複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.99 )
日時: 2016/08/05 15:35
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

siyarudenさん、オリキャラ投稿ありがとうございます!

これからも応援宜しくお願いします!




此処から本編になっております。





「崎峰さん!」

木村と榊は崎峰の所へ行きお願いする。

「何か……余ってる人とかいないんですか!」

「あたしは、木村をたすけたい!」

「ニシシ……。それなら今日から女性の新入りが入って来るね〜。しかも……冥西隊みょうせいたいから!」

「何ですかそれ?」

「ああ、最近出来た別の施設だっけ……。しかも小林財閥の社長が代表になっており、施設を買収してるんだったはず。一番強いのは確かジャノックと言う男。もう暁でもう大変なのに……」

「……別に他の施設なんて関係ないと思うんですけど」

「まあ後に分かる……!」

崎峰は呟く。

「後、六月か七月にある程度のメンバーが決まったら、暁とフルパワーの二つの施設と殺し合いね」

「ん?」

「遺言はちゃんと書くのよ」

「へ?」

すると、神代ともう一人の女性が現れる。

「一人連れて来たよ。ほら古武こたけさん」

古武は挨拶をする。木村は思い出す。

「水掛親衛隊でボコボコにリンチされた人だ!」

「そうです!それで神代さんと同じ様に仲間はずれにされました!」

「……良し。後一人……転校生って言って良いのか分からないが転校生に賭けるか」

木村は榊と共に崎峰についていき転校生の元へ行く。すると、転校生は望田と話していた。

「私と少しだけ話をしてくれ!お願いだ!」

さらにその様子を鼻歌交じりで歌っていたルメールが隠れながら見ている。

転校生は遠くを見ていた。転校生の名は見境 紬(みさかい つむぎ)。

「あんたって木村君だっけ?」

「あ、え?何で名前知ってんだ?」

望田は木村を睨む。

「木村……貴方は何処のハーレム主人公なんですか?何でそんなに……女性が……」

「俺に言われても困るぞ……」

見境は木村を見る。

「用件は崎峰さんから話してもらったから。勿論、入らせて頂くわ」

「やった!」

「ただし、あたしと勝負して勝てたらね」

「ギャンブル、ボクシング、少女マンガ、音楽……。今度は何だ!」

「この施設にはネズミが星の数だけいるわ。それを20分でどれだけ取れるか。でどう?」

「何のジャンルだよ……。全然分からない……」

「言っとくけど此処のネズミは人肉を食って生きているよ。だから血まみれだけど問題ないはず」

「そうなんですか?崎峰さん」

崎峰と榊は頷く。

ルメールは見境を睨み、その場を去る。

「一緒にバンドやってる分、私は有利ですわ」

すると、目の前に平と五十嵐が現れナンパする。

「ルメールさんっ!お、お、おおおれと!」

「黙れ、チェリーボーイ!!今宵、俺と共に踊りませんか?」

「……」

そして見境と木村はネズミを取り始める。

「何で、こんな所にネズミいるんだよ……。通りで夜うるせーんだよ!そりゃ、瀬戸内もストレス溜まる……」

見境は暗殺者っぽい動きでネズミを大量に取る。

「ヤバいな……。さすが、冥西隊出身。でも転校出来るなら皇や水掛さん達もすれば良いのに」

木村は見境の真似をして頑張る。望田と崎峰は数を数える。榊はネズミの数え間違いが無いように監視する。

崎峰は驚く。

「木村が見境と互角なんだ〜!かなりの才能を持ってるわね〜!」

木村は才能と言う言葉に怯える。

「……!」

木村は少しだけ昔を思い出していた。

「何でお前が勝つんだよ。ボクサーの才能も無いくせに……」

望田はニヤニヤする。

「見境さんの方ノネズミを増やしましょう!そしたら、彼女は私を好きになってくれるはず!成木さんはどうせ木村が好きなんですよ。ならば!……へへっ!」

望田は木村のネズミを見境のネズミの方に持っていく。榊はオカリナとタンバリンの練習や編み物をしている為見ていない。

すると、望田の行為に見境が気付く。

「あんた、何やってんの?」

「へへっ!決まっています!ちょっと細工を……」

見境は望田を寝技で決め、気絶させる。木村は望田の元へ行く。

「お、おい!何してんだよ!」

「そうね。この勝負はあたしの反則負け。特別に仲間にしてあげるから」

「おい!」

「……何?」

「ちゃんと勝負してくれないと、ちゃんと仲間として接する事が出来ないだろ?」

見境は倒れているネズミ達を見る。そして木村の方がネズミを取っていた事が分かる。

「はあ……いずれね」

「いやいや!今すぐ!」

見境は木村を見る。

「確かにそうね。暗殺者の世界は生きるか死ぬか。反則負けなんて笑えるわ。あたし……まだ甘いわね」

「甘いとかじゃなくて、俺は君の事を仲間として……」

「はいはい、暑苦しいのは嫌い。仲間意識とか本当に甘いわよ。……暗殺者は仲間を捨てて生きていくのよ。肝に銘じて」

「……?」

見境は何処かへ行く。そして、19人くらい集まったので人材調達期間は全て崎峰による暗殺訓練。お陰で一歩リードする事が出来た。しかし一日、腹筋千回くらい等、かなりハードな特訓をさせられる。

「ニシシ!まずは……身体づくりからだよ〜!」

瀬戸内や望田等は死にかける。成木は医務室へ直行。

「ほらほら!死にたくないなら今を生きるのよ!」

「崎峰……あたしは恩を返すんだ!」

そして、食事、風呂、トイレ以外の時間を全て暗殺へ捧げる。この地点で他のグループでは死者も出てくる。見境や経験者の不束、皇、川崎、榊、水掛細多喜、夜城、平等は疲れる事も無く淡々と練習メニューをこなす。

「いや……オリンピック行けるよ?本当に……」

「もう骨が折れる所が無い〜……崎峰さ〜ん」

「はい!麻酔!」

麻酔で日々の痛みを和らげる。もはや神経がおかしくなっている。

木村は暗殺の意味をちゃんと知る事になる。

「ライブをやってた日々が懐かしい……二日だけだったけど」