複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.48 )
日時: 2016/07/20 19:24
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

前田と道ノ里は、渋谷駅から電車に乗る。


「池袋?どうして?」


「早く行きましょう」

「事情を説明してくれよ……。と言うか俺はこれから出勤しないと駄目なんだよ」



前田と道ノ里は池袋へ行く。



「通勤ラッシュだからかなり混んでるな……」


道ノ里は前田と混雑した満員電車の中で話す。




「それでは事情を説明します」


「いや……ちょっと!?この状態じゃ……」




「これから我々はある高層ビルに行きます」


「ああ……サンシャイン90だろ?あの90階もある超高層ビルだっけ?それより、俺通勤しないと……」



「そこで、東京の美少女を狙うミスターHを貴方が倒すのです」



「はい?え?何?ちょっと電車の音で聞こえない!」




すると、電車の音が消える。




「ミスターHは、美少女を殺してまでもヘソや身体を舐めたいと言う異常な性癖を持っています。貴方はそれを止めるのです」



「何で、そんな事を俺が?警察にやってもらえよ!それより、4年ぶりの再会なのにもう少し、こう……なんだろう?と言うか電車の音聞こえなくなったのは何故?」



「今は、会社よりもミスターHを倒す事を考えて下さい」


「無理!俺には妻と子供がいるんだよ!」






道ノ里と前田は池袋へ行き、あるビルの横に謎の階段を道ノ里は出現させる。



「これってやっぱりサンシャインだろ?」


「それより早く階段に行って下さい」


「それより会社に電話して休み取らないと……」





前田は会社に電話して休む。


「……妻に怒られるだろうな」


「早く行って下さい」



「ちょっと、待って……。まさか、此処でいやらしい事をするのか?俺には、子供がいるんだぞ!」



「良いから早く行って下さい」








階段を降りると、其処はまるで家のような空間が広がる。




「よっ!俺は一一ってんだ!よろしくな!」



突如現れた青年は、前田を歓迎する。



またもう一人の青年が現れる。



「やあ。僕は士。地獄門士だよ。よろしく」







「あー……何だ此処?」






一は説明をする。



「急に連れてこられたから分からないだろう!良いぜ良いぜ!こういう反応は好きだぜえ!!」



「……とりあえず説明を」







地獄門は話す。



「此処はミスターH被害者の会。簡単に言えば、ミスターHにより被害にあった女性がミスターHを社会的に罰するのではなく、物理的に罰しようと言う会だよ!

僕と一は彼女に被害が及び殺され、道ノ里は協力者なんだよね」






「成程……」




道ノ里はその他のメンバーを呼び、自己紹介する。






「あたしはイズ。被害者で殺されかけたわ。他の奴らは別にどうでもいいけど、あたしはこのままじゃ嫌だ。絶対に殺してやる」



イズ。年齢は22歳。性格は最も自分のことが大事、お人好しはただのバカと思いつつも心根は白く、困っている人間を放っておけない。悪ぶっていて、強くなろうとしている。

容姿は腰までの鮮やかな赤髪に翡翠色と赤黒い色のオッドアイ。何故かフード付きの黒色ローブで顔を隠している。それなりに整った顔立ち。小柄で華奢、正直子供。職業は夜の仕事。







「俺は望月 桐(もちづき とう)。彼女が被害者で引きこもってな」


望月 桐。年齢は25歳。性格は明るいが、無理する時がある。容姿は茶髪で派手な白スーツを装着。職業は夜の仕事。










「はじめましてではありませんが、道ノ里月華です」



道ノ里 月華。年齢は22歳。灰色のロングヘアに、黒のパーカーを着用。

前田と七里の同級生で同じクラスだった。職業は臨時教師。今日は休み。







「さっきも言ったけど、僕は地獄門 士だよ」


地獄門 士。年齢は24歳。オールバックの白の髪に、メガネ、白衣を着ている。職業は大学で研究している科学者。




「俺は一だ!宜しくな!」


一 一。年齢は30歳。性格は明るい。とにかく明るい。誰とでも仲良くなれるハイスペック。容姿は黒髪のオールバック。








「それで……俺は何故、ミスターHと?」





道ノ里は前田に語る。



「ミスターHは、嘗ての貴方の親友。袴田はかまだだからです」


「何……!?」




一は前田に向かう。


「彼の心を溶かすのは前田、お前だけだ!」



「……そうなら……やるしかないな。親友の道を正さないと……!」







地獄門と道ノ里はその場を去る。





イズは前田と話す。




「とにかく、足を引っ張らないでね?」


「大丈夫だ……!多分。でもまず奴を見つける所からだな……」








前田は池袋をイズと一と散歩する。


「他の人は?」


「ああ!別グループで行っているぜ!」


「成程……」






すると、電光掲示板では、約八体の死体が吉祥寺の公園の池で散らばりながら浮いている事件を見る。

そして、ダイニングメッセージの事も報道されていた。




一は前田に質問する。


「まさか犯人か!」

「ち、違いますよ!」

「そうだよな!同姓同名だな!」








「今、新しい情報が入りました。七里さんの遺体が渋谷に落ちていたおそれがあります。さらに、その遺体の中から……え〜と、警察が先程公表していますが、第一のエラー事件。と書かれた携帯のメールから発見されました」






「エラー事件?」


一とイズは驚くが、前田は驚かない。



一とイズは小声で話す。



「前田って本当に犯人なの?」

「分からないが犯人なら捕まる前に早くミスターHを見つけて欲しいぜ……!」




前田は考える。



「あれは……何だったんだ?それに、道ノ里は……」








すると、突如ニュースの場面が変わる。



一人の男が呟く。

「現在の時刻は九時。生放送でお送りしている」



一人の男は宙に浮きながらカメラを持っていた。




前田は呟く。


「あそこって浅草の草やしきだろ?遊園地の……」


「そうだな!行った事があるぞ!世界最古コースターが本当に壊れそうでビビったぜ!しかも、パンフレットで壊れそうなのも、この遊園地ならでは!?って自虐してるっ!」








男はアトラクションをまるで重力に逆らうかのように次々と破壊する。



そして、確実に人間にアトラクションの器物をぶつけさせる。






男は人間とアトラクションを合わせ、大きなメリーゴーランドを造る。





男は電話する。


「さて愉快なヒューマンランドの完成だ。ククク……ミスターH。お前もどうだ」

「そんなのはどうでも良いのだ!早く、美少女を連れて来てくれ!なるべく君の追尾弾でへとへとで汗まみれにさせてからで良いが……」





「ああ、死体で良ければ。では第二のエラー事件を始める。完璧では無いモノに滅びを」