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断章　欲張りな竜と精霊と勇者


むかしむかし、

その大陸では、世界樹から放たれたマナがあふれ、人と精霊はそれをわけあって、なかよく暮らしていました。

ですがある日、一匹の欲張りな竜が世界樹を独り占めして、大陸にあふれていたマナがへっていきます。

困った人と精霊達は、なんとか竜を懲らしめようと、戦いを挑みました。

しかし、竜は束になっても歯がたちません。

困り果てた人と精霊達の前に現れたのは、精霊と勇者でした。

彼らは大陸に住む人々と共に、手に光り輝く剣と盾をもって、竜に立ち向かいました。

そしてついに欲張りな竜を倒して、世界樹を取り戻すことができたのです。

欲張りな竜は大陸の地下に封印されて、精霊と勇者は、人々の英雄として讃えられ、いつしかその姿をくらませました。

そのあと、大陸は平和を取り戻して、いつまでも人と精霊達は幸せに暮らしましたとさ。