複雑・ファジー小説

世界観 ( No.1 )
日時: 2017/04/24 20:37
名前: 遥 かな太 (ID: Kot0lCt/)

〜世界観〜

【惑星ネオアース】
自然環境が地球とよく似ている惑星。今回の物語の舞台となる。星の大きさは実際の地球より小さく、人口も地球より少ない。国家は存在せず、むしろ惑星丸ごと一つの国のようなものである。現在は地上は荒廃し、居住できる状態ではない。

【ネオアースの住民】
基本的には人間。容姿、性格ともに様々。共通して、片方の手首に『ディスティンクション・バンド』と呼ばれる機械を付けている。

【トリプレット・シティ】
地上で住むことが困難になったために、地下、海中、空中に創設された巨大都市。それぞれが同時期に作られたことから、“三つ子都市”という意味をもつ、『トリプレット・シティ』という愛称がついた。

【都市一覧】
◎地下都市「ブリック」
ネオアースの大陸地下に作られた都市。規模はトリプレット・シティの中では2番目。地上の異変の影響を最も受けやすいが、同時に最も資源の供給を受けやすい。地形の関係上、小さな区域がクモの巣状に展開している。RPGに出てくるダンジョンのように、複雑に入り組んだ場所もある。

◎海中都市「コバルト」
ネオアースの、地球でいうところの太平洋のような広い海洋中を漂う都市。規模はトリプレット・シティのなかでは最小。街全体が船のようになっており、唯一街ごとの移動が可能。海上に出ることも出来る。ただ、他の街との行き来が面倒で、実際盛んな交流が行われていない。

◎空中都市「シトロン」
ネオアース上空7000mにある空中都市。トリプレット・シティの中で最大規模。3階層に分かれている。地上の異変の影響を最も受けにくく、天候にも左右されにくく、平和。巨大な都市は浮かんでいるわけではなく、強固で巨大な3本の柱が支えている。街に行く手段は、かつては柱の中にあったエレベーターを使っていたが、危険性が叫ばれ、現在は各都市が所有する飛行船のみ。

【ディスティンクション・バンド(DB)】
ネオアースの住民が手首に着けているリストバンド型の機械。データ端末にもなり、住民のクラスを見分けるアイテムでもある。様々な便利機能があり、決して外れることはなく、水に浸けても、衝撃を与えても壊れない。名称が長いので略してDBバンドと呼ばれることも。

【クラス】
ネオアースの住民にはクラス(階級)がある。クラスはディスティンクション・バンドの色で見分けることができる。色は全部で10色、つまり10段階のクラスがある。クラスによって、使用できる機能が違ってくる。
( >>3 【クラス一覧】参照)

【ファンクション・ポイント(FP)】
ディスティンクション・バンドによるシステムの一つ。バンドの機能を使う為に必要なポイントで、機能を使うごとに減少していく。ポイントは1日でリセットされる。ポイントの上限値はクラス毎に異なり、上級のクラスになるほど高くなる。機能ポイント、FP、あるいは単にポイントと呼ばれることの方が多い。

【昇格試験】
基本的にネオアースの住民は全員、最初は最も低いクラスである(ホワイト・クラス)。年に数回、昇格試験が行われ、それに合格するとクラスがワンランク上昇し、ポイント上限や使える機能が増える。内容は、筆記、実技、精神鑑定の3種類。