複雑・ファジー小説

Re: アルカナ・グリムハーツ ( No.2 )
日時: 2019/03/28 01:16
名前: 燐音 (ID: .CNDwTgw)

専門用語


アルカナハーツ
ここではないどこかの世界である、作中の世界の名称。
人は皆、「アルカナ」と呼ばれる闇の王の眷属を打ち滅ぼすための力を持つ。
それらを基準とした魔導技術と蒸気機関が発達し、「アルカナ」の力でその技術を扱う事ができる。
4つの国に分かれ、人々は国王が定めた秩序の下、平穏に暮らしている。
普通の人間はもちろん、獣人や竜人、魔人なども存在する。
それぞれ、人間族、獣族、竜族、魔族という名称があるが、皆等しく「ヒト」という命である。



アルカナ
人類や生物などが有する力、魂の顕現。
22種のアルカナに基づく能力があり、その力は個人によって違う。
その威力や効果によって適性コード0から21まで振り分けられている。
コードの数字が上がるごとに強い力を持つ。
だが、番号が低いものであっても、魂や意志の強さで逆転する事もある。
何者にもなれないものなどいないのである。



グリムリーパー
高度な戦闘技術を習得し、グリムの討伐をはじめとした人類社会の守護と治安の維持を役割とする職業。
各国の養成学校で4年間の修業を終えることでグリムリーパーとして認められる。
基本的に養成学校を卒業した彼らは各国を守る騎士団へ所属するが、
中には国家の思想に囚われず平和を守るために、
グリムリーパーたちは特定の王国への忠誠心を持たず、任務や仕事相手を自由に選ぶことができる。



グリム
闇の王の眷属である魔物で、闇の王の敵であるヒトや動物などを狙う。
人類の負の感情に反応し、負の感情を抱く者を優先的に狙う特性がある。
彼らを討伐するための専門家を「グリムリーパー」と呼ぶ。



ヒト
アルカナハーツで暮らす人類。
人間族、獣人族、竜族、魔族に分かれている。
全ての人類はアルカナを持ち、それを武器に脅威から身を守る。
寿命は総じて70〜80。近年では治療の技術も発達しているため、100まで生きる者もいる。

・人間族
  全ての人類の原型となっている種族。
  至って尖った能力もなく、劣っている物もない
・獣人族
  動物の器官を身体に持つ種族。
  力強さがあり、五感に冴えていて、さらに第六感を感じ取る事も可能。
  獣人とは言ってもその種類は尋常ではなく、特徴も個々によって異なる。
・竜族
  長い耳を持ち、肌がひやりとして、瞳も爬虫類のように鋭い種族。
  強靭な肉体を持ち、持久力もあり、怪我や病気も四種族の中で最も治りが早い。
  人によっては角を持っている事がある。
・魔族
  青白い肌を持つ、アルカナの扱いに長けた種族。
  数は四種族の中で最も少なく、魔導学に関する偉人は魔族が多い。
  唯一の欠点は生まれながらにして病弱が多く、成人までに死ぬ者が多い



闇の王
遥か昔、人類を脅かしていた悪しき存在。
闇の王を倒すために4つの国が一つになり、
「愚者のエルルーン」、「死神のジャック」、「星のアルセーヌ」、「世界のロキ」を中心に
全てを賭して闇の王を討ったという伝説がある。
だが闇の王は不死の存在であり、ロキは自身を犠牲に闇の王を地下深くの地底神殿に封印した。
今も尚闇の王の穢れは地底から「瘴気」として溢れ出て、
「瘴気」はグリムと呼ばれる闇の王の眷属となり、
人類を今日まで脅かしているという。



四英雄
闇の王を倒すために中心人物となり、伝承に記されている
「愚者のエルルーン」、「死神のジャック」、「星のアルセーヌ」、「世界のロキ」の
四人の英雄の総称。
四英雄は「グリムリーパー」達の憧れでもある。



瘴気
闇の王の吐息と呼ばれるグリムが生まれる赤い霧。
ヒトが触れると身体が穢れ、早急に浄化しなければ死に至る。
長時間触れなければ無事に済む。
滅多に地表に出る事はないが、地震などの災害で地面が割れたり、
火山の噴火などで赤い霧が噴出する事がある。



聖騎士団
各国のグリムリーパーが所属する、グリムを討伐し人々を脅威から守る騎士団。
通称、「騎士団」と呼ばれるこの集団には階級が存在し、
ナイト、オラクル、ゴーディアン、パラディンの順にある。
騎士団の中でも部隊は数多く存在し、
各部隊隊長は、ゴーディアン以上の階級の人物が就任する。



パラディン
功績を認められたグリムリーパーの総称。
王に認められ、グリムリーパーを統べる階級最高位であり、
全てのグリムリーパーの目標でもある。
現在、八人がパラディンに鎮座している。



グリムハーツ
生きた伝説と呼ばれるグリムリーパーの名称。
並大抵の努力や力ではここまでたどり着くことはできない。
現在のアルカナハーツで一人しか存在せず、
名を「テレサ・ザ・ジェスター」という女性である。