複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.415 )
日時: 2016/12/16 18:08
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

大木はエデルを眺める。

「あれがエデル……」

エデルは大木の存在に気付きペットショップから出る。

「お、大木っ!なんて此処にぃぃぃぃ!?」

エデル。基本的に慌てている。オタクっぽい。容姿は銀髪ポニーテール、大きい青色の目。黒渕眼鏡を掛けている。紺色のローブを着ていて、中にはナイフが数本入っている。

エデルは怯える。

「お、お金は貸しませんよッ!!!」

「違うって。ちょっと挨拶したくてね……」

「そ、そうですかっ!!」

「はい、こうして直属部隊の皆さんと話して、アドバイスとかも欲しいので」

「い、意外……ッ!」

エデルはスマートフォンを手にする。

「そ、それじゃ!連絡先交換しましょう!何か、思ったより良い人で良かったです!カッコイイし!」

「あ、ああ……」

(顔だけで生きてた感じだな、大木って……)

すると、店長がやってくる。

「店を出てもらうのは困るよ……。お友達かい?」

「あ、す、すみませんっ!!」

「良いんだ」

大木は構える。

「……何で俺は戦闘態勢に入っているんだ?」

店長はエデルと共に店の中に入る。

「……?」

店長は少女漫画を読む。

「君はオタクらしいね。こういう漫画も好きなのかな?」

「はい!!大好きです!!」

「ラブストーリーか。私も好きだよ。特にあれだ。

タイムリーフ系とか」

「……私はペットとか可愛い動物とか良いですよね」

「確かに。私は猫が好きなんだよ」

店長は二つの全く関係が無いまどろみと言うシリアスファンタジー漫画と死にゆく者に祝福をと言うサバイバルファンタジー漫画を見る。

「私はこの二つの物語を関連性を持ち交差させるのが好きだ。

簡単に言えば、時間軸をパワレルワールドとし、隣り合わせにさせると言う事。

そして頭の中で妄想をするんだ。まどろみのヒロインと死にゆく者に祝福を、の主人公を私の頭の中の世界で。

世界を越え、結ばれる事を。

ロマンチックだと思わないか?

そして物語の影響を受けない様に二人はまた漫画に戻る。

違う時間軸の世界では漫画の様な恋なんか出来ない。

儚くも綺麗な物語」

店長は猫に触れようとするが猫は逃げる。

「恋とは素晴らしいよ。実に素晴らしい。私の生きている意味を実感出来る」

店長は電話をする。

「……」

「残間!貴様……」

大木は霊犀等、直属部隊に積極的に話しかけていた。理由はアドバイスを貰う為である。

「次は……ティラトーレさん達か」

大木はブリエ・ティラトーレ。エクラ・ティラトーレの所へ行く。

ブリエ・ティラトーレ。

穏やかな好青年で芝居がかった喋り方をする。
165cm 63㎏ 金髪の髪に蒼い瞳 身体中に痣と傷痕がある
黒のブレザーに黒のベスト ワイシャツ 黒のネクタイに 黒のズボン 手には白い手袋。

元々は裕福な家庭に育ったがある日、両親を殺害され人身売買組織に売られる
双子はマフィアに売却されると闇社会に流通するいわゆる裏ビデオ(しかも異常性癖者、御用達の特別刺激の強いもの)の被写体として虐待され続け、その一環として撮影者たちが趣向として人殺しを強要し続けた結果、人間としての人格が崩壊される
その後、構成員を全員殺害し脱走
しかし殺しを狩りと思い込むまでに精神が崩壊された双子はやがてフリーランスの殺し屋になった
過去の経験から自己形成がかなり歪んでおり妹を病的に溺愛している
更にそれは近視相姦の域に達しており兄妹の一線を超えてしまっている
人を殺す事に快楽を感じる異常者で殺しを『狩り』標的『獲物』と称している
また妹を傷つけられると烈火の如く激昂する。

武器は汎用機関銃【M240G】(対未確認生命体、特殊徹甲弾使用) 猟銃【ウィンチェスターM1300】 クレイモア 手榴弾

エクラ・ティラトーレ
両親が殺害されたさい未確認生命体に右目を失明させられる
マフィアに虐待の他に強姦されており兄と同じく人間としての人格が崩壊されている
ブリエと同じく殺しを狩りのように楽しんでおりトラバサミといったブービートラップを仕掛けて来る
重度のブラコンで平気でブリエにキスする程でブリエと何度も近視相姦をしているがそれは過去にマフィアに強姦されたトラウマが影響しておりあの時の恐怖を忘れる為にブリエと交わっている
元々、裕福な家庭に生まれた為か礼儀作法はしっかりとしている
武器は軽機関銃【Mk48機関銃】(M203グレネードランチャー装備 対未確認生命体、特殊徹甲弾使用) ボウガン(使用する矢は全て小型爆弾を内蔵している) バルディッシュ トラバサミや小型爆弾といったブービートラップ

「……」

ブリエは即座に汎用機関銃【M240G】を設置し構える。設置スピードはかなり早い。

エクラは軽機関銃【Mk48機関銃】を設置し構える。設置スピードも早い。

さらに、あらかじめ用意されていたトラバサミ等のブービートラップが発動しようとしていた。

「これ知り合い来たらどうするんですか……」

「妹以外はどうでも良い....死んで初めて妹の為に役に立つ生物等、早く死ねば良い」

「……」

(いるよな……暗殺者が天職な奴って……。ヤバい……育ちの良い人達って思ってたら大間違いだよ……アドバイスって言ってる場合じゃないな)

「しかし虚の部下になるとは僕も落ちぶれたモノだ。

虚とは一回裏切られているのに。僕は.....震えるんだよ。彼に。彼にしか無いモノに」

「虚って……社長さんですか。一回も会った事無いな」

「僕達の父親、母親を殺し僕達をあの人身売買組織に売り払ったマフィア達。

裏ビデオ(しかも異常性癖者、御用達の特別刺激の強いもの)の被写体として虐待され続け、その一環として撮影者たちが趣向として人殺しを強要し続けた奴等」

ブリエの身体は傷と痣だらけ。ブリエは鏡を見る。

「僕は鏡を見たくない。僕達は幸せだった時と比べて醜いからね。だから鏡を割る。それが僕達にとっての普通。そして他の人の鏡も割りたくなるんだ.....!

醜い事にも気付かない可哀想な獲物を狩る。これが僕達にとっての普通。

でも他の人達はそれは精神崩壊って言うらしいんだ。

僕はただ、妹を愛し、自分の脳の命令に従っているだけ。

人を殺せってね」

「……」

エクラは銃から離れ椅子に座り、ブリエはエクラの足に寄りかかる。

「お兄様.....今日も変わらず素敵ですわ」

そう言ってエクラは人形で遊び始める。ブリエは人形制作が得意。エクラはその人形で遊び始める。

人形は今まで殺した人々の形を不思議としていた。悪趣味では収まりきれない闇が其処にある。

「.....貴方の鏡は今までと違いますわ。今までのウサギ達は皆、鏡さえも見ようとしなかった者ばかり。

ですけど貴方は.....鏡をずっと見ている。まるで自分の事が何も分かっていない様に。

まるで、鏡と本体が別人の様に」

「……」

鏡は全てを写してくれる訳ではない。

精神までは写せない。

鏡の中には大木。本体は土井がいた。

「不思議な人ですわね」