複雑・ファジー小説
- 用語解説 ( No.2 )
- 日時: 2019/01/21 01:52
- 名前: 日向 ◆N.Jt44gz7I (ID: on4ShBGJ)
【登場人物公開資料】
ホセ=マルチネス(Jose=Martinez) 資料>>4
胡 浩文(Hu Haowen) 資料>>6
ファティマ=ムフタール(Fatimiya=Mukhtar) 資料>>8
アマンダ=サベレレ=バヨダ(Amanda=Saberere=Bayoda)資料>>11
シン=ナンビアー(Singh=Nambyar)資料>>13
ディンゴ(Dingo)資料>>17
【用語紹介】
※随時追加
【トーニャス】(全編 初登場>>1Prelude)
イタリアとオーストリアの国境であるアルプス中央東山脈の麓にあるという架空都市。
名目上は都市となっているが、今となってはその立地ゆえに産業の発達に取り残されてしまった田舎町である。
若者を中心とする地元の人間の大部分は都市部や他のEU加盟国へ移住していったため、人口は減り高齢化が進んでしまい、都市という名前は過去の遺物となりつつある。
町の主な産業は畜産業であるが、煉瓦路地の歴史的景観が特に有名で一時期世界遺産登録される寸前までに至った。
リチャードの自宅兼事務所、即ちトーニャス商会のセーフハウスが存在する。
【トーニャス商会】(全編 初登場>>4Ⅱ)
表向きはイタリアの架空都市トーニャスでリチャード=ガルコ(40)が代表を務める火薬卸売り業者だが、金さえ払えばどのような仕事でも代行し、中立を謳うフリーランスの犯罪組織という裏の顔を持つ。
主な業務内容としては私刑代行、密輸、脅迫、強請、護衛などである。
執行部である戦闘員の他、医療部や情報部があるのが特徴で、商会員の国籍人種年齢に統一性は無く「人種のサラダボウル」になっている。
社内公用語は英語である。
【アダムズ・ビル】(全編 初登場>>4Ⅱ)
世界各地に支部を持つ巨大なアメリカンマフィアでニューヨークに本社を持つ。
源流は米ドル貨幣偽造を行っていた組織であり、組織名の由来は旧約聖書にて始原の人類とされるAdam+bill(紙幣)とbuildingから。
強大な力で各国の組織を統合しながら勢力分布を広げており、傘下に入る者には懐柔策を、対立組織には積極的に攻撃する方針をとっている。
現在は裏社会の重鎮レイモンド=アダム=ステイツ(65)が会長を務めている。
過去、リチャードはパレルモにあるイタリア支部のボスだったがとある事件を理由に「アダムズ・ビル」から自殺を装って離脱した。
【BAR:F】(全編 初登場>>6Ⅳ)
中華系露人エフスティグネイ=アハトワ(29)がトーニャスにて個人で経営するバー。店主の愛称はエフ。
マスターは若いが丁寧な接客と旨い酒が飲めると一部の通から支持を得ている。しかし店舗は入り組んだ細い裏路地にあり看板も無いのでなかなか見つけられない。
裏の顔はロシアンマフィアから退いたエフの隠れ蓑であり、ドリンクセラーは武器庫になっている。
トーニャス商会御用達の酒場で、毎週末のどちらかはトーニャス商会によって貸切になるようだ。
【アカプルコ・カルテル】(麻薬編 初登場>>4Ⅱ)
麻薬編メインであるホセ=マルチネス(21)の本家であり、メキシコのアカプルコを本拠地とする巨大麻薬密売組織。
その経営基盤は盤石で、政府との腐敗癒着が進んでおり公的に保護されているも同然の状態にある。
中南米を中心に勢力を拡大しておりアカプルコで売人に声を掛ければ必ずカルテルの息がかかっている、と言われる程。他にも覚せい剤、コカイン、ひいては銃の密造から流通まで幅広く取り扱っている。
革命ゲリラ、傭兵、退役軍人、免職警官を擁するカルテルの特殊殲滅部隊「onyx(オニキス)」は反社会的勢力の中でも世界有数の兵力を誇る。部隊の総指揮を執るのはディンゴ(43)であり、リチャードとは個人的に昵懇な間柄にある。
近年南米に進出してきた「アダムズ・ビル」とは敵対関係にあり、特にカルテルのドラッグプランテーションがある国境付近は両者の抗争が絶えない。
【特殊高火力殲滅部隊「onyx」】(麻薬編 初登場>>9Ⅶ)
【アカプルコ・カルテル】の抱える戦闘部隊で、少数精鋭のため規模は小さいが世界有数の兵力を持つ。
名前の由来は南米から多く産出される漆黒のオニキス石から、そのラテン語源は「爪」を表す。
隊員は革命ゲリラ、傭兵、退役軍人、免職警官など特殊訓練を受け、且つ実戦経験を持つ者で構成されているが、ホセは例外で特別に入隊が許された。そのような猛者達を取り仕切るのがディンゴと呼ばれる男であるが彼の出自や本名の一切が不明である。
隊の特徴から密林戦は彼らの独擅場であるため、カルテルの砦であるプランテーションの警護にあたっていることが多い。
【白蛇会新屋組】(継承編)
新屋萩之丞(38)を若頭とし、西日本を牛耳る日本の極道組織。
本家の白蛇会は財閥解体以降にとある重化学工業会社の工作部や荒事専門の幹部らが独立し、立ち上げた鷹派の経済共同体である。由来は日本古来より富、再生や不死を意味する神獣の白蛇から。
新屋組は白蛇会直系の暴力団であり、そのルーツより財界政界に太いパイプを持っている。
主な業務は密入国斡旋、武器密取引、要人暗殺など。しかし人身売買、薬物取引は外道とされている。
現組長の新屋梅雄(82)は老齢かつ病床に伏しており、実権は息子の萩之丞が握っている状態だが、萩之丞が三妻の子ということで組長の正式継承に白蛇会から待ったがかかった。現在は梅雄晩年期に生まれた正妻の子である新屋梗一郎(20)率いる保守派と組長継承をかけた内部派閥の争いが水面下で巻き起こっている。
※随時更新