複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.79 )
日時: 2016/07/29 20:06
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

ほーんけ&亞兎さんへ。

いいえ、そんな事は無いと思います。参考にさせて頂きます。



それではこのまま本編へ行かせてもらいます。












死神は心地良さそうに眠りに付く。










ヒワノはいくつかの実験体を持つ。





「死神さん。僕を仲間にしてみては?」



「仲間には欲しいけど、私と似すぎているのよね〜。……ふは……眠っ」



「僕は君のその反応が心地良いんだ♪

だって……この僕だけの思いを共感されたくないし、異端者扱いされたくも無い。


地獄門には悪いけど、僕は今、全てを捨ててでも君と話がしたい^^」







「貴方にとって私はどう言う存在?」




「……実験台にされるかするか。それだけだと思うんだ!」




「私は科学者じゃないよ」




「それでも死神さんは僕と同じだよ〜。自覚持ってっ!」





死神は大鎌を持ちヒワノを見る。



「ヒノワだっけ?……名前くらいで怒るなんて器が小さいのよ」





ヒワノの死神の首を掴む。




「失望と言う二文字では表せない位、僕をがっかりさせたね♪残念、例え僕と同じ位、好奇心が凄くてもそれだけは許せませんよ〜。

貴方も聞かれたくない過去なんてあると思うから分かるはずなんだけどな〜!」








エデルは助けようとするが、死神に止められる。







ヒワノは名前をわざと間違えたりして、苛めていた人たちによって1度ボコボコにやられて、名前を間違えられるのが嫌いになっていた。





「僕を苛める奴は、みーんな薬物を依存させてそれから人体実験を行うんだ♪

痛い!助けて!許して!


全部僕が今まで言ってきた言葉。あいつら、そのままそっくり言ってたよ^^



死神、君もそうなりたいの?」






「やっぱり同じじゃなくて似ているね。

私と貴方は感情で動く。

私は快楽。貴方は怒りで」



「さあ、この薬物を飲めば……」





「でも……。貴方は人間。


人間なのよ」




「……」




ヒワノはマスクを触る。





「人の本性はいつも仮面。貴方は仮面を壊す事は出来ない」




「……こんな姿でも僕は人間か?」



「そう。まあ、仲間には狐とか阿修羅とか式神とか慌ただしい超能力者とか一杯いるけどね」






ヒワノは仮面を外す。



「それじゃ新しい仮面を付け変えて人生をやりなおそー!」



「フフ……そーだね^^」







ヒワノはいくつかの薬と実験体を持っていく。



「やっぱり君と出会えて良かったよ。僕は心の底から人間だと思ってくれる人を待っていた♪


でも、名前を間違えるのは禁句。今度やったら、即死する有害物質を含んだ薬を皮膚にぶっかけるから^^」



「分かったよー!」












ヒワノは狂った目で人々を見るが、その目の中には今までに無かった人間らしさがあった。








死神はニューヨークの地図を見る。



「面白そう!ヒワノは行った事あるの?」



「世界崩壊後、地獄門と色々研究していた時に、よくニューヨークへ小型飛行機で行っていたね〜♪」



「どんな所?」




「行けば分かるんだよ、これが!それより新しい死体がイッパイ?!やった!」






ヒワノは、今まで薬の副作用で錯乱していたが、現在は錯乱している自分こそが本当の姿でありどんなに変わっても人間であると言う事を死神に教わってもらった。




なので吹っ切れて錯乱状態に陥っている。






天淵はヒワノを見る。



「...これで良かったのか?」



「アハハッ!私はただ面白いから説得しただけ!

しかし、効果覿面だね。即戦力はっけーん!」








ヒワノは過去を忘れ、何かに怯える事も無く淡々とブリキ人形を踏みつぶす。






「大虐殺だね^^凄い凄い!数年前なら大犯罪なのに!」














壊れているからこそ、成り立つ世界が其処にある。













そして、死神一行はアメリカのニューヨークへ向かう。





ヒワノは早速、死体を解剖する。



死臭がするので全員マスク着用。





「今度式神に、隔離室を造って貰おうか」



「折角良い匂いなのに〜^^」



エデルはちょっと怯える。




「ふえええええええ……。ちょっと吐いて良いですか」



「別に構いません。しかし思ったより裏表ありませんね。エデルさんって」



「っそ、そうですか」


「ええ。ちょっと良いですね」



柴田はコンピュータとポーカーをしながら話す。



「美少女に馴れ馴れしく話すな!」




「賭けに負けそうだからって八つ当たりはいけませんよ?」




「……賭けが下手くそな人間より強いぞ、このプログラム」



一は天淵に頼む。


「なあ!同じような狐の式神っていないのか!」


「いるが...確かランプの魔神みたいな存在だったはずだ。願い事の代わりに...」


「それじゃ良いぜ。俺、ちょっと死体の解剖見たいからさ!」




「....好奇心旺盛か」













風柚竜はエデルと共にヒワノの仮面を造っていた。





「……これで?」


「あ、それより。お母さんについて何ですが」


「ん……?」