複雑・ファジー小説
- Re: TRAGEDY WARS【オリキャラ募集中】 ( No.49 )
- 日時: 2016/09/05 20:36
- 名前: αZ (ID: 0aJKRWW2)
第八話 電撃作戦 戦闘3 〜スペンス王国〜
エドワードの突然の乱入により戦況はスペンスが一気に不利になった。エドワードの名は大陸中に知れ渡っておりその名を聞いただけで周りの者が震えたと言う。そんな狂戦士が今目の前で暴れていた。
「くそ!総司令部に連絡しろルギリスの狂戦士が出たと。応援を至急寄越してくれと!!」
カルロスは兵士に命令すると同時にエドワードがカルロスに斬りかかった。カルロスは咄嗟にロングソードを抜きエドワードのガンブレードを受け止め鍔迫り合いになった。
ガキィィィィン!
ガチガチ
「ほぉ、俺の攻撃を受け止めるとは良い腕をしてるな・・・」
「ふん、敵に褒められても嬉しくは・・・ないな!」
ガチィン!
カルロスはエドワードの隙をつき鍔迫り合いを解き斬りかかったがエドワードに軽く避けられた。エドワードは二つのガンブレード構え引き金を引き魔力弾を撃った。
バァンバァン!
「ちッ!」
カルロスは走りながら二つの魔力弾を避けて腰からMAS M1935 Aを抜き発砲した。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「はっはははは!」
エドワードは人とは思えない程の速さで銃弾を避け笑いながら再びカルロスに斬りかかった。
「(まずい・・・!)」
その斬撃はカルロスの反射神経では到底避けることはできない物だった。エドワードは勝利を確信したかのような笑みでガンブレードの刃を振り下ろす。
ガキィィィィン!
静粛の中で鳴り響く金属と金属がぶつかり合う音に周りは驚いた。斬られたと思ったカルロスが無事だった。エドワードも何が起きたか分からないと言う顔をしていた。エドワードのガンブレードを受け止めたのはクレイモアを両手で持つアンヌだった。
「カルロス。あんた無茶するねー」
「ふん、それはお前もだろ?」
アンヌは素早くエドワードを押し返しクレイモアを地面に振り落とした。すると地面が一気に割れて鋭い岩の刺がエドワードを襲った。
「ちッ!小細工を・・・」
エドワードはガントレットのワイヤーブレードを建物に向けて撃ち突き刺した。そしてワイヤーに引っ張られるように飛び岩の刺を回避した。
「驚いたかい?このクレイモアは地の魔力を秘めた魔法武器の一つだ。さっきの芸当もこの剣でやったんだよ」
「なるほど・・・、これはまだまだ面白くなりそうだ!」
エドワードは二つのガンブレードを構えカルロスとアンヌの二人も武器を構えた。