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複雑・ファジー小説
- Re: 「死ぬな」なんて聞き飽きた僕ら ( No.3 )
- 日時: 2019/04/18 21:51
- 名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)
「ああ、ここか。」
土地勘のない僕のわりに40分で着いたのは奇跡だ。
そこの中に入ると、同じ学校の人が数人いた。
まず、ベンチに座っている大人しそうな女の子は、神崎汐里(かんざき しおり)さんだ。
同じ選挙管理委員会の委員で、目立つことは苦手な用だが、真面目な女の子だ。
隣のクラスなので、あまり話さないけれど。
そして、次に山澤智尋(やまざわ ちひろ)くん。
僕と同じクラスで、元野球部のエース。肩の怪我で、降ろされたそうだ。
でも、毎日部活に顔を出すほどの野球好き。
次に、またもや同じクラスの畠中百合巴(はたなか ゆりは)さん。
松本杏奈さんの親友で、アメリカ人とのハーフなので、茶髪。美しい見た目から男女共にモテる。
神崎さんとあまり仲が良くないよう。
その次に、隣のクラス(神崎さんとは違う)の鹿山洸犀(かやま こうせい)くん。
何度も退学になりかけるほどの暴君。その甘いマスクに頭の良さ、身体能力の良さなどから周りの人に人気がある。
僕は話したことはない。
最後に、比留間光(ひるま ひかり)さん。
いつも明るいクラスのムードメーカー。可愛いらしい妹のように、クラスの皆から好かれている。
僕の隣の席だ。
僕らが集められた理由は、何なのだろう。
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