複雑・ファジー小説

Re: 新世界のアリス ( No.1 )
日時: 2021/08/04 21:40
名前: r/L ◆5pOSsn24AA (ID: zla8knmg)
参照: https://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view2&f=1393&no=56

登場人物


・現実世界側

アリス(有栖川龍志アリスガワリュウジ)
モチーフ→不思議の国のアリス アリス
種族→人間

本作の主人公。
特務機関「夜刀神」に所属するエージェント。
相棒のギンと共に、日夜「赤霧」から現れる魔物達と戦う。
10年前、エージェントであった父が目の前で殺され、父を殺した沙華さやかをひどく憎み、仇を討つ為にエージェントとなる。
ギンからは子ども扱いされつつも、ギンのおふざけにツッコミを入れたりなど、ナイスコンビネーション。
先輩の宇佐田弥生やネバーランドの人間からは「アリスちゃん」と呼ばれるが、本人的にはあまりそれで呼んでほしくなさそうな様子。


ギン(銀雪インシュエ)
モチーフ→不思議の国のアリス 時計ウサギ
種族→雪女

アリスの相棒であり、師匠でもある妖怪雪女の少女(?)。
特務機関「夜刀神」に所属し、有栖川家との契約により数百年前から有栖川家の助けとなっている。
ついでに近所の高校に通っており、情報収集兼青春謳歌してる。
面倒くさがりで、「早く帰りたい」「休みたい」が口癖。
すぐに調子に乗り、割と問題を起こしたりするが、その度にアリスから尻叩き百連発をもらう。
ゲーム、アニメ、マンガなどが好きで、休日は部屋に引きこもってることが多いらしい。
アリスの父が亡くなってからは彼の親代わりとして、彼に付きっ切り。
少々過保護な面も見せる。


ヤヨイ(宇佐田弥生ウサダヤヨイ)
モチーフ→不思議の国のアリス 三月ウサギ
種族→人間

特務機関「夜刀神」の技術担当課の課長であり、アリスの先輩。ギンの後輩。
アリスの父「有栖川龍樹アリスガワタツキ」の親友でもあり、彼の子であるアリスを気に掛けている。
アリスとギンの武器や戦闘服などのデザインは、彼女担当。


沙華サヤカ
モチーフ→不思議の国のアリス ハートの女王
種族→不明

アリスとギンの宿敵であり、アリスの父を死に追いやった張本人。
他人を茶化したり、弄ったりする事で反応を伺い、楽しんでいる。
割と嫌味なお姉さんだが、ノリが良く、意外に気立てが良かったりするので油断ならない。
アリスの母と何らかの因縁があるようだが……



・ネバーランド側


ジャン・ドランシル
モチーフ→ジャックと豆の木 ジャック
種族→人間種

カーラと共に大陸を渡り歩くバウンティハンター。
クールでニヒルを自称しているが、その実勘違いキザ野郎と相棒のカーラは言う。
自作の愛銃「ナハティア・ウロラ」&「トワイラーニ・クス」と自作バイク「ゲシュペンスト」を大切にしており、どのくらい大切かというと、「指紋を付けないでくれ」と初めて見せる人間に対してしつこく言う程大切。
格好つけようとちょっとカッコ良さげな言葉を選んだり、クール気取っているが、すぐに地が出てしまいかける。女性に対してもかなり紳士的な態度。でもモテない。


カーラ・ガライダラドン
モチーフ→三匹のやぎのがらがらどん 三匹目のやぎ
種族→獣人種

ジャンの相棒のバウンティハンター。
常に笑みを浮かべ、見ているだけで楽しい気分になる人柄だが、発想が危険でありすぐに物を壊そうとする。
そんなズレた彼女だが、かなりの切れ者で、博識。
普段の態度から一変して、解説役に回ると大抵の人は度肝を抜かれる。
素直過ぎて考えた事をそのまま口にしてしまう、天然毒舌。


イレーナ・ワース
モチーフ→金の糸と虹 男
種族→獣人種

ジャンの元カノである、ホロウハーツ蒸機王国の王都で修理屋を営む技師。
ジャンとは当時彼氏がいなかったので付き合ったが、わずか半年で別れた。
理由は、すぐにカーラと比べられてイラッときたから。
が、今でもジャンとは交流があり、彼の武器やゲシュペンストの修理を買って出ている。
あらゆる機械の扱いに長けていて、大体一目見れば銃器から核兵器まで構造を把握できる。
ジャンのバイク「ゲシュペンスト」のデザイン、制作も手伝った人物。


ララ・ペルボラ
モチーフ→くるみ割り人形 クララ
種族→魔人種

ホロウハーツ蒸機王国の王都で骨董雑貨屋を営む、かなりボーイッシュな人形師。
ジャンとカーラの育ての親の親友であり、彼らを育てた第二の育ての親。
王都では評判の人形師であるため、手先は器用で、ある程度の事はなんだってこなせる。
願い星を砕いて錬って糸のように伸ばし、術式を組み込んだ人形を作ることができる。
そのため、他国からの引き抜きが度々来るが、大体追い返している。
彼女的には人形を兵器に使うなど言語道断。
粗暴な口調の割には気前が良く、とても気さく。


ティラ・ローズライト
モチーフ→いばら姫、ジャンヌ・ダルク
種族→人間種

ローズライト神導王国の現指導者。
威厳に満ちた態度と、人を惹きつける器で部下達や様々な人間から崇拝に近い尊敬を受けている。
「役に立たないものなどない」が口癖であり、どんな人間も使い方次第だと考える。
その為、孤児や心に傷を受けた者、負傷者などに手を差し伸べては自身の軍勢に加えている。
彼女の配下はそんな人間で占められている。


