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複雑・ファジー小説
- Re: 目覚めた場所は異世界でした。 ( No.3 )
- 日時: 2016/10/29 20:21
- 名前: 蒼衣 (ID: mDiTOv13)
・一心同体
「まず、ここ何処?」
ドキドキワクワクの異世界生活がスタートしたものの、今いる場所は森としか言いようがない。まずは自分がいる場所くらいは把握しなければ。
手当たりしだいに今いる場所の特徴を探してみる。
「…これは、薬草?こっちにあるのは鉱石か?」
まるでRPGじゃないか。名前つけてみる?はじまりの森とか。
そんなことは別にどうでも良いんだ。俺は今とりあえず食べるものが欲しい。きのみとか。
異世界に転生したは良いものの、餓死しましたとか嫌だよ俺。
さっきの湖に魚はいたんだけど、釣り竿がないし、あったとしてもあまり食べたくない外見をしてた。俺生まれて初めて見たよあんなドラゴンみたいな魚。
「俺の食べ物はどこだー!ガイドが欲しい!」
あるだろ?どんなゲームにも説明書的なものが。この世界にはないのか?こんなRPGみたいな世界なんだからあったっておかしくな…
《A.あります。》
!?
え?お前誰?どこにも姿が見えないし、声は頭に響いてくる。
《A.私はあなたの中にある存在であり、あなたのスキルの1つでもあります。》は?俺の中にいる?スキル?なんじゃそりゃ。
新しく登場した謎の存在に俺は困惑させられるばかりであった。
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