複雑・ファジー小説
- Re: 渾身 ( No.32 )
- 日時: 2019/08/04 17:36
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:プロローグ
兵士らは女王廃位と記された旗を上に挙げ、馬に乗り砂漠の上を走る。。
647年 1月
伽耶城にいた4千の精鋭隊を率いて長き間当時大王であった善徳女王の忠臣として活躍して来た上大等ピダムは宮廷を襲撃した__しかし、キム・ユシン率いる精鋭花郎従たちと戦い3ヶ月でピダムら反乱軍は反乱に失敗し氏族が抹殺された。
648年
新羅の首都・徐羅伐 や楽仁・臨真を襲う包囲し、襲おうと計画していた_
臨真は既に百済の大将軍ケベクによって墜とされる…そんな百済に対抗しようとする男たちがいた__
その中には新羅の英雄キム・ユシンがいた…
臨真 隣州・臨海・臨海城
臨海城にやって来るキム・ユシンと真徳女王(現在の女王)。二人の元に部下を連れて馬に乗ってやって来るケベク。
ケベク「キム・ユシン!お前の首をはねに参った!」
真徳女王「あれは…ケベクではないか…あやつが何故ここへ…」
キム・ユシン「陛下。お逃げください。」
真徳女王は宦官を連れ、逃げる。
キム・ユシンは城から降りる。キム・ユシン「ケベク。ついに戦う時が来てしまったようだ。」
ユシンは刀を抜きケベクの腹に刺そうとするが…避けられ、首を斬られそうになる…
その頃 朝廷では…徐羅伐
高句麗・百済連合軍の大軍が徐羅伐を攻めていた__そんな中連合軍に唐の大軍が襲おうとしていた。。。
百済・マガ将軍「唐が徐羅伐に援軍を送っているだと?」マガの奉公「将軍。今 退却せねば我々が死んでしまいます。」
臨海城
ケベクと互角の激戦を繰り広げるユシン。ユシンがケベクの被る笠に刀を刺し、ユシンがケベクの顔に切り傷を入れる。そこに百済の軍がやって来る。軍「将軍!将軍!大変です!唐が徐羅伐に20万の大軍を送り込んでくると。」
そして_唐の援軍により百済は退却した。それから7年 西暦655年__運命の戦いと実話が始まる。
上大等:朝廷の最高位でもあり和白会議をまとめる人物
~あらすじ~を載せます
第1話 >>33
時は655年の新羅、新羅は敵国・百済の出兵の危機に陥ると、新羅の重臣・アルチョン公は和平交渉のため百済に向かうが…
第2話 >>34
唐の救援により、新羅は百済出兵の危機から逃れる。国の安定のために国王・武烈王は太子を立てる。。。
第3話 >>35
百済は再び新羅に復讐を考えようとする。百済は高句麗と同盟を組んで新羅への出兵するが、再び唐の助けによって百済 高句麗を撃退する。
第4話 >>36
ユンボムとラングンはアルチョン公に殺されかける。その後 アルチョン公はキム・ユシンに叱責される。それに怒ったアルチョン公はキム・ユシンを殺そうと政変を起こす__
第5話 >>37
政変を起こして、死去したアルチョン公の遺体を裂けと民は訴えるが、キム・ユシンはそれは人の道を外れてしまうと考えて反対する。
- Re: 渾身 ( No.33 )
- 日時: 2019/08/04 17:36
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:プロローグ
兵士らは女王廃位と記された旗を上に挙げ、馬に乗り砂漠の上を走る。。
647年 1月
伽耶城にいた4千の精鋭隊を率いて長き間当時大王であった善徳女王の忠臣として活躍して来た上大等ピダムは宮廷を襲撃した__しかし、キム・ユシン率いる精鋭花郎従たちと戦い3ヶ月でピダムら反乱軍は反乱に失敗し氏族が抹殺された。
648年
新羅の首都・徐羅伐 や楽仁・臨真を襲う包囲し、襲おうと計画していた_
