複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.55 )
日時: 2016/07/22 17:38
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

4年前。とある寺で前田、袴田、光岡、神谷、沢木は七夕の日に願い事を短冊に書く。


前田は神谷を見つめる。


袴田は前田を見る。


「神谷は光岡と付き合ってるんだ。私はこの関係を壊したくない。それに、私はあまり現実で寝取られは好まない」

「現実でって……。妄想なら良いのかよ」


「ハッキリ言おう。最高だ」


「……分かった。妄想で我慢する」






光岡はふくろうのお面を被って、神谷と話す。






前田は願い事を書く。




「神谷と光岡が別れますように」













寺で放火している前田は姿を変える。


正体は、崎峰 結美音。道ノ里も同行していた。


「これで前田は細多喜が犯人だと思っていた警察を混乱に陥る事は出来ました」


「全て私の作戦通り♪ニシシ……♪此処まで上手く行くと少し予定変更して遊びたくなるね!と言うか、ターゲットの前田って意外と馬鹿?」



「はっきり言い過ぎです」


「ねえ、道ノ里。ちょっと固いよ?もっとさ、仲間なんだからさタメで良いよ。ね?先輩後輩関係無くさ」




崎峰 結美音。22歳。性格はばっさりなんでも言う、イタズラ好きで仲間思い。容姿は幼顔,スタイルよし。普段はショートヘアの女性。

超能力が使え、変幻自在、触れるか写真などで見たものでも化けられる。囮やスパイ役に効果あり、特に何も無い日は、敵や味方に化けるなど少しイタズラ好き。最近ハマっているのは、黒姫の人形になりきる事。黒姫の若干驚く顔が好き。


ミスターHの要望をいつも聞いているが、毎回ヘソを舐められる直前に美少女アニメの敵キャラクターに変身してミスターHをからかい遊んでいる。

ミスターH自身は、結構イライラしている。しかし、後に14歳の美少女で謝るので許してしまう。




第三のエラー事件の犯人。ミスターHが持っていた昔の前田の写真から変身し犯行。










道ノ里は、渋谷の方へ行く。


「第四のエラー事件を起こします」


「そうだね。ふふ……でも、何で前田を追い込まないと駄目なんだろう?14歳の美少女なら分かるけど……」












一方、前田とイズと一はエラー事件について調べる。



「地獄門と道ノ里は?」


「連絡取ってんだけど繋がらないんだよ!」










すると、一が静止し、時が止まる。












「……もしかして」




前田の目の前に子供が現れる。







「初めまして。前田君」




子供の隣にはイズがいる。



「……?」



「イズは僕と同じ一に造られたナビゲートシステム。能力は、時を止める事」




「え?何の話だ?」






子供は一を見る。




「一は自ら造った地獄門に拷問により洗脳され恐らく超能力で全ての記憶を改ざんさせた。

そして、道ノ里のプログラムを書き替え東京を消滅させようとしている」




「プログラム?超能力?何の事だ……」



イズは語る。



「道ノ里、地獄門は一に造られたアンドロイド。

私とこの子供、雷電・Vは、一に造られた渋谷をナビゲートするシステムなの」




「そうなのか!?」





雷電・V。見た目は7歳。性格は香具師に似ている。容姿は少年。能力は電気、電波、機器、プログラム等を支配する。

特技・趣味は観察。



ミスターHの部下だったが、ミスターHの組織に疑問を持ち、仲間のイズ、香具師と行動。

東京の過ちに気付いたが今は何故か忘れている……。










「と言う事は、エラー事件は全て地獄門が起こしていたと言う事なのか?何故?」




「地獄門はミスターHと共闘していて、貴方と一をエラー事件の犯人に仕立て上げようとしているからだ」



「……袴田。恐らく、エラー事件には何か関連があるはずだ。吉祥寺、浅草……そして、映像に写っていた渋谷」










イズは能力を解除した途端、香具師は階段を降りながら現れる。



「……雷電・V。……お前の行動は間違っている」




香具師は叫ぶ。


「ぐあああああああ!!!!」



雷電・Vと一は困惑する。




一は周りを見て驚く。



「誰だ!前田の友達か!宜しく!」



「違うんだが……」



雷電・Vは一を見る。


「僕は貴方に造られたナビゲートシステムです」


「……いやいや、アンドロイドとかは造れるけどさすがに人間は造れないぜ!」





香具師は地獄門の制限を抱えながら雷電・Vとイズ、一、前田に話す。




「全ての元凶は地獄門では無く東京……。雷電・Vもイズも俺も……全て東京により造られた……」











一方、スクランブル交差点では。






道ノ里と崎峰がスクランブル交差点の真ん中にいた。



「この数式何?」



「そんな事より、始めましょう」









道ノ里は音を操る。







信号機から通りゃんせの音楽が低音で流れる。





すると、人々は無我夢中に横断歩道が赤でも渡り続ける。

車も赤になっても人々を殺しながら進み続ける。





人々は通りゃんせの歌を死んでも歌っている。





後に、第四のエラー事件と呼ばれる。








人々は断末魔に紅白電波塔の名前を呼び死んでいく。












雷電・Vは呟く。




「地獄門やミスターH。……君がエラーなんだろ?」






「……違う。お前が教えて……くれた……。東京は……過ちを犯した」



香具師は倒れる。





イズは香具師を見る。




「地獄門により呼吸が制限されている……」







雷電・Vは語る。


「取り戻そう。前田や一の人生を。取り返そう。僕等の東京を」






前田は電話を取り出す。


「すまない。忘れていたが、妻に連絡しないと……。もしかしたら、警察が……」







前田は妻に連絡する。



すると、電話に出たのはミスターHだった。


「袴田……」





「午後五時に紅白電波塔で待ってるよ。来ない場合は……」




妻と子供の悲痛な叫び声が響く。





「前田……今度は姑息な手なんて使わない方が良い。


正々堂々と私の元へ来たまえ」









「……袴田っ!」







雷電・Vと一、前田は紅白電波塔へ向かう。










イズは香具師の看病をする。