複雑・ファジー小説

Re: TRAGEDY WARS【オリキャラ募集中】 ( No.59 )
日時: 2016/09/11 21:15
名前: αZ (ID: 0aJKRWW2)

第十話  更なる進撃

帝都ベルンソワにある総統府の軍議室ではレインとレラ、ミハイルそしてその他の高級将校が集っていた。ルーレは例の作戦の件で欠席という形である。

「それでは今後の各地域の戦況報告と今後の方針の軍議を始めます」

「では、戦況報告から入らせてもらいます。まず西グルセリア大陸にルギリス軍が侵攻を受け我がラファルム軍は迎撃部隊を編成し迎え撃ち撃退しましたが兵器が少なすぎた為に迎撃部隊の損害は多大です」

「それなら兵力と不足している兵器と支援物資を送り込め」

高級将校の報告を受けレインは補給する事で解決させた。次の報告を高級将校が話した。

「半月前、ルギリス軍のラサレラ要塞を制圧する為に行った遠征ですが遠征は失敗しました」

「それは何故だ・・・?」

「ラサレラ要塞の強固な守りとそれを守備する兵士の士気と数による物かと」

「なるほど・・・」

レインはどうした物かと考え始めた。そこにレラが進言した。レラは公の場では兄と呼ばず総統と呼ぶようにしている。一様上下関係がある為だ。

「総統閣下。ここは私に任せてくれませんか?」

「やれるのか?相手は人間という訳ではないぞ」

「私に策があります。どうかお任せ下さい」

レインは再び考え始めた所でミハイルが進言した。

「では、私もレラ元帥と共に要塞攻略にあたりましょう。それが条件ならばあなた様も納得できますね」

「・・・あぁ、良いだろ。だが、俺も出るぞ要塞攻略にな」

「えぇ!?総統自らですか・・・」

「危険では?」

「大丈夫だ、俺も戦場を経験している。そう簡単には死にはしないし負けはしない」

レインが自ら陣頭指揮をすると言って周りは驚愕した。だが、レラとミハイルは驚きはしていなかった。レインは指揮官として戦場を経験しており今までの戦いで負け知らずの名将だった。今は総統になって戦場に出る機会が少なくなっているだけで実力は劣ろいてはいないと二人は知っている。

「わかった総指揮官は総統閣下で決まりですね」

「えぇ、無敗の名将が来てくれれば百人力ですね」

レラとミハイルは了承し他の高級将校達は渋々了承した。レインは満足そうに笑みを浮かべた。

「決まりだな。では、行くとしようか俺の久々の戦場へな・・・」