臨真は既に百済の大将軍ケベクによって墜とされる…そんな百済に対抗しようとする男たちがいた__
その中には新羅の英雄キム・ユシンがいた…
臨真 隣州・臨海・臨海城
臨海城にやって来るキム・ユシンと真徳女王(現在の女王)。二人の元に部下を連れて馬に乗ってやって来るケベク。
ケベク「キム・ユシン!お前の首をはねに参った!」
真徳女王「あれは…ケベクではないか…あやつが何故ここへ…」
キム・ユシン「陛下。お逃げください。」
真徳女王は宦官を連れ、逃げる。
キム・ユシンは城から降りる。キム・ユシン「ケベク。ついに戦う時が来てしまったようだ。」
ユシンは刀を抜きケベクの腹に刺そうとするが…避けられ、首を斬られそうになる…
その頃 朝廷では…徐羅伐
高句麗・百済連合軍の大軍が徐羅伐を攻めていた__そんな中連合軍に唐の大軍が襲おうとしていた。。。
百済・マガ将軍「唐が徐羅伐に援軍を送っているだと?」マガの奉公「将軍。今 退却せねば我々が死んでしまいます。」
臨海城
ケベクと互角の激戦を繰り広げるユシン。ユシンがケベクの被る笠に刀を刺し、ユシンがケベクの顔に切り傷を入れる。そこに百済の軍がやって来る。軍「将軍!将軍!大変です!唐が徐羅伐に20万の大軍を送り込んでくると。」
そして_唐の援軍により百済は退却した。それから7年 西暦655年__運命の戦いと実話が始まる。
上大等:朝廷の最高位でもあり和白会議をまとめる人物
終
~れんらく~
7月17日 スレ誕生
7月18日 第1話
7月19日 第2話 第3話 第4話
~あらすじ~を載せます
第1話 >>01
時は655年の新羅、新羅は敵国・百済の出兵の危機に陥ると、新羅の重臣・アルチョン公は和平交渉のため百済に向かうが…
第2話 >>02
唐の救援により、新羅は百済出兵の危機から逃れる。国の安定のために国王・武烈王は太子を立てる。。。
第3話 >>03
百済は再び新羅に復讐を考えようとする。百済は高句麗と同盟を組んで新羅への出兵するが、再び唐の助けによって百済 高句麗を撃退する。
第4話 >>04
ユンボムとラングンはアルチョン公に殺されかける。その後 アルチョン公はキム・ユシンに叱責される。それに怒ったアルチョン公はキム・ユシンを殺そうと政変を起こす__
第5話 >>05
政変を起こして、死去したアルチョン公の遺体を裂けと民は訴えるが、キム・ユシンはそれは人の道を外れてしまうと考えて反対する。
- Re: 渾身 ( No.34 )
- 日時: 2019/08/04 17:38
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:1話
時は西暦655年 百済は勢力を上げる新羅に再び出征を仕掛けようとする…しかし、キム・ユシンが出征を妨げ、戦功を立て、朝廷に出仕する事を恐れたアルチョン公は出征を止めようとする__
[朝廷]
アルチョン公「出征はなりません。出征をしては戦乱に犠牲者が出て新羅が滅びてしまうだけです。故に戦乱をやめ、和平を結ぶように百済に和平交渉をするのです。」
武烈王「和平交渉だと?アルチョン公はこれまで百済に幾たびも和平交渉を行い、和平交渉に行かせた使臣たちが殺され続けるのをまた見ると言うのか?そなたは再び''使臣''という犠牲者を出すと?それとも今回は成功でもさせる自信があるのか?」
キム・ユシン「大王陛下。今 伽耶城で百済軍と戦い続ける兵士たちがいるのに…」
アルチョン公「私は命を呈して百済朝廷へ参内し和平交渉を乞うて参ります!」
[百済・朝廷]
義慈王「また新羅が使臣を?」
ソンチュン公「大王陛下。玉谷門での戦いのように再び新羅が裏切るやもしれません。故にその使臣を殺し、新羅への見せしめにしては如何でしょう。」
