複雑・ファジー小説
- Re: 上京したら変態に憑かれました*住人募集中* ( No.1 )
- 日時: 2016/10/15 12:21
- 名前: 雪姫 (ID: GX8mvGbi)
№001
夜桜四丁目の隅っこ。駅からも遠く他の住宅街からもひとつ輪の外れた場所に建つおんぼろアパート“河井荘”
近辺に住む人たちからは“バケモノ屋敷”または“幽霊屋敷”と呼ばれているの。
わたしも最初にここに来たときは
あ…物件間違えた…
って思ったもんなぁ〜。すぐにUターンして田舎に帰ろうかとも思ったんだけどぐふふ…。
やっぱ神様っているんだねっ!わたしのパートナー的存在?ぐふふ。
「何一人でニヤニヤしてる?気持ち悪いぞ」
「あっ、二ノ宮くん!?」
彼はツンツンとしたぶっきらぼうな物言いとツンと、つりあがったつり目に、もはや凶器と化してるツンツン(トゲトゲ)ヘアーが特徴的な“二ノ宮 雄輔(にのみや ゆうすけ)”くん。
わたしの初恋相手キャッ。
「そういやお前、高校の時もたまに一人でニヤニヤしてなかったか」
「うえぇ!?そ、そんなことナイよ?ってゆうかっニヤニヤなんてしてないし!」
「んぅー?まっ別にいいけどよ」
まさか高校の時も見られてたなんて〜〜はずかしいぃ。あっいやまて、わたし。
もしかしたら、そのころからずっとわたしの事を見つめてくれてた?つまり好意があった?
いやあったはずだ。いや絶対あったはずだっ!ぐふふ。
わたしは少々?思い込みが激しいところがあるみたい?
「ふぁ〜。あっスケさんにリホちゃんおはよー」
あ、あれはーー!あのお方はーー!!
「六見さんもう昼ですよ」
「今日もカワイイね、リホちゃん」
「おいっ」
「はぁ〜〜〜(うっとり)」
憧れのあの“遊馬さま”がわたしの手を…やばい鼻血でそう。
このお方は、わたしが愛してやまない漫画“はがくれ(鋼のクレハ)”の作者さま。クレハのお父さま!いや神!なんです。
ゆるふわなウエーブの長い髪(寝ぐせでぼさぼさなだけ)おっとりとした優しげなたれ目(寝起きでまだ眠いから)
お爺さまがロシア人のクォーターで、日本人離れしたお顔が素敵!最強!
「クンクン」
「わっ!?のんちゃん!?」
首筋に吐息を感じ振り返ってみたら、のんちゃんがわたしに抱き付いてた…??
「んーいい匂い」
「希!抱き付いてんじゃねぇ!はーなれーろー」
「うぅ〜」
「あはは。さすがのぞっち、積極的だねぇ〜。ボクも負けられないかな?」
「?」
遊馬さまがいたずらっ子のような可愛らしいお顔でわたしを見つめてくださる。あぁ…このまま天へ召してしまいそぉ…。
「ほわぁ〜〜〜ゴフッ!「いつまで呆けた顔したんだ、しっかりしろボケ。色欲魔もコイツで遊ぶな!」
「色欲魔ってひどいなースケさんは」
「いい匂いもっと嗅いでたかった」
「「ぶぅーぶぅー」」
「いい歳した大人が子供みたいなことするな。希も受験生なんだから、遊んでないで勉強しろ」
「うー」
ふてくされたのんちゃんは大きな柿の木の傍でうずくまっている。
か、可愛い。彼のするすべての行動がもういちいち可愛くて愛しくて…たまらんっ!
彼は“四ノ宮 希(しのみや のぞみ)”くん。現在大学受験戦争へと向かう受験生の…はず?
本人がぽわぽわ天然癒し系だから、本当に受験生なのかちょっとわかんないかも…。でも学校の成績はいつも上位をキープしてるらしい…本人曰くだけど。
「うるさいマーチはほっといて、ボクとデートにでも行かない?リホちゃん」
「んなぁ!?いくんじゃねーぞ菅本、お前にはやってもらわないといけない雑務が山ほどあるんだからな」
「しぃー、一緒にアニメ見るギュ」
「「「菅本。リホちゃん。しぃ」」」
こんな個性豊かたな三人のイケメンに囲まれて超ハッピー。向かうとこ敵ナシ。モテ期到来!?
…な感じでわたしのパーフェクトライフはスタートするはずだったんだ。
“アイツ”憑りつかれるまでは…
「ぱにゃ?」
つづく…☆
☆あとがき☆
登場:黒い人
黒「はい〜パフパフ♪
無事に第一話的な物書き終わりましたー。誤字脱字?…そんなの気にしない気にしない♪
…あったら教えてねハート
今回はヒロイン兼主人公とその周りにいるイケメンたちの紹介回。
いきなりですが、問題です。主人公のフルネームはなんでしょう!
チッチッチ…はいっ時間切れーーー!せーかいは〜俺も知らんっ(嘘)
ギャー空き缶とか石ころとかその辺に落ちてる物投げつけるのヤーメテー。すいまっせん。すいっっまっせんしたぁぁ(嘘ハート)ギァーーー!!
ボロッえー、話を戻しまして〜、今回登場した人物の情報を簡単にまとめるとこんな感じバンッ
【
主人公+ 名前不明 妄想癖 思い込みが激しい 乙女
初恋相手+ 二ノ宮 雄輔 ツンツンツンデレ 高校のクラスメイト
憧れの人+ 六見 遊馬 生活能力皆無 手が早い 漫画“鋼のクレハ”の作者
天然生物+ 四ノ宮 希 独特のテンポ、世界を持つ 高三 受験生のはず
】
こんな感じですかね。
自分で生み出しといてゆうのもあれですが、個性しかねぇ…。
主人公の妄想→一方的→想像恋愛→孤独死→END。になりそうでこわっガクガクブルブル
あ、二千文字超えた。
そろそろ終わりますか。うむ。
次回は主人公が人間ではない何かに……」
「ぱにゃ?」