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複雑・ファジー小説
- Re: メダカ刑務所 ( No.3 )
- 日時: 2023/05/08 17:45
- 名前: fiore (ID: Ms/Mj5Tz)
〜episode3〜 尾行
「だけど…」
「邪魔はしないでね?」
「はい!もちろんです!」
紫音は自信満々に言った
「じゃあ行くよ」
そして私達は尾行を始めた
つむぎの10mぐらい後ろを静かに歩く
まだバレてないようだ
物陰に隠れながら慎重に
するとつむぎが家の方向と逆の方に曲がった
やっぱり、何かあると思った
私達は目を合わせて頷いてつむぎの曲がった方についていった
10分ほど後をつけていくとあるところについた
そこは………
ハンバーガー屋だった
「えっ?なんで?」
紫音は不思議そうに言った
「しっ!静かに、バレちゃうよ?」
私を小声で注意した
「あ、ごめんなさい……」
つむぎはハンバーガー屋に入ると
「こんにちは!お疲れ様でーす」
と大きな声で言った
すると厨房に消えてしまった
「まさか、バイトしてるの……?」
紫音は驚きを隠せないようだ
私は冷静なフリをしているけど裏では驚いていた
ちょうどそのときつむぎが厨房から出てきた
一瞬目が合った
「あっ」
つむぎは焦ったのかすぐに背を向けた
「これってメダカ刑務所行きですか?」
紫音は聞いてきた
「まあ、そうね」
私は答えた
私達はつむぎにどんどん近づいていく
つむぎはとても怯えているようだ
なのでなるべく優しい口調でいった
「つむぎさん、あなたはいけないことをしてるかもしれないから一回学校に戻って話を聞かせてもらっていい?」
「はい……」
つむぎは震えていた
すると紫音が言った
「大丈夫、話を聞くだけだからね」
つむぎを安心させた
「じゃあ学校に戻ろうか」
学校に行くまでの時間は誰も話さず沈黙が続いた
校門の前についた
「よし、着いたよ」
こんにちは
fioreです
第三話です!
今回は少し少なめです
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