グリスト・ビショップ
モチーフ→オズの魔法使い 南の魔女グリンダ
種族→魔人種

ティラの側近であり、宰相を務める青年。
一見穏やかな印象だが、ティラが絡むと彼女中心になり、彼女の名を連呼している。
星霊術の使い手であり、王国でも1,2を争う才能。
20年前にティラに救われた過去を持ち、彼女を支えるべく努力し、今の立場になるまで上り詰めた。
しかし、その言動と挙動にギンは彼を訝しげに見ている。


ヘンゼル・リティカ
モチーフ→ヘンゼルとグレーテル ヘンゼル
種族→魔人種と人間種のハーフ

アリス達と偶然出会い、彼らに同行する旅の傭兵を自称する少年。
グレーテルと共に行動し、彼女の安全を第一に考える。
悪人などに容赦なく、かなり冷酷な態度。
「悪人に人権などない」という考えを持ち、どんな境遇であろうと悪行に手を染めてしまった以上生きる価値はないと切り捨てる。
その為、度々アリスやジャンと衝突してしまう事が多い。


グレーテル・リティカ
モチーフ→ヘンゼルとグレーテル グレーテル
種族→魔人種と人間種のハーフ

ヘンゼルと共に行動する旅の傭兵。
ヘンゼルの行動や言動を肯定し、また自身も彼と同じ考えを持つ。
人当たりが良く、明るく元気な様子を見せているが、その裏で悪人に対し冷酷。
悪人を一人逃がせば報復に必ずやってくる、根絶やしにしなければならない。
その考えを持ち、ひどければ原形を思い出せなくなる程の肉塊に変えてしまう事も。
それほどまでにヘンゼルとグレーテルは悪人を許しはしないし、彼らの存在を嫌悪している。


ゲルダ・プリムリンク
モチーフ→雪の女王 ゲルダ
種族→人間種

行方不明の親友を探して旅をする少女。常に前向きで、ネガティブな考えを嫌う。
ただひたすらに、ひたむきに目標へ進み続け、絶対に諦めたりしないと強く誓っている。
それでも親友の事が気がかりで、眠れない夜が続いている。


カイ・リィズ
モチーフ→雪の女王 カイ
種族→魔人種

ゲルダが探している、現在行方不明の少年。
ほぼ失われている万物を超越する力、「魔法」を扱える少年であり、氷を無から生み出すことができる。



エイヴリー・マーレミンド
モチーフ→人魚姫
種族→魚人種

海賊船「プリンセス・メロウ」に駆り、マリンフォール透海自由国の海域を自由に回る、「マーレミンド海賊団」の船長。
海賊を名乗ってる割には略奪行為はしておらず、透海自由国の防衛隊と交易商を兼ねて活動している。
面倒になると全部ぶっ飛ばして忘れようとする、傍迷惑な癖がある。


サミュエル・スキュラ
モチーフ→白雪姫 鏡の精霊\人魚姫 海の魔女
種族→スキュラ族

二つの身体と真実を映す鏡「照魔鏡」を持つ、マーレミンド海賊団の副長。
「照魔鏡」を使う事で自在に姿を変えることができ、それに伴って性格も変わる。どちらもサミュエル自身であり、真実の姿。
普段は少年の姿で、エイヴリーと共に昼寝をしている。他人があまり好きでなく、見知らぬ他人を見ると露骨に嫌そうな顔で見る。
女性の姿になると、礼儀正しくエイヴリーのサポートやフォローに回り、とにかく諍いがないように行動するが、
エイヴリーが「全部ぶっ飛ばす」と言い始めると悪乗りしてしまう。
戦闘時や交渉時には鏡の力で姿を変える。


レッドペイン
モチーフ→赤ずきん
種族→不明

赤い頭巾を被った、巨大な両腕を持つ少年なのか少女なのかよくわからない人物。
何が面白おかしいのか、24時間365日常に笑っている。
その思想は恐ろしく、とりあえず出会った人間の頭を吹っ飛ばそうとする。


シン・ビャクヤ
モチーフ→百槇の話 兄
種族→不明

アリス達の前に現れる、目的も意図も一切不明の少年。
無表情で、まるで能面が顔にひっついているかのように、表情を一切変えない。声色も一切変わらない。
戦う前に「僕を食べる?」と言い、相手と戦った後に「僕はおいしかった?」と聞き、意図が読み取れないし、何を考えているのかは一切わからない。


トレイズフィカ
モチーフ→いばら姫 十三番目の魔女
種族→不明

気性が激しく、残忍で他者を下に見ている、魔女のような見た目の女性。
外見、性格共に「黒い」の一言で、いつも腕を組んで他人を上から目線で詰る。
基本的に口より手が先に出る為、面倒になると問答無用で武器を振り回す。


白い影
モチーフ→ピーター・パン
種族→魔人種

皇帝の代弁者として、皇帝の代わりに騎士団や様々な人員、国すらも動かし、実質大陸の最高指導者となっている。
数十年程前から大陸中の老若男女問わず、人々を何かの理由をつけては連行している。
その詳細は不明であり、目的も不透明。だが、連行された者は二度と戻る事もないが、稀に死体で戻ってくることがあり、人々の間では「連行された者は奴隷となり、死ぬまで働かされる」「生き血を絞られ、皇帝がそれを飲み干している」「若い女を侍らせ、男は皆殺される」など、様々な噂が飛び交っていて、何が正しくて何が間違っているかわからず、混沌としている。
さらに、彼が直接辺境の村々に出向いては、心を奪う妖術を使って操り人形にしてしまうという噂もあり、彼の存在は大陸で畏怖の対象となっていて、名を出す者はいない。
その代わり、「白い影」という異名で呼ばれている。