複雑・ファジー小説

Re: TRAGEDY WARS【募集一時停止】 ( No.61 )
日時: 2016/09/14 19:38
名前: αZ (ID: 0aJKRWW2)

第十一話  無敗の神将 戦闘2

要塞への侵入命令を受けたレラは自分の部隊の元に行った。部隊にはアクシミリアンとクリストフが控えていた。

「攻撃命令が出たのですか?」

「えぇ、アクシミリアンは今すぐに攻撃の準備をしなさい。クリストフは他部隊に攻撃を指示しなさい」

「「了解」」

二人は言われた命令を遂行する為に移動した。そして、準備のできた軍はレラの命令を待っていた。

「準備が出来ました。いつでも攻撃可能です」

「全軍行くわよ私に続きなさい」

レラが進軍命令を下すとレラは軍刀とピストルを片手に戦場を進み始めた。それに続いてアクシミリアンとクリストフそして兵士達がレラに続いていく。その姿を見ている二人の姿があった。

「ククククッ・・・堂々と戦場を進むとはまさに王者の貫禄ですね」

「そうかな?あたしはただのバカにしか見えませんが」

「そう見えるのは私達が彼女の味方だと言うのが理由です。もし、敵に回したら私は逃げ出そうとしますね。恐れも知らない相手が戦場の真ん中を歩いて進んでくるんですから・・・」

「そう言うものかな・・・・」

この二人はイェゴール・キルシュシュタインとリュドミラ・ヨヴァノヴィッチと言う軍人だった。

イェゴールは中将の階級で軍の中で最も残虐な存在で国だけでなく諸外国にもその名は出るほどの悪名を持つ。

リュドミラは種族的には身分が高いドラゴニュート(龍人)の種族だが非常に我侭で無抵抗な一般人をいたぶったり部下を犬と呼びコキ使うなど悪名がある。また龍人としての血を流れている事に誇りを持ち差別思想を持つルギリス連合国に対して毛嫌いしている事は評価に入っている。

悪名名高いこの二人は一般人に対して攻撃する事にレインが直接咎める等しているがまったく改めないでいる。

「まぁ、ともあれ本格的な戦闘も始まりましたし。そろそろ私も趣味とも呼べる兵士の断末魔を聞きに行きましょう。クククククッ・・・・」

「ふふふ、楽しみ・・・」

そして、二人は部隊を引き連れて戦場へと駆けて行った。