複雑・ファジー小説

Re: 韓正伝史 〈晦き運命に響いた囁き〉 ( No.53 )
日時: 2019/08/11 21:43
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

馬に乗り新羅王京の森の中を駆け走る真輿王。

西暦576年 真輿王晩年には真智(後の真智王)と真輿王の女護衛武士であり、朝廷を牛耳っていた美室の対立が繰り広げられた。真輿王は自らが開いた改革が2人によって壊され、衝撃を受け、数ヶ月間寝込んでいた。

西暦576年(真輿王晩年)

北漢山新羅真輿王巡狩碑に立つ真輿王 真輿王(新羅24代王)

「我は!この小国新羅を漢江まで領土を広げた。その記念碑として北漢山のこの碑を''真輿王巡狩碑''と名付け、その記念すべき事柄をここに記そう。」
と真輿王は声を張って言う。それを見守る美室と真智。

美室(花郎の長・風月主) 真智(真輿王の次男、太子王位継承者)

第1話「真輿王碑の前で」

そこに百済軍がやって来る。それに驚く真輿王と臣領たち。

その軍たちの先鋒将には武王が立っている。

「新羅王の首を取り、新羅に殺された兵士たちに供え物として捧げてやる!」