複雑・ファジー小説

Re: Huh? You believe it? ( No.1 )
日時: 2024/06/22 16:03
名前: 青リンゴϵ( 'Θ' )϶ (ID: qz0OyxjY)

さわやかな風が吹く中、1人の子供が歩いていた。目はほとんど前髪で隠されている。たまに風で目がちらりと見える時があった。
この国オレテシアは魔界と人間界が分かれている国だった。魔界は魔王が支配しモンスターがたくさんいる国で、人間界は普通に人間が暮らす国だ。どうやらこの子供は人間界と魔界の境界線に向かってるらしい。とうとう境界線に辿り着くと何度も何度も境界線に体当たりをした。しかしもちろん壊れることはない。
「お願い。僕は魔界に行きたい。。お願い通らせて。。」
でも境界線は壊れない。でも子供は挫けずに何度も何度も体当たりをしたり「魔界に行きたい」と訴えた。
でも全く壊れることはなくとうとう日が暮れ彼の父が来た。
「フルマ。お前が魔界に行きたいのはわかっている。父さんも一緒だ。だけど行くことはできないんだ。とにかく誰かに見つかるとやばいから帰るぞ」
「うん、、」
彼らの家はなんと古くさいボロボロな家だった。
「父さん。母さんはなんで人間じゃないの?どうして魔物と父さんは結婚したの?」
「フルマ。それは言いずらいんだ。でも父さんは絶対に母さんと結婚したかったんだよ。でもそのせいでお前は少し魔物ぽっさがあって、、ごめんな」
「いや良いんだ。父さんが幸せなら良いんだ」
そう__彼の母は魔物だった。魔物といってもとても美しくあまり人間と変わらないが肌の色が少し薄い紫。耳はエルフ耳。そして牙が生えていて、デコのところに不思議なマークがあった。普段はマークを隠していたがある日魔物だと知られて魔界に連れ去られてしまった。彼は母と会ったことがない。でも彼は母が帰ってくると信じてた