複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.66 )
- 日時: 2016/07/26 19:36
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「これから貴方に質問をします。それに応えられれば貴方は晴れて仲間になれま〜す!パチパチパチ!」
風抽竜と柴田、一、天淵は楽器を鳴らし盛り上げる。エデルは就寝中。
空模様は困惑する。
死神は質問する。
「それでは……一つだけ。死神のイメージは?」
「あー……とても良い人だと思います」
「う〜ん……媚売ってるね。さようなら。来世でまた会いましょう」
「最後に答えだけ……」
死神は笑う。
「え〜面倒だから良いや。最後に自己紹介だけするよ」
「え?え?」
死神は自分の事を話す。
性格は楽しいことが大好きでそのためならば人助けでも人殺しでもなんでもする快楽主義者。ただ基本的にはその残忍さを悟らせないようにしている。
容姿は真っ黒なローブを被りその素顔は骸骨の仮面により隠されており正に死神といった容姿。素顔は誰も見たことはない。ローブの隙間からちらちらと灰色の髪が覗いている。
そして、彼女には能力は記憶改竄。その名の通り人の記憶を改竄することができ、この能力で自分の存在を仲間以外人から消しているはずだった……。
さらに、仲間に超能力を与える事が出来る。
風抽竜は自己紹介をする。
風抽竜。性別は男。年齢は30歳。性格は心優しく、常に敬語を使う。容姿は黒髪を後ろで3つ編みにしていて、糸目。赤いチャイナ服を来ている。
さらに能力が使え、人を仮面に封印する(封印された仮面を付けるとその仮面の元になった者の力が使えるようになる。)
特技は格闘技。
趣味はラーメン研究。実家がラーメン家。
中国人。普段はそのままの格闘技で戦闘するが、格上の場合は仮面を使用する。主に巨人、魚人、岩人、念力の仮面を使う。
千頭龍と言うマフィアで活動していたが、一と同じ理由で死神の仲間に。
柴田も自己紹介する。
柴田 阿修羅(しばた あしゅら)。性別は男。年齢は46歳。性格は傲慢かつ尊大な自信家だが美少女には優しい紳士的な一面も。容姿は黒い帽子にスキンヘッド、肉食獣の如き凄まじい威圧感の漂う黄色い瞳と、着ている黒いスーツの上からでもわかるほど筋肉質な体躯が特徴の偉丈夫。
さらに能力が使え、一切の能力、武器を使用不可能にする(彼が能力を発動すると能力者は力が抜けて金縛り状態になり、武器は錆びつくなどの現象が起きる)。故に相手は格闘での勝負を強いられる。
元々は怪物と呼ばれる殺し屋。しかし死神と出会い仲間に。
天淵も自己紹介する。
天淵 総十郎(てんえん そうじゅうろう)。性別は男。年齢は50歳。性格は冷酷かつ狡猾。容姿は180cm 灰色の髪に髭を生やしている。能力は五行思想の力を使うが結香よりも遥かに強力である。他にも式神の召還や予知能力が使える。また、陰陽師である。
死神の仲間で一番の古株。好きな書物は西遊記。
一も自己紹介する。
一一 (にのまえはじめ)。性別は男。年齢は30歳。
性格は明るい。とにかく明るい。誰とでも仲良くなれるハイスペック。容姿は黒髪のオールバック。
特技はプラモ改造。
趣味は機体製作。ゲーム機程度なら、3○Sサイズで1時間、P○4サイズで2時間程度で作成可能。パソコンも2時間で作れてしまう。
何の組織か分からずに陸田組で雑用をしていた。性格からムードメーカーを務める。組織からの信頼も厚く、誰一人彼を敵に回そうとはしない。
能力はさっき死神から与えられ太陽と言う名の超能力を所持。
光を操ることができ、目眩ましや、光の収縮レーザー等を武器とする。
一は早速お手製のギロチンマシーン(材料は陸田組から調達)を制作。かかった値段は0円。かなりお得。
「この何でも切れるんです8号は便利だぜ!何故なら人間の首を確実に飛ばす事が出来るからだ!
現在並べております従来のギロチンだと、どうしても首の骨にギロチンが切れず、あの世とこの世を何回か彷徨わないといけないんだ!
しかし、この何でも切れるんです8号は確実に首をぶった斬る事が可能だ!
何故なら、ギロチンを落とす装置に、火薬が詰められておりギロチンが落ちる摩擦で爆発し、ギロチンを落とすスピードを上げる事が出来るからだ!
