複雑・ファジー小説
- Re: TRAGEDY WARS【募集一時停止】 ( No.62 )
- 日時: 2016/09/18 20:16
- 名前: αZ (ID: 0aJKRWW2)
第十一話 無敗の神将 戦闘3
戦場は完全にラファルム軍の空気となりルギリス軍は弱腰になりつつあった。理由を上げるとイェゴールとリュドミラそしてレラの鬼神並みの活躍であったり大砲や戦車による的確な支援攻撃による物だった。
グサッ!
「ぐぁ!・・・」
一人の兵士がレラの軍刀に倒れついにレラの部隊は要塞の入口に辿り着いた。
「さて、ここらからが本番・・・」
レラが入口の扉を開けると中は静かだった。レラは一瞬罠だと思ったが人の気配すらしていなかった。レラは警戒しつつ前進を命令し行動をし始めた。だが、侵入し今でも司令部にたどり着こうとしているのに交戦をする事もなく司令部に着いてしまった。
「おかしい・・・」
レラは司令部の扉を開けるとそこには何も無くただ無線や書類、報告書等のような物しかなくレラを含め部隊は唖然とした。ルギリス軍の将校達は逃げたのだと瞬時に察知した。
「敵の司令官及び将校か士官を探し出せ!数名はここに残り罠がないか確認しつつこの場を制圧する!」
「「「り、了解!」」」
レラが珍しく大声で命令を下し命令された兵士達は走って要塞内の捜索を開始しレラと数名の兵士は罠が無い事を確認して占領の報告をした。
「総統閣下。要塞内は制圧しましたが将校クラスが全員逃げ出しました」
「別に構わない。我が軍の目標は制圧で敵の将校共を捕えるのでは無いのだからな。まぁ、できれば捕まえておいてくれ生かしてな・・・」
「了解しました総統閣下」
レラは無線を切ると奥にある司令官が座る椅子に深っく座り溜息をついた。レラは将校を半殺しにしてストレス発散のサンドバックにでもしようかと思って兵士に捉えるように命令を下したのだ。それが逃げてレラのイライラは頂点に達して大声で命令を下してしまったのだ。
「(恥ずかしい・・・・)」
「レラ元帥。顔が赤いですが大丈夫ですか?」
「・・・見たわね」
自分の都合の事で大声で命令したことにレラが軽く赤面した姿を一人の兵士が見ていた。その後赤面した姿を見た兵士がレラに呼び出され理不尽な厳しい訓練を受けさせられたのは言うまでもない。