複雑・ファジー小説
- Re: 【参加型】神世ノ描画≪参加神募集中≫ ( No.9 )
- 日時: 2017/12/15 13:11
- 名前: YCの人 (ID: iNxht3Nk)
#端末を使い始める前の襲撃(1)
それはあの都市ダンジョンに楽器屋が建った時のこと・・・そのときのバーボンは首を気にしてマフラーを付けていた。「ああっ忙しい!電子機器があったら楽できるのに!」情報屋の電気リス『アステリア』が、珍しく慌てていました。「・・・アステル、何があったんだい」「バーボンさん!楽器屋の店員として吸血鬼が入ったんですよ!でもまだ人の血が残っていて完全な吸血鬼じゃなくって・・・」「へー。で、そこは何曜日が休みなんだい?」「何曜日ねぇ・・・そもそも曜日の概念なんてあったかな・・・?」・・・ちなみに、今でも商店街の全てが平常時に営業しているのは土日祝日(相当の日)のみ。
「・・・はっ、侵入者!」「侵入者・・・えっ」アステリアが遠くの気配を察したのか、突然表情が変わってバーボン顔には出さなかったけど大慌て。「楽器屋の店員に知らせないと!」アステリアはすぐに楽器屋・・・帽子屋の隣・・・に駆けていった。「・・・隣・・・なんだ・・・」
侵入者は魔物目当て。トップルも狙われるのではと危惧していた。「ダンジョンのレベルが低いから宝玉はまだ狙わないんだね。」しかし、そんな事は全くなかったと言っておく。
***都市ダンジョンの魔物図鑑
*アステリア
電気リスになった『ラタトスク』で、表向きはまともな情報屋。
しかしロックを解いて『裏情報屋』に来れば表で隠されていた危険な情報を聞く事もできる。
端末を渡したのも実は彼女だったりする。
*マーセル・マロン(再掲)
『赤い色』を血の代わりに吸う吸血鬼で新たに建った楽器屋『サウンドスター』の売り子。
楽器屋運営の傍ら小説を書いているが、これは吸血鬼の母が小説家だったから。
端末使用前の襲撃で完全な吸血鬼の血に目覚めた。
*バーボン・ハッツ(再掲)
知性の高いキノコ系魔物で前からあった帽子屋『インフルエンサー』の売り子。
目を介さない視覚は生まれつきで、彼が目を開けるのは本当にまれである。
『角砂糖入り』レモンティーが好きで、それを飲む事で帽子が生える。