複雑・ファジー小説

[breaktime] ( No.26 )
日時: 2018/01/07 12:39
名前: 姫凛 ◆x7fHh6PldI (ID: AnKpKfSC)


◇初めに。
 「シークレットガーデン〜小さな箱庭〜」番外編(スピンオフ/本編に書けなかった零れ話)である「殺戮人形と呼ばれた少女の物語」をクリックして頂きありがとうございます。
物語の前半戦[表層 旅の記録-モノローグ-]読了おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
 ヒスイちゃんから見た、トサカ君(ルシア)達との旅の記憶巡りは如何だったでしょうか。大幅なネタバレを避けた為少々味気ない物になってしまっている部分については面目ないです。物書きとしてはまだまだ修行中の身なので温かい目で見ていただけると有り難いです。
 前半戦も終わりすぐにでも後半戦[裏層 死の秒読み段階-カウントダウンデス-]を読みたいと言う読者様の声も聞こえなくはないですが、今日はあえてその声を無視しまして←え。
物語り内で書ききれなかった事への補足説明や、本編とのリンクなどを解説していきたいと思います。
 そんなものいらんよ。興味ないよ。と言う方は右上の×をクリックして頂き消しておいてくださいな。





-各層の解説-


*第一階層[ドラゴンとドラゴンネレイド]
 今までトサカ君達が旅して来た精神世界(プリンセシナ)は幼い頃の記憶、過去の記憶から現在の記憶へと進んで行くパターンだったのですが、此処は初めての最近あった出来事からスタートの記憶でした。
 本編でいうところの「第九章 荒くれ者の最期」書かれている話なのでカットされた部分はそちらで補完していただけると。

*第二階層[ウサギとドラゴンネレイド]
 第一階層から少し時間が過去へ戻ります。本編でいうと「第八章 からくり遺跡」でトサカ君達と別れて一人留守番をしていたヒスイちゃんの話です。
少しだけリリアンとドラゴンネレイドの間にある深い溝について触れていますね。
 ヒスイちゃんと彼らに直接的な関係はありません。ですが、過去に受けた傷は治らないのです。時間が経てば解決する問題もありますが、今はまだ無理なようです。

*第三階層[カジノでのドラゴンネレイド]と第四階層[ウラギリのドラゴンネレイド]
 此処は同じ場所が舞台の記憶でしたね。本編でいうと「第六章 闇と欲望の国」の裏カジノ編の話です。
此処の話はかなりカットしております。あまり詳しく書き過ぎると重大なネタバレになってしまう恐れがあったからです。ヒスイちゃんが裏切り者だったと言う事は避けられなかったネタバレです……。

*第五階層[カイラクゾクとドラゴンネレイド]
 この階層での話は完全にオリジナル展開でしたね。上と同じ第六章の「アルトの封じた過去編」であり、トサカ君も知らなかった話です。
仮面の国と言う名前の国なのにあまり住人達が可笑しな仮面を付けている事にふれていなかったな……と反省し付けている理由を付け加えました。後国の風景も。工場地帯の所為でかなり空気が汚染され動植物は普通に暮らすことのできないある意味死の大地となっています。
 ランファとパピコさんが阿呆なのは標準なので放置。リアさんとヒスイちゃんの戦闘シーンは頑張りました。まだまだですが。
 以前壊楽族の人々がどうしてドラゴンネレイドを侮蔑(ぶべつ)しているんですか? と質問があったのでそれについて少しだけふれてみる事にした回でもあります。深く掘り下げきれなかった事はごめんなさい。

※ヒスイちゃんがリアさんに向かって言った『諦めたよ』と言う台詞は「罪の花散る時」で小瓶に入った透明な液体を飲んだ理由に続いています。自害すること出来ないヒスイちゃんはリアさんに【自身の殺害】を依頼します。でも力量に差がありすぎてリアさんではヒスイちゃんを殺せませんでした。【ただの一般人であるリアさん】には【プロの殺し屋であるヒスイちゃん】を亡き者にすることは無理でした。

※そしてリアさんにも不思議な点が多々残されていますよね。上で【一般人】と書きましたが、死体の処理に慣れていたり、復讐したい相手がいたり、最後の方にリアさんがヒスイちゃんに言いかけた台詞とか、仲間であり友人であるトサカ君を命を懸けてでも護りたいと言う気持ち、それらは本編の「第十章 殺戮人形ト色欲妖怪」の伏線となっています(回収されるのはリアさんが主人公の中編で、ですけどね)

※パピコさんも何気意味深な台詞を吐いていますがそれは「感情のない少女の物語」の伏線となっています。
味方として当たり前のようにトサカ君の傍にいた彼女ですが、果たして本当に味方なのでしょうか?
——見る物だけが真実とは限らないのです。






第六/七階層は後日。

[breaktime] ( No.27 )
日時: 2019/08/27 13:33
名前: 雪姫 (ID: 9nuUP99I)



◇一年と半年ぶりの【breaktime】大変ながらくお待たせいたしました。
リアルの方で、こちらの方でも、色々ありまして……しばらく創作活動からなりを潜めておりました。
またいつ更新がストップするのか、またいつスタートするのか分かりませんが、気長にゆるゆるとお楽しみいただけたらな、と思う次第であります……。


-各章の解説-


*第六階層[ナミダを流すドラゴンネレイド]


 この回は[第五章 美しき雌豚と呼ばれた少女]の[シルの封じた過去編]のルシアくんがシルちゃんのプリンセシナに行っている間に起きていた出来事のお話ですね。
基本ルシアくんメインで話が進んでいるのでルシアくんが居ないところでの仲間達の会話って珍しいかな? そうでもないかな?

 そして出ましたね。"紅き鎧の騎士”ルシアくんにとっての怨敵ともいえる相手ですね。
彼(彼女)は"ドルファフィーリング"と呼ばれる敵の巨大組織に雇われた用心棒兼後処理などの雑務をこなす始末屋的な役職についています。



*第七階層[アンサツ者ドラゴンネレイド]

 この回も上と同じ第五章のお話で[コロシアム編]の冒頭部分。ルシアくんとヒスイちゃんが出会う、前の話になります。
実は初登場の先輩カタリアさん。綺麗系の美人さんなんですが、裏社会で育ち生きてきたためその美貌はハニートラップでしか生かさせていません。

 出会いは偶然的なものではく、必然性なものだったんですね。希少な種族の生き残りだという事でみんなから狙われるルシアくん。そして紅き鎧の騎士のコレ(子指をあげる)ってドウユウコト??


 しかも最後! ルシアくん壊れちゃったぁぁああ。えぇ〜どうなるの〜〜〜。




年相応の笑みを見せてくれる ヒスイちゃん


人形のような能面の笑みの ヒスイちゃん


無邪気な童のような笑みを浮かべる ヒスイちゃん




 果たして本当の彼女とは——




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