複雑・ファジー小説

Re: もちもちつよつよ旅日記 ( No.34 )
日時: 2023/11/05 16:25
名前: sumo (ID: 2cE7k4GX)

episode34

とうとう夕方になった。
時計の短い針は、5を差している。
「さすがにちょっと、寝過ぎじゃないかな...」
僕のお腹にも限界が来ている。

マキコさんてば、お腹は空かないのかな。
ものすごい疲れてたってこと?
大丈夫かな...。
もしかして。

熱があるとか?
頭がいたくて動けないとか..?
それともお腹が痛いのかな。

僕の頭には嫌な想像が次々と浮かんだ。
心配だ。
助けてあげなくちゃ。

僕の頭は心配と不安でいっぱいで、急いでマキコさんの部屋に向かった。
「まきこさーん。まきこさーん。」
勝手にお部屋に入るのはよくないから、ドアの前でマキコさんを呼んだ。
でも、返事は聞こえず、廊下に僕の声が響いた。

「....。」
不安が重なり、心配になって僕はとうとうドアノブに飛び乗って、
かちゃりとドアを開けてしまった。

ドアがきぃっと開いて、ドアノブが斜めになって、僕はドアノブから飛び降りた。

「まきこさー」
部屋を見渡すとすぐに、マキコさんを、見つけた。

でも。

どっどっっどっどっっどっっっどっっっどっっど...
僕の心臓の音が速くなっているのが分かる。
目を見開いた。

「え....?」