ケベク「それはなりません。大王陛下。使臣はアルチョン公と言う百済にもアルチョン公に賄賂を渡され動いている豪族がおります。故にもしアルチョン公を殺害すれば豪族らの反乱が起きるでしょう。」
ソンチュン公「何故そのような心配を?まさかアルチョン公の手先と言うのはケベクそなたの事か?」
ケベク「ソンチュン公。なんと言う事を!」
義慈王「余も豪族の反乱は恐れておる。アルチョン公は殺してはならぬ。来月の7日に 泰臨楽に丁重に歓迎して差し上げよ。」
[百済と新羅の辺境・伽耶城]
戦いが収まっていた伽耶城にアルチョン公が輿に乗ってやって来る。
アルチョン公「新羅の使臣である!開城するのだ!」
そんな伽耶城の上にソンチュン公が立ち、矢をアルチョン公に向ける。
ソンチュン「あの者を殺せ!」
終
主人公 キム・ユンボム(キム・ユシンの息子、三韓統一を夢見る。) 2話 子供として登場
トンスン(花郎、ユンボムの親友、三韓統一を夢見る。)未定
キム・ガンウ(文武王の弟、王位を狙う人物)7話 登場
主要人 マンスン王妃(キム・ユシンの娘、文武王の王妃、ユンボムの姉) 3話 登場
文武王(マンスンの妻、武烈王の次の王) 2話 登場
王女(ガンウの妹、ガンウと共に新羅と唐の合併を夢見る。) 7話 登場
ジェハ(ユンボムの忠臣) ユンボムの成人後 登場(未定)
ラングン(トンスンの親友、三韓統一の夢を見る)未定
- Re: 渾身 ( No.35 )
- 日時: 2019/08/04 17:38
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:2話
時々 ソンチュン公→ソンチュンに変わってたりしている事があります 名称変更が激しいです。すみません。
[伽耶城]
ソンチュン「あの者を殺せ!」
ソンチュンが矢を放とうとした時、義慈王がやって来る。
義慈王「待つのだ!ソンチュン!王名に逆らうとは!どれほどの大罪か分かっているのか!」
ソンチュンがひざまずき、頭を下げる。
ソンチュン「お許しを!大王陛下。命を持って償います。」
ソンチュンが刀を抜き、首に向ける。すると…
義慈王「やめよ。余は知っておるそなたが国と余のために新羅の使臣を殺そうとした事は。故に命を絶つな。余がそなたの命を守る代わりに自粛せよ。」
[新羅 キム・ユシンの屋敷]
月が空に出ている真っ暗な夜。
キム・ユシンが息子の幼いユンボムと遊んでいる。
キム・ユンボム(幼)「父上。ウォンスル兄上はいつお戻りに?」
酒に酔ったウォンスル(少年時代)が戻って来る。
キム・ウォンスル「父上。私は父上の息子だからと妓楼にも入れませんでした。」
キム・ユシン「すまないな。誠に申し訳ない。」
キム・ウォンスル「上大等が妓楼までもを支配して私の出入りを制限している事など分かっています。しかし、私は父上が恨めしくてたまりません。父上こんな私をお許しください。」
キム・ユシン「ウォンスルよ。誠に悪いと思っている。」
二人の泣く姿を見るユンボム。
キム・ユンボム「父上と兄上は何故泣いているの?」
キム・ウォンスル「幼い弟にこのような姿を見せて悪いな。」
ウォンスルはユンボムを抱く。
キム・ウォンスル「ユンボムよ。私は来たがそなたはまだ食べていないだろう?私が食べさせてやる。部屋で待っておれ。」
キム・ユシンはウォンスルの肩を叩く。
[新羅朝廷]
咳き込み、王座に座る武烈王
武烈王「余もそろそろ年を召した。故に王位を継承させる太子を決めようと思う。」
ガンジョン「大王陛下。現在 上大等が不在しております。上大等がいる時に決めましょう。」
武烈王 (上大等がいれば…文武が太子に就ける確率はそう多くない。上大等がいない時に決めねば…)
