複雑・ファジー小説

Re: Huh? You believe it? ( No.21 )
日時: 2024/07/28 14:54
名前: 青リンゴ╰(*´︶`*)╯♡ (ID: 3KWbYKzL)

ガンッ
鉄の音がフルマの耳元で響いた。
「あははッ!ハハっ!」
「フロリアン何をしたんだ。。」
「装置を起動させたのさ」
ゴゴゴ
ものすごい音がする。
「これでファクト社は爆発する君は逃げれない!」
フロリアンはフルマをロープで縛った。
「じゃ。バイバーイ!」
「ま、待って。。」
フロリアンは姿を消していた。ロープがほどけない。
「