複雑・ファジー小説
- Re: 鳳凰の戦い ( No.3 )
- 日時: 2019/08/04 17:39
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:3話
[泰臨楽]
座り、書物を読むアルチョン公の元へやって来る武装した義慈王。
義慈王「アルチョン公。さぁ新羅へ戻り、我々は出兵は出来ず、高句麗を同盟を組む。と伝えるのだ。」
アルチョン公「大王陛下。何ですと…高句麗と手を組むと仰るのですか…あの恐ろしいヨン・ゲソムンと手を組むのですか…」
義慈王「もう既に決めた事だ。新羅へ戻れ!」
[新羅・梅城]
百済軍と戦うウォンスルとユシンと兵士達
キム・ユシン「百済軍を皆殺しにせよ!」
キム・ウォンスル「父上。このままでは全滅してしまいます。退却しましょう。」
[新羅・雷城]
百済軍と戦う文武太子たち。
文武太子「退却せよ!」
555年1月 新羅は百済と高句麗連合軍の出兵により新羅は全33の城を略奪された…その結果 新羅の滅亡の危機に陥る。そうして新羅は高句麗に攻め入ろうとするが兵力を失い、勝率は低い。そのため新羅は唐に援軍・救世軍を求めた。しかし、高句麗は再び出兵しようとして来る…しかし高句麗の背後を狙ってやって来た唐により高句麗は退却した。そして2年の時を経て、武烈王は少しずつ地を復興していった…
西暦557年 文武太子はマンスン太子妃と婚姻し、子をもうける。そうして王室の権威も共に上げていく__しかし、百済から2年前に帰国したアルチョン公は宮廷の官位を武烈王に辞職させられる__そうして辞めていく官吏が後を絶たない。それを機にアルチョン公は再び宮廷への出仕を狙っていた。
[新羅・朝廷]
ガンジョン「大王陛下。再びアルチョン公を宮廷に出仕させて下さい。アルチョン公がいない朝廷を辞職する官吏が後を絶ちません。」
武烈王「それはそうだが、余はアルチョン公の命を救ったのだ。これ以上恩恵を与えれば…」
[アルチョン公の屋敷]
アルチョン公「時が経てば大王陛下も私を宮廷に出仕させようとするだろう。」
ガンジョン「ですがそう言い始めて2年が経ちました。」
アルチョン公「そう心配するでない。」
[新羅朝廷]
武烈王「余は王命を下す!」
王命令書を開く武烈王。
武烈王「アルチョン公は既に余の恩恵を手にした。そのため、次は恩恵を町にいる民に授けようと思う。」
武烈王 即位3年目にして科挙制度を導入した__そうして武烈王は民に''真輿王に続く聖君''と崇められた。
その後も武烈王は奪われた城の代わりの城を創作した。そして朝廷の前に立つその城は敗れる事のない巨大な城となり、麗済城と名付けられる。そして、後に鉄砲の元となる武器を創作し麗済への対抗した。
終