武烈王「しかし、余は死んでもおかしくない状況だ。今すぐに太子を決め、明日にでも封冊せねば…」
キム・ユシン「それでは文武王子を太子に推薦いたします。」
ガンジョン「それならば私らも文武王子を推薦いたします…」
西暦655年 そうして文武王子が太子となった…
[東宮殿]
文武太子が眠る東宮に宦官がやって来る。
宦官「太子様!太子様!大変です!高句麗と靺鞨が連合軍となり、出征しようとしています!」
655年 1月
高句麗と靺鞨、後に百済が連合軍となり麗済同盟を結んだ__
終
- Re: 渾身 ( No.36 )
- 日時: 2019/08/04 17:40
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:3話
[泰臨楽]
座り、書物を読むアルチョン公の元へやって来る武装した義慈王。
義慈王「アルチョン公。さぁ新羅へ戻り、我々は出兵は出来ず、高句麗を同盟を組む。と伝えるのだ。」
アルチョン公「大王陛下。何ですと…高句麗と手を組むと仰るのですか…あの恐ろしいヨン・ゲソムンと手を組むのですか…」
義慈王「もう既に決めた事だ。新羅へ戻れ!」
[新羅・梅城]
百済軍と戦うウォンスルとユシンと兵士達
キム・ユシン「百済軍を皆殺しにせよ!」
キム・ウォンスル「父上。このままでは全滅してしまいます。退却しましょう。」
[新羅・雷城]
百済軍と戦う文武太子たち。
文武太子「退却せよ!」
555年1月 新羅は百済と高句麗連合軍の出兵により新羅は全33の城を略奪された…その結果 新羅の滅亡の危機に陥る。そうして新羅は高句麗に攻め入ろうとするが兵力を失い、勝率は低い。そのため新羅は唐に援軍・救世軍を求めた。しかし、高句麗は再び出兵しようとして来る…しかし高句麗の背後を狙ってやって来た唐により高句麗は退却した。そして2年の時を経て、武烈王は少しずつ地を復興していった…
西暦557年 文武太子はマンスン太子妃と婚姻し、子をもうける。そうして王室の権威も共に上げていく__しかし、百済から2年前に帰国したアルチョン公は宮廷の官位を武烈王に辞職させられる__そうして辞めていく官吏が後を絶たない。それを機にアルチョン公は再び宮廷への出仕を狙っていた。
[新羅・朝廷]
ガンジョン「大王陛下。再びアルチョン公を宮廷に出仕させて下さい。アルチョン公がいない朝廷を辞職する官吏が後を絶ちません。」
武烈王「それはそうだが、余はアルチョン公の命を救ったのだ。これ以上恩恵を与えれば…」
[アルチョン公の屋敷]
アルチョン公「時が経てば大王陛下も私を宮廷に出仕させようとするだろう。」
ガンジョン「ですがそう言い始めて2年が経ちました。」
アルチョン公「そう心配するでない。」
[新羅朝廷]
武烈王「余は王命を下す!」
王命令書を開く武烈王。
武烈王「アルチョン公は既に余の恩恵を手にした。そのため、次は恩恵を町にいる民に授けようと思う。」
武烈王 即位3年目にして科挙制度を導入した__そうして武烈王は民に''真輿王に続く聖君''と崇められた。
その後も武烈王は奪われた城の代わりの城を創作した。そして朝廷の前に立つその城は敗れる事のない巨大な城となり、麗済城と名付けられる。そして、後に鉄砲の元となる武器を創作し麗済への対抗した。
終
- Re: 渾身 ( No.37 )
- 日時: 2019/08/04 17:41
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:4話
2年後…557年(武烈王3年)
科挙制度の導入で第2次の新羅大盛期となった。。
[町]
町を歩く幼いユンボムとラングン。
