複雑・ファジー小説
- Re: TRAGEDY WARS【オリキャラ募集中】 ( No.31 )
- 日時: 2016/08/29 22:36
- 名前: αZ (ID: 0aJKRWW2)
第四話 エラス島上陸作戦 魔導力式戦術機NTM−34戦 〜ルギリス連合国〜
ウェルが通路をを通り抜けた場所は作りかけの飛行場だった。まわりには誰もおらず車や装甲車がチラホラとあり基地の内部にも人の気配がしなかった。
「何故誰もいないんだ・・・」
ウェルは疑問に思っていると、遠くから土煙が立ち人が飛ばされていた。吹き飛ばされる方向を見ると四足歩行の武装した機械が移動していた。吹き飛ばされた人物は腰に差してあった軍刀を抜き構えた。機械も右のバルカン砲を構え撃ち抜こうとしていた。
「まずい!」
ウェルは銃を構え機械に発砲した、
ズダンッ!
弾は見事に当たったが効いている様子は無かった。機械がウェルに気づくと左に付けられていたミサイルか何かを向けてきた。
「おいおい冗談だろ・・・」
バシュゥ!
ミサイルが発射されウェルは走って避けた。ミサイルが爆発して爆風でウェルは吹き飛ばされた。
「・・・危なかった」
ウェルは素早く立ち上がり機械に発砲し続けた。
ズダンッ!ズダンッ!
だが、まるで効果がなくウェルは頭を唸らせていると、吹き飛ばされていた人物が何かを叫んだでいた。その人物の手にはどこから拾ったのかRPG-7を持って構えていた。
「まさか引き付けろって言っているのか・・・、仕方がないな」
ウェルは銃を機械に向けて撃ち続けた。案の定機械の攻撃目標はウェルに向かいバルカン砲を撃ってきた。
ズダダダダダダダダダッ!
ウェルは紙一重で避けながら囮をした。ウェルが装甲車の後ろに隠れた瞬間、
バシュウゥゥゥゥゥゥッ!
RPG-7の引き金を引いて対戦車榴弾を発射した。
ドガアァァァァァァン!
これには機械も耐えられなかったのか装甲が吹き飛び無残な姿になっていた。ウェルはその機械を見ていると所々青く燃えている箇所があった。それは魔力燃料が燃えている時に起こる現象だった。ウェルが近づこうとした時、
チャキッ
「動くな」
ウェルが助けRPG-7を軽々と持って撃った人物だった。その姿をよく見ると女性で腕にはヘーネル StG44を持って構えていた。
「久しぶりねウェル・・・」