複雑・ファジー小説
- Re: 王城【8月30日まで毎日連載、全51話】 ( No.1 )
- 日時: 2019/07/21 17:08
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
王城:1話
この物語はフィクションです。
時は日本架空の時代 日本は西日本 東日本と分かれ争っていた。東日本の有力将軍には佐藤 鎌史がいた。その息子は後に後に後に日本最強武将となる鎌霧がいた__
【天皇御前】
鎌史「陛下。東日本大将軍 兼 平奈城・上城主の鎌史でございます。」
陛下「中へ通せ。」
鎌史「陛下。西日本が和平を組み、日本を一つの''国''にしようと東日本に交渉しております。」
陛下「そなたらはそれを承諾するのか?」
鎌史「私 東日本勢力は西日本・東日本合併を行なっても悪くはないでしょう。」
陛下「では合併を命令する。」
東日本・西日本 合併から早2ヶ月 国は天皇中心の国へ。しかし、再び定められた冠位に不満を抱く臣下らがいた。その中で平凡に暮らす鎌史たちに悲劇が。
【平奈城】
城門に立つ兵士たちは大軍を率いて黄色の仮面をし、''長谷川''と書かれた旗を持ち、馬に乗ってやって来た男に矢を向ける。
兵士「あれは…西日本の長谷川軍では?」
兵士②「はせ、はせ、長谷川軍だと…上城主に伝えねば。」
【鎌史の執務室】
慌てて入ってくる兵士。
兵士「上城主!上城主!大変です。西日本が大軍を率いて平奈城を…」
鎌史「な、何だと!縁子(ふちこ、鎌史の正妻)よ。楊子(ようこ、鎌霧の母、鎌史の妾)よ。幼い子供達を連れ、逃げるのだ。」
縁子「旦那様。」
鎌史「早く!必ずそなたの元に生きて戻る。必ず再会しよう。」
幼い鎌霧「父上、どうしたのですか?」
縁子は鎌仁(かまじん、正妻の息子)を抱き、鎌霧は楊子に抱かれ逃げる。
【城門前】
1人残り長谷川軍と戦う鎌霧。鎌霧の前に長谷川 慧優(後の鎌霧のライバル 慧明の父、西日本軍の長)がやって来る。
長谷川 慧優「そなたが西日本に投降すれば命だけは助けてやろう。」
鎌史「私が…西日本に投降すると思うか?もし私が死んでも息子らが私の仇を取ってくれると信じている!」
鎌史は慧優は鎌史の首を斬る。
鎌史「これで良かったんだ…私はこれでこそ生きていたと言えるのだ… 」
鎌史は首を抑えながら倒れる__
終