複雑・ファジー小説

Re: 目覚めた場所は異世界でした。 ( No.11 )
日時: 2016/10/31 15:12
名前: 蒼衣 ◆mWmyLN68N. (ID: mDiTOv13)

・リッカと雑談

「…っん?う〜ん…」
「おっ!起きたか、リッカ。」
「うん。エルナおはよ〜。」
さてと、リッカも起きたことだし、食料集めに行きますか。
「ああ、おはよう。って言っても夕方だけどな。寝起きで悪いんだが、今日の晩御飯の食料を集めたいんだ。リッカも手伝ってくれるか?」
「うん!」
リッカは色々なきのみを知っていた。あれがダメ、これはいいとか、細かく教えてくれた。
この世界にはきのみだけじゃなく、果物もあることがわかった。リッカの説明を聞いていると、俺が来た世界の果物と似たようなものもあるようだ。ただし、それはとても高価らしく、王族などしか口にしていないらしい。
お金を稼いで、その食材を集めながら異世界で日本食を再現!面白そう。
…あ、待って。ダメだ俺、料理が全然できないんだった。…しょうがないだろ、元男なんだから。あいにく俺はも◯みちみたいなタイプじゃないんだ。
「よし。こんだけ集まればいいだろ。ありがとな、リッカ。」
「うん!」
それから、俺とリッカはすぐ近くにあった岩に座りながら、晩御飯を食べることにした。
「…ねえ、エルナ。なんでエルナは女の人なのに俺っていうの?」
「え!ああ…やっぱり変かな?」
「うん…ちょっとだけ。」
「そうか…。」
うーん。やっぱり変か。これからリッカの村にもいかないと行けないわけだし、そこらへんはちゃんとしておかないとな。
「わ、私…ならどうだ?」
「!うん。大丈夫だと思うよ!」
そうか。よし、なるべく初対面の人には「私」って言うようにしよう。
…でも大変だから、なるべく親しい人との時には「俺」の方がいいな。
「リッカ、…悪いんだけど、大変だからリッカと一緒の時は俺でいいか?」
「…?リッカは別にいいよー!」
「そっか。ありがとな。」
…リッカを見ているとなんだか心が安らぐな。
え?ロリコン?いやいや、そんなことはない決して。ホントに。
「なあ、リッカ。この森って名前とかあるのか?」
ふと思った疑問をリッカにぶつけてみた。
「うーん…。あったような気がするけどリッカは覚えてないなー。あ!パパとママなら知ってるかも!」
そうか。村に着いたら聞いてみるのもいいかもしれないな。
「そうか。じゃあ村に着いたら聞いてみようかな。そういえば、リッカって魔法とか使えるのか?」
「うん!使えるよ!」
「どんな魔法なんだ?」
「えーとねぇ、ヒール(回復)と、アーマード(防御力上昇)と、フルーレ(移動速度上昇)と、お天気変えられる魔法!」
わお。結構凄い。サポート系の魔法だからパーティーにいたら絶対役立ちそうな立ち位置だな。でも、天気を変えられる魔法ってなんだ?
《A.おそらく天候操作のことでしょう。なかなか手に入らない特殊スキルのひとつです。》
…リッカすげえ。俺も負けてられんな。落ち着いたら魔法の練習をしよう。
「暗くなってきたし、そろそろ寝るか。」
「うん!」
明日のために俺たちは眠りに着いたのだった。

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登場人物のステータスが変更、または新しく登場した場合、このように下にステータスを書くようにします。

エルナ・トランジット
称号:転生者
特殊スキル:〈賢者〉〈奪取Lv.1〉〈贈与〉〈翻訳〉〈???〉〈???〉〈???〉
スキル:〈身体能力向上Lv.1〉〈暗視Lv.1〉
魔法:〈水弾丸〉

リッカ
称号:獣王の血族
特殊スキル:〈天候操作〉〈???〉
スキル:〈魔力増幅Lv.2〉
魔法:〈ヒールLv.1〉〈アーマードLv.1〉〈フルーレLv.1〉