複雑・ファジー小説

選択肢 『憎い! 殺す! 殺してやる!!』 ( No.11 )
日時: 2017/02/04 16:57
名前: 姫凛 (ID: /JJVWoad)






-憎い! 殺す! 殺してやる!! -



もちろん! 聞かなくって 考えなくって も決まってる

「憎い! お前が許せない!!」

「駄目です、ご主人様っ」

「待っててパピコさんっ。今 助けるからねっ!」

僕は腰に下げた剣。父さんの遺品 宝剣 リリースを抜き剣先をユウに向ける。

[それが君の答え?]

「ああ。そうだよ。これが僕の答えさっ」

[フフッあはは]

ユウは嗤う。嗤っている。

でも嗤っていられるのもここまでだ。だって今からお前をっ!

【そんな事はさせない】

「えっ?」






誰かの声が聞こえたような気がした




それは女の子の声だったような気がする



いや




そんなこと今はもう どうでもいいことか





僕は今 




真っ暗闇の部屋にいる




部屋と言ってみたけど ここが部屋なのか 空間なのか 世界なのか



どこなのか




全くわからない どこまでも真っ暗で自分以外は何もなくて 見えない




足はつく 地面はあるみたい 歩ける 走れる



どこまでも 歩いて行ける 



どこまでも走って行ける




どもまでも……




どこまでも?






僕はどこに行こうとしてるんだ?





どこでなにをしようとしていたんだ?





そもそも…




僕は…




        ダレダ?






















                           -彷徨いEND-