複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.93 )
日時: 2016/08/03 22:36
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

バラバラさん、オリキャラ投稿ありがとうございます!

これからも応援宜しくお願いします!






此処から本編になっております。


「あのゴミ共を掃除してくれた事で借りが出来た木村に借りを返す番が来たんだよ。皇の解放を許せ」

「あいつ……俺達と同じ暗殺者候補生だよな?」

崎峰は何も言わずその場を立ち去る。

不束は木村を見る。

「良い目をしているなァ。若い時の俺みたいだ。それじゃ俺の事は崎峰に聞いてくれ」

不束はその場を去る。皇はサバイバルナイフを振り回しながら去る。木村は崎峰の所へ行く。

「崎峰さん、あの人は……」

「簡単に言えば、芸能人の息子。国も馬鹿だね。今、芸能人が財力を徹底的に使って大捜索よ。いなくなっても良いクズを犯罪者に仕立て上げれば良いのにね〜♪」

「うわ……心が痛む」

「あ、でも、彼は見どころあるよ?素手でコンクリートにヒビ入れられるから」

「それじゃ仲間にすれば大分戦力になると……」

「うん、彼は受けくれると思う。でも……ほとんどの人間が死ぬけど」

「……」

不束は成木と話していた。それを望田が見つめる。

「成木さん。可愛いですね……。どうしてあんな馬鹿と幼稚園の時に一緒になったのか分かりませんよ」

不束は成木に語る。

「……病気の進行は?」

「全然大丈夫!」

「成程……結構辛いか」

「いやいやいやいやいや!」

「全く、病人さえも暗殺者に仕立て上げようとは、何を考えているんだ。政府は。ウチの親父なら……」

「え?何ですか!木村の事ですか!」

「違うけど……。そう言えば木村と幼馴染らしいな。こんな所で会うなんて運命か宿命くらいじゃの〜」

「ははははは!」

そして木村は不束の元へ行く。成木は止める。

「え?え?駄目だって!不束を仲間にしようとした人は皆殺されているのよ!」

「成木……」

「そうだ!私を仲間にして!不束よりもお得なはず!」

「本当か!?」

不束は叫ぶ。

「成木!木村を腑抜けにさせるんじゃない!」

「……不束」

「俺との勝負は、殴り合いだ。先に倒れた方が負け。ククッ。俺が皇だったらお前は一瞬で殺されていたな」

「絶対仲間にしてやるよ!」

皇と梅雨明は闘いを見守る。

「頑張れ!木村!」

「俺も殴り合いにしとけば良かったかなァ……」

成木は不安そうに木村を見る。望田は気に入らない。

「何だ?木村ってそんなにカッコイイですかね?全然では?」

不束は木村を殴る。

「いつからバトル物になったんだよ……」

「うるっさい!だったら皇の闘いは何だ!ギャンブル物か!地下帝国か!」

不束は左フックを連発。木村は倒れる。

「木村!立て立つんだ木村!」

「……クソ、本格的な訓練前に何でこんな目に逢わないといけないんだよ」

「しかし訓練の最初の一週間目は人材調達。それに間に合わない者は殺される!それが生きるか死ぬかの暗殺者の世界だ!」

「これの何処が暗殺だよ!」

「じゃかましい!」

不束は必殺の右ストレートを打つ。

「俺はインファイター。全力で叩きのめすぜ!」

木村は笑う。

「大体、こういう奴はクロスカウンターが有効なんだよ」

「ほう?なら……」

不束はサウスポーに切り替える。

「言わなきゃ良かった……」

「ボクシングを少ししか知らない奴が分かったように言うなボケッッッ!」

不束はストレートを放つ。木村は腕を振り下げる。

「なら、アッパーカットは知ってるな?」

「……!」

木村はアッパーカットを放つ。不束は倒れる。

「慢心、それがお前の敗因だ」

成木は昔を思い出す。

「木村?何してんの!餅つきの練習?」

「違うよ。俺は将来プロボクサーになるんだ。そしてお前の病気なんかぶっ飛ばしてやる!よっしゃ!アッパーカットッ!」

成木は昔と今を並べる。木村は不束に話す。

「大丈夫ですか?」

「ああ、まだまだ未熟だが暗殺者よりプロボクサーの素質があるんじゃないか?」

「あー……そうですか」

そして不束は木村の仲間になる。そして木村を見つめる女性が一人。

「う〜ん……微妙ね。水掛が一番で……」

「神代!借りた金返せ!」

瀬戸内が女性を追う。木村は自分の部屋の方向へ行く。

「もう良い……。今日は寝る……」

望田は不敵な笑いを浮かべる。

「よし、成木ちゃんは仲間になりました。これで私と彼女のラブストーリーが始まるんですね!良くやってくれましたあのアンダードッグ(負け犬)」