ラングン「ユンボム。久々に唐菓子を買いに行かないか?」
ユンボム「唐菓子?そんな物ばっか食ってるからお前は太るんだよ。」
ユンボムはラングンの大きなお腹を叩く。
ラングン「ユンボム。いいだろ?今日だけでいいからさ。」
ユンボム「自分で買いに行けよ。」
ラングンたちの前にアルチョン公が立ち阻む。
ユンボム「おじさん。どいて下さい。」
アルチョン公「君がキム・ユシンの息子かね?」
ユンボム「そうですがおじさん誰ですか?」
アルチョン公「私はアルチョン公だ。」
''アルチョン公''と聞いた瞬間ラングンの手を繋いで逃げ出すユンボム。
ラングン「ユンボム。どうしたんだよ。そんな慌てて逃げ出して。」
ユンボム「あれがアルチョン公だ。あれが私の叔父フムスン公を殺したアルチョン公だ。」
その後ろからユンボムを矢で狙い定めるアルチョン公の元にキム・ユシンがやって来る。
キム・ユシン「卑怯だぞ。アルチョン公。子供で私を陥れようとわけか。」
アルチョン公「これは。ユシン公。あれがユシン公の息子か?そなたの息子だったのか。それはかたじけない。あ。そうだそなたに次期に逮捕状が下るだろう。」
キム・ユシン「逮捕状?」
アルチョン公「楽しみに待っているがいい。ユシン公。」
[朝廷]
ユシンだけがいない朝廷
アルチョン公「今日はユシン公に参内を中止する申し付けました。」
武烈王「誠にユシン公が百済と内通していたと?」
ユシン派・ウォンスル「大王陛下…臣下キム・ユシンは…」
アルチョン公「ウォンスル公。朝廷に公私を持ち込んではならぬ。またユシン公の親族をこの参内に参加させるべきではなかったようだ。」
武烈王「余はユシン公が百済と内通したと言う証拠が欲しい。」
アルチョン公「未だ宮殿に出仕できぬ私が証人です。」
武烈王「何だと?」
アルチョン公「キム・ユシンは私の政治の邪魔をした!故に私が政変を起こし、キム・ユシンとキム・ユシンの幼き頃からの友の大王殿下を殺し、私が世を治める。」
そう言い、アルチョン公は胸から短刀を取り出し、武烈王の腹部に短刀を刺す。すると、キム・ユシンらが朝廷に入ってくる。
キム・ユシン「大王!」
ガンジョン「大王とキム・ユシンを殺せ!」
キム・ユシン「逆賊らを残らず皆殺しにせよ!」
アルチョン公はキム・ユシンによって倒れ、政変の為に外で準備していた兵も既にユシンにより死んでいた__
しかし武烈王は危篤状態であった__宮中を走り回る医者たち。
終
- Re: 渾身 ( No.38 )
- 日時: 2019/08/07 20:16
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:5話
[王宮・王殿]
鍼を打たれる武烈王
キム・ユシン「どうだ?回復はしておるのか?」
主治医「峠は越えたと思われます。」
キム・ユシン「このような政変がこの新羅に起こってはならぬと言うに。」
そこに、パンチャンが入ってくる。
パンチャン「大変です。ユシン公。アルチョン公を晒し首にしろと。たみが訴えております。」
キム・ユシン「何?」
[王宮前・麗済城]
民「せっかく我らに科挙制度と言う制度を登用し、国を安定させた大王陛下を殺そうとしたアルチョン公を晒し首にしてください。」
麗済城にやって来る。
キム・ユシン「止めるのだ。アルチョン公は既に死んだ。故にもう諦めよ。」
民「それでは遺刑をお下しに…」 遺刑(ゆいけい、ユギョル)…大逆罪人の遺体を裂く刑罰。
キム・ユシン「ゆ、遺刑だと…」
民「ユシン将軍。ご英断をお下しに…」
【王の神殿】
大王の神殿には謎の男の影が…
キム・ユシン「どうしますか。」
?「ユシンよ。アルチョン公は旧友でもある。私が生きていることを明かそうではないか。」
終