複雑・ファジー小説

Re: 鳳凰の戦い ( No.1 )
日時: 2019/08/04 17:37
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

鳳凰の戦い:1話

時は西暦655年 百済は勢力を上げる新羅に再び出征を仕掛けようとする…しかし、キム・ユシンが出征を妨げ、戦功を立て、朝廷に出仕する事を恐れたアルチョン公は出征を止めようとする__

[朝廷]
アルチョン公「出征はなりません。出征をしては戦乱に犠牲者が出て新羅が滅びてしまうだけです。故に戦乱をやめ、和平を結ぶように百済に和平交渉をするのです。」
武烈王「和平交渉だと?アルチョン公はこれまで百済に幾たびも和平交渉を行い、和平交渉に行かせた使臣たちが殺され続けるのをまた見ると言うのか?そなたは再び''使臣''という犠牲者を出すと?それとも今回は成功でもさせる自信があるのか?」
キム・ユシン「大王陛下。今 伽耶城で百済軍と戦い続ける兵士たちがいるのに…」
アルチョン公「私は命を呈して百済朝廷へ参内し和平交渉を乞うて参ります!」

[百済・朝廷]
義慈王「また新羅が使臣を?」
ソンチュン公「大王陛下。玉谷門での戦いのように再び新羅が裏切るやもしれません。故にその使臣を殺し、新羅への見せしめにしては如何でしょう。」
ケベク「それはなりません。大王陛下。使臣はアルチョン公と言う百済にもアルチョン公に賄賂を渡され動いている豪族がおります。故にもしアルチョン公を殺害すれば豪族らの反乱が起きるでしょう。」
ソンチュン公「何故そのような心配を?まさかアルチョン公の手先と言うのはケベクそなたの事か?」
ケベク「ソンチュン公。なんと言う事を!」
義慈王「余も豪族の反乱は恐れておる。アルチョン公は殺してはならぬ。来月の7日に 泰臨楽に丁重に歓迎して差し上げよ。」

[百済と新羅の辺境・伽耶城]
戦いが収まっていた伽耶城にアルチョン公が輿に乗ってやって来る。
アルチョン公「新羅の使臣である!開城するのだ!」
そんな伽耶城の上にソンチュン公が立ち、矢をアルチョン公に向ける。
ソンチュン「あの者を殺せ!」



主人公 キム・ユンボム(キム・ユシンの息子、三韓統一を夢見る。) 2話 子供として登場
トンスン(花郎、ユンボムの親友、三韓統一を夢見る。)未定
キム・ガンウ(文武王の弟、王位を狙う人物)7話 登場
主要人 マンスン王妃(キム・ユシンの娘、文武王の王妃、ユンボムの姉) 3話 登場
文武王(マンスンの妻、武烈王の次の王) 2話 登場
王女(ガンウの妹、ガンウと共に新羅と唐の合併を夢見る。) 7話 登場
ジェハ(ユンボムの忠臣) ユンボムの成人後 登場(未定)
ラングン(トンスンの親友、三韓統一の夢を見る)未定