複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.432 )
- 日時: 2017/01/06 20:28
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ムース=パスティス。人口2000万の王国、パスティス王国の王女。
現在、父が日本との交流の為母と娘と共に東京を旅行中である。
パスティス王国は非常に美しい国で甘い菓子等の材料等を主な輸出品としている。
「この街は禍々しいネオンの街ですわね。誇り高き母国とは全然違いますわ」
父親は何かを部下にムースの元へ運ばせる。
それは桃色のロングへアに桃色の瞳が特徴の白人の美女。純白のコルセット姿からは想像もつかない何かであった。
父は優しく笑う。
「パスティスのお気に入りの拷問器具は全部用意したぞ。国からの許可は出ているから自由に拷問して良い。ただし公園にいるホームレスに限ってだがね」
「こんな国に遠慮はいらないと思いますわ」
「まあ躾が行き届いていないらしいしこの国は法治国家と聞く。まあ、そのうちこの土地を植民地にして少なくなった国民を多いに増やせば良い」
「そうですわね。焦っていたら目の前の拷問を楽しめませんわ」
一方、日本の偉い方は。
「パスティス王国。黒い噂が絶えない王国だ。毎日人が多くの数で行方不明になっている。観光客も被害に遭ってるみたいで……」
「恐ろしいのは領地拡大だ。パスティス王国は死病のクジラと言っていい。行方不明者を出しておきながら他国と戦争を行い領地を奪いその土地を植民地にしてしまう。植民地の住民も大幅に行方不明者が増えているしな。そして人が減りまた人がいる領地を求めて戦争する。いずれ自滅しそうだな」
「しかし……日本を狙うと?でも戦争って訳じゃ無い様ですけど。戦争する気なら交流なんて持ちかけませんよ」
「日本との関係はこっちが完全に甘えている状況だ」
「我々は犬って事ですか」
「とりあえず、行方不明者……いや、あえて言おう。理不尽に死刑を執行された罪無き人々を守るんだ。じゃないとこの国は植民地と同じ扱いにされる。他国とも共同してパスティス王国を説得するしかない」
「……犯罪者や前科者、無職者を与えれば……」
「……向こうがそれで満足する訳が無い。やはり他国からの応援を要請するしかない。他人の生命を「玩具」としか認識していないからな。権力が無かったら大量殺人鬼だ」
ムース=パスティスの朝は拷問されている人間の断末魔から始まる。
「朝から聞く断末魔は脳を起こすのに最高の目覚まし代わりですわ」
自動的に拷問を執行する装置を駆使し寝ていても拷問を感じる事が出来非常に気分が良くなるそう。
「今日は何人の国民を磔にしましょうか」
母は部下を連れてやってくる。
「新しい拷問器具は買わなくて良いのかしら?」
「お母様。汚い血が付いておりますわ」
「そうですわね。これはパスティス王国で拷問した際に付けた血。しかし新しい植民地の人間はいつになっても楽しみな事。でも美しい国で育った故郷の断末魔も忘れちゃ駄目よ。故郷こそ原点。故郷を大切にしてこそ植民地も分け隔てなく拷問をする。
故郷に素敵な拷問器具や血肉を注いであげて処刑と言う娯楽を楽しむ。
故郷の素晴らしさも分からない玩具には拷問を。(反逆者)
故郷から逃げてしまう玩具にも拷問を。(逃亡者)
故郷に留まる素敵な玩具にもご褒美に拷問を。(生贄)」
理屈をこねているが結局は人を殺したい衝動を楽しんでいる。また興奮作用が出て来る為色んな欲が湧き出てくる。
「国民の悲鳴や血を見ながら大好物のムースを食べる……ああ、なんて幸せなのでしょう。この国の国民は全て私の玩具ですわ」
彼女は人間が二度死ぬ事を知らない。