複雑・ファジー小説

Re: TRAGEDY WARS【オリキャラ募集中】 ( No.58 )
日時: 2016/09/10 22:08
名前: αZ (ID: 0aJKRWW2)

第九話  羅・扶二国同盟

現在、レインはある国の外交官と交渉をしていた。その内容は軍事同盟の締結だった。その国は大扶桑皇国という島国の国家で近々、大きな海の先にある大陸国家とアジアン大陸のチャイナの国に一戦を交えるつもりで後ろ盾欲しさにラファルム帝国に接近したようだ。

「仮にだがお前達と同盟を締結してこちらに何のメリットが?」

「はい、同盟を締結すればあなた方の後ろを狙う不届きな国はいなくなります。あなた方はその間にグルセリア大陸を制せばかと・・・」

「ふふふ、なるほどなら都合が良い。今帝国はスペンスを裏切り奇襲をした・・・、奴らの事だいらん小細工を使ってこの俺を止めるだろう。だが、お前達がその抑えをしてくれるのなら考えてやろう・・・」

レインの条件に扶桑の外交官は笑みを浮かべた。

「了承しました。総統閣下殿、これからよろしくお願いします」

レインと外交官が握手し外交官は部屋を出ていった。

「ルーレ・・・」

「はい、御用はなんでございましょう」

「お前にルギリスの艦隊を潰して貰いたい。お前の作った幻影艦隊を率いてな」

幻影艦隊とはその名の通り幻影の如く幻のように姿を現したり消したりする艦隊である。その艦隊の大部分は”潜水戦艦”と呼ばれる潜水艦の様に戦艦が潜水し敵に奇襲する艦である。当時は開発不可能とされていたが試行錯誤の末に完成させたのだ。


「わかりました。準備できしだいすぐに勝利を掴むために出撃致します」

「あぁ、頼んだぞ。あの目障りな名将エンリと俺のかつての友ウェルを潰す為に・・・」

「兄さん失礼します」

「本日はどのようなご要件で? 」

ルーレが部屋から出ていくと次に入ってきたのはレラとミハイルだった。ミハイル・フォン・S(ザクセン)=ラウエンブルク、階級は大将でバルトス兄妹の相談役。腹黒い一面を持っており人の弱みを握ってからかってくるが優秀なので更にタチが悪い。

「レラとミハイル。今回呼んだのは次の大規模作戦の件だが・・・」

「わかりました。その案の事での相談ですね」

ラファルム帝国はその後、大扶桑皇国と無事に同盟を結んだ。後に歴史に残る周りの諸外国をを絶望に追いやった羅・扶二国同盟の成立であるがこの話はまた別の話で・・・。