こいつはすごいぜえ!」
空模様は泣き始める。
「終始何言ってんの?馬鹿じゃねーの?うああああああああああああ!!!死にたくない!死にたくないよ!」
空模様は殺される。
そして、死神達は旅を続ける。
「しかし自己紹介する為に殺されるなんて可哀想だね?」
「全く無駄な時間としか言いようかが無いな」
「風抽竜はどうしたのだ?」
「エデルの所に行ったよ」
死神達は、天淵が召喚した式神。空を飛ぶ、高さ10m。幅20mの巨大馬車でイタリアに向かっていた。
死神はエデルが持っていたナイフを見る。
「ネバーエンドズ。……面白ければ良いな〜。でもさ、坂本の所に行かないの?」
一は答える。
「残念ながら何処へ向かったのかが分からないんだ!」
「ふ〜ん……今度の町は私の噂が流れていない町が良いな〜!あっ!それより、イタリア語勉強しないと!」
一方、風抽竜はエデルの元へ行く。
風抽竜はエデルに事情を説明する。
エデル。性別は女。年齢19歳。性格は基本的に慌てている。オタクっぽい。容姿は銀髪ポニーテール、大きい青色の目。黒渕眼鏡を掛けている。紺色のローブを着ていて、中にはナイフが数本入っている。
能力は人を何かしらの動物に変身させる。特技は動物を一瞬で手懐ける事、ナイフ投げ。趣味は旅行
「あっあの私はエデルです!動物は大好きです!」
「動物と言えばこの馬車を引いている馬がいます。見に行きますか?」
「あ、あ、はいっ!是非とも!」
「その前にネバーエンドズ。この組織は知っていますか?」
「ぜ、全然知らないですよ?」
「まあ当然の反応ですね。満点の演技です」
「そ、それより何か違和感があると思ったら、空飛んでいるじゃないですか!ふえええええ!!!どうして空を飛べるんですか!」
エデルはパニックになる。
風抽竜はエデルに仮面を渡す。
「貴方はこれから第二の人生を送ります。その証として今までの人生を捨ててこの仮面を被って下さい」
「……ふえっ?全然意味が……分かりませんっ!」
風抽竜は変面と呼ばれるお面を被る。
「人は性格、容姿と言う仮面を被り生活をしています。
その仮面は永遠に外れる事はありません。
ああ、深く考えなくても良いんですよ。仮面を変える事は出来ますので。
ほら人間が場所により性格を変える事がありますよね。
先生の前では良い子ぶったり、好きな人の前では強がったり。
全て本当の仮面に過ぎません。
ただ仮面を外せば、誰でも自分のエゴの為にしか生きられない悪魔ですけどね」
エデルは眠っている。
「眠っていましたか。では、生まれ変わった記念に装着させてあげましょう」
風柚竜はエデルに悪魔のお面を付ける。
「仮面を脱いだ本当の姿、見させてもらいますよ」
天淵は炎の翼で空を飛び、空を駆ける馬に人参を与える。
「食費が二人分を膨れたのは痛い....全く雇われの分際で」
柴田は死神と一で大富豪をしていた。
「やっぱり天淵も呼ぼうよ〜」
「天淵は意味の無い賭け事に金と運を使いたくないと言っていたぞ?
全く娯楽を知らない悪徳利益人間が。エデルのような美少女と、かけ離れた存在に相応しい」
「しかし、都落ちはきついな!陸田組では強い方だったんだけどなー!」
「その代わり下剋上もあるからチャンスは平等。まあこれからは一がバーチャルシステムを造りトランプや麻雀等でCPUと戦えるのは良い暇つぶしになる」
死神はゲームをする。
「そうだよね〜。この一が創ったゲーム機も面白いし!」
一はまた別のゲームを持って来る。
「見てくれよ!この自作ゲーム機!すんげえだろ!」
そして一はガスマスクを付ける。
「……これで眩しい閃光にも耐えられる!」
そして、死神一行はネバーエンドズの本拠地、イタリアへ到着する。
イタリアも壊滅的な被害を受けており、世紀末であった。
死神達はエデルに話す。
「何か分かるかな〜?」
「は、はいっ!イタリアはピザとかパスタとかが有名な場所で、私の出身地でもあります。あ、で、でもあれですよっ!あの、育ちは日本ですので、イタリアの事とか言われても分かりません!ごめんなさい!」
エデルは汗を拭く。
天淵はエデルを見る。
「オタクの匂いがプンプンするな.....!」
「だっ誰がオタクですって!?貴方をネズミにして潰しますよ!?」
「動物が好きなら潰すな....それにオタクが悪いって言ってない。ただ引くだけだ」
「な、そ、そ、そんな事言わないで下さいよ!?オタクは文化ですよ!」
「それは一部の人間だけが言っているんだ。まあ金儲けはしやすいけどな。オタクは人生を犠牲にして金を吐きだしてくれるんだから」
柴田はビールを飲む。
「そんな事はどうでも良い。良いから本題に入ろうではないか。その美少女が果たして悪の組織に加担しているのかどうかをな」
一は手を上げる。
「はい、一君」
「オタクで世界が廻っている!」
「一君、それ言いたかっただけでしょ〜。てかオタクとかこの世界ではもう関係ないけどね〜。アハハッ無意味な議論!」
死神は髪の毛を弄り始める。