処はよ、ゴミの時から通ってたんだよ。あの頃の方がやる気は無かったけど気の合う仲間しかいなくてよ……。一之瀬!川崎とどっか行きやがって……」
「大須賀……」
「俺は上の奴等をぶっ潰す。んで一之瀬の約束を果たす!」
大木は考える。
(人間関係は悪いと思っていたが一部の人間は何か……)
「それより、大木。彼女とはうまく行っているのか!あの娘は良い子だぞ!」
「彼女?……え?」
すると、ウルフカットの黒髪 紅鳶色の瞳 左目は桃色の義眼
身長は凡そ190cm(長いこと測っていない)、浮き出た両腕の血管と腹部の刃物の疵痕が印象的の男性が現れる。
「探したぜ?大木……」
「お前は……」
「チンピラで伸し上がる所を見せてくれよ。この為に俺はアダムを捨てたんだぞ?」
「ベリーベル・エクセリューナ!なんで此処に!」
「……?」
ミスターHは驚く。
「ベリーベル!?土井と同レベルのエリート暗殺者!……何で此処に?」
ベリーベル・エクセリューナ。土井と大木を知る人物。