複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.73 )
- 日時: 2016/07/28 20:00
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
小さな建造物の中はエレベーター。緊急時用のボタンと1、2と書かれたボタンがドアの横に並ぶ。
天淵は1のボタンを押す。2は現在地。
「しかし...女神がなんで此処にいるのかが不明だ」
「それだったら私が何で東京にいるのかって言ってるのと同じだよ」
「まあ考えるだけ無駄だ。私は....陰陽師時代の栄光を取り戻すだけだ」
天淵は錫杖と言う柄だけの名刀を装備する。
エレベーターが地下に着いた事を告げる。
エレベーターが開いた瞬間、沢山の人々が銃口を死神達に向ける。
部屋の中は白と黒を基調にしたシックな空間。
そしてその中にペルソナを被った女神がいた。
「ややこしいな...女神とか。空模様転生とか。ペルソナとか。悪魔なのか?魂乗っ取るぞ?」
「ようこそ、私はガブリエル。そして女神」
「やっと逢えたよ。そしてさよなら。
大好きだったよ」
死神は大鎌を持ちガブリエルに向かう。
ガブリエルは大槍を持ち対抗する。
「貴方は確か、記憶を改ざん出来たはず。
過去を変える事が出来るなんて面白い。
私は未来を変える事が出来るけどね」
女神は死神を飛ばす。
天淵は構える。
「貴方達は下がりなさい」
人々は下がる。
女神は槍を回す。
「貴方達と私は同じ存在のはず。
どうして賛同しないのです?」
「この世界が好きだから。この破滅の世界。私が求めていた世界。
貴方達の考えは同じ過ちを繰り返すだけだよ?
貴方達が自分の能力をコントロール出来ないのに……。
もう世界の再生は不可能」
「さすが死神。言う事が悪役ね。なら展開は分かるわね。
全てにおいて正義は必ず勝つのよ。そして、この壊れかけの世界を再生する」
人々は武器を持ち構える。
天淵は柄だけの刀に能力を吹きこむ。
「太極・鳴神」
天淵の刀には電流が流れる刀が生まれる。
「何も無い所から物質が生まれる....さすが、壊れかけの世界だ。物理法則が壊れている」
女神は叫ぶ。
「それは進化!……私達は人類の為に再生を願うのです。
死神のような個人の考えで動いているのではない!
堕ちた神が恥を知れ!」
「貴方の仮面。とても腐っているわ。そのままだと悪魔の本性が見えちゃうよ。
結局は貴方は崇められたいだけのエゴイズムの塊。そのまま他人の評価に流されて死ねば良いのよ!アハハッ!」
「黙れ!」
「私が羨ましい?信頼される仲間がいて」
「黙れ!」
壊れかけのテレビの画面は女神と死神を見る。
女神の能力は超能力を与える事と、未来を変える事(過去から未来に物質を転送出来る。未来の時間も選べる。場所も選べる。人も可能。ただし、未来にも存在している場所にのみ有効。未来に行ける訳ではないので未来がどうなっているのかは分からない為、能力制限が必ずある。例:3年後に自分の家にキュウリを転送したが3年後では自分の家が違う家になっている等の場合は無効。そのキュウリは行方が分からなくなる。人の場合は……)。