複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.87 )
- 日時: 2016/08/02 20:33
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霧風赤司さん、モンブラン博士さん、オリキャラ投稿とご指摘ありがとうございます。
これからも問題点を改善していきたいので宜しくお願いします。
申し訳ありませんが、此処から本編です。
薄暗い部屋には何も無く布団が六枚敷かれているだけだった。
「あ、どうも」
布団を用意していた男性が一人木村に話しかける。
「あの……」
「ああ、君も濡れ衣を着せられたんだね?」
「え〜と……」
「僕の名前は望田 弘(もちだ こう)。この紙切れを読めば大体の状況は掴めると思うよ」
望田 弘。18歳。ある都市にある高校、神荷学園出身。しかし木村と同じく濡れ衣でこの施設へ。眼鏡をかけており、頭が良い。オタク気質で金使いが荒い。
木村は紙切れを見る。紙切れにはこう書かれていた。
「おめでとうございます!貴方は暗殺者候補生に選ばれました!
これから貴方には一年間の訓練や実践を行います。拒否権はありません。
直、訓練等で死んでしまう恐れがありますが国は一切の責任を負いません。
さあ、一流企業へ就職する為、死ぬ気で頑張りましょう!」
「……どう言う事?」
「つまり、国の意向で僕等は濡れ衣を着せられ殺し屋を強制的にしなければいけないと言う事」
「えー……えー……」
すると、見るからに良い人そうな者達がゾロゾロと現れる。
「半年ぶりの新入りだ。丁寧に扱えよ」
「はい!」
良い人達は木村と望田を連れて行く。
木村は運んでいる人に話す。
「何処に行くんですか!?」
「……僕に聞かないで」
そして木村と望田はボロボロの拷問部屋へ連れ出される。
「新入りは此処で根性を付けてもらう。看守にバレると厄介だ。くれぐれも騒ぐなよ。騒いだら殺す」
「……え〜と」
望田は話す。
「洗礼と言う名のイジメですね。此処は我慢しましょう。しかし一年間の訓練ですから先輩と言う概念が無いはずですが?」
「合格テストに受からないと再試験でもう一度一年をやり直すんだよ。全く腹が立つ。まあ飯が食えるだけマシか」
木村と望田はリンチされる。木村を運んでいた少年が苦い表情を浮かべる。
「お前もやれよ。夜城 鷹臣(やしろ たかとみ)」
夜城 鷹臣。男性。17歳。性格はおっとりしている。強力な能力を持っているものの、戦いには興味が無い。猫が好き。容姿は身長172㎝、体重52kg。ベージュ色の柔らかい髪の毛。丸い目で丸眼鏡。可愛い。声も高め。
「僕はちょっと殴るとか嫌いなので……」
「先輩の言う事も聞けないのか?」
「……」
「黙るな!」
夜城も木村達と同じようにリンチされる。
「畜生……金も未来も無いなんて。なんて国だ……」
しばらくして、木村と望田、夜城は解放される。
「なるべく傷だらけの胴体を隠せよ。バレたら殺すぜ?ひゃははは!」
夜城と先輩達はその場を去る。望田は呟く。
「とりあえず、部屋に戻りましょう……。此処にいると少しイライラしますんで」
「ああ……痛っ。クソ野郎共が。殴りかえしたら2倍にして殴り返された……」
「でしょうね」
そして部屋に帰ると四人の男性がいた。
「誰だッ……!」
「オレ?オレは梅雨明 旱(つゆあけ ひでり)!17歳だ!よろしくなっ!趣味はカードゲームだ!」
梅雨明 旱(つゆあけ ひでり) 明るく太陽みたいな人間 フレンドリーな好青年 一言で例えるなら犬。
容姿は茶色の癖っ毛付の髪と瞳 たれ目 わんこ 目元にホクロがある いかにも好青年って感じの見た目 普段着はカジュアルっぽい。親が離婚しており、小2まで鈴木だった。今の苗字は結構好きらしい。
「俺は瀬戸内 新(せとうち あたら)。23歳。この状況に驚いているが、裏社会の噂は知っていたから問題は無い」
瀬戸内 新。生活が貧乏だが情報屋として働いている。地味。
「僕は五十嵐 光成(いがらし こうせい)。18歳。……訳が分からない」
五十嵐 光成。女好きで彼女持ち。此処での生活は苦しいが美女がいれば問題無いとかなりの軟派。見た目は真面目。
「あははははは!誰も呼んでないけど皆呼んでる。ルサンチマン!」
ルサンチマン(犬山 紬)いぬやま ひく。19歳。カツサンド大好き。
木村と望田は目を疑う。
「まあ仲間だよな……?」
「ええ……」