複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.410 )
- 日時: 2016/12/14 19:58
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ベリーベルは大木と居酒屋の外で話す。
「チンピラ集めて、アダム、天淵一族、エンドレス、エイトハンドレッド全部潰すんだろ?だから資金と力を貸してやろうって時に逃げるのは無いだろ?」
(どんな約束してんだよ!ベリーベルも何でこいつと約束出来んだよ!)
「俺達は同じ暗殺候補施設の腐れ縁だろ?共に同じ釜の飯を食べた仲間だ。お前だけは金で買えないよ」
(大木がこいつとそんな繋がりが……。って中々の信頼度じゃないか……。俺でさえあんま話した事無いのに)
「ほら、金あるじゃねえか。俺が金に五月蝿いのは知ってるだろ?キッチリ耳は揃えてくれよ。俺はいつでもアダムみたいなクソ組織潰す事なんて訳ねえぞ。土井も本性表しやがって……」
「……」
「まあ俺はゆっくりお前と人生楽しむよ。軍人の時よりもよっぽど最高だ」
「分かった……分かった」
「お前、変わったか?」
「……なあ、俺と土井が入れ替わったって言ったら信じる?」
「……」
「もしも、の話だぞ……。そんな考えるなよ」
「ああ……そうだな。俺にはどうでも良い」
ベリーベルはその場を去る。
「……後は土井に聞いてみるか。うまくいけば利用出来るかもな。金儲けの」
大木は店に戻ろうとした時、エイトハンドレッドの直属部隊達が店の前で会話をしていた。
「エデルはどーした!?」
「ペットの用事でもういない.....しかし、虚の下に付く事になるとは....!」
「お兄様....!エデルよりも私をずっと見て下さいまし?」
ワンスモア・Iとドゥーロ、忍賀はスマホで連絡をしていた。
「・・・・現在調査中。かなりマズイ・・・・」
「ワンスモアは何をしてるの?暗殺系アイドルのボディガードが電話するなんて駄目でしょ!」
と、忍賀は無料通話アプリでドゥーロに送信する。ドゥーロはオンラインゲームでフレンド対戦中。
すると、一人で行動していた霊犀がいた。
「あれが……霊犀 結香」
忍賀は呟く。
「コネ入社の霊犀ちゃんは何をしてるのかしら?」
「.....」
「凄いわね。コネって。コネコネ〜」
「忍賀。コネの意味知ってるのか....?」
「……だまらっしゃい。悪口になれば良いのよ!」
「...」
「フン!強気なのも今の内よ!実力の差を嫌と言う程見せてやるよ。暗殺系アイドルなめんな」
霊犀は笑って何かを言おうとしたが忍賀はツバを吐きながら去る。
「大丈夫か?」
「君は....?」
「ああ、雑用の大木です。ほら、同じ会社の」
「あ.....うん。思い出したよ.....!いつもありがとね」
「はい……」
看守長は叫ぶ。
「霊犀!行くぞ!……今日は教祖様から貰った竜神玉がある。ギャンブルもうまく行くぞ!」
「はい....北沢さん....」
北沢。看守長だが、実にクズで無能。名も無き教団の信者であり、教祖の言う事を鵜呑みにし行動を起こす。
暗殺者が任務で死にかけても、北沢は助けず平然と髪のセットを優先する。
自分より下と思った者は容赦無く蔑む。むしろ、嫌がらせをする。
暗殺者達の不満は募る。
「ならお前等に暗殺者の管理が出来るのか!?やれるもんならやってみろ!」
開き直りも得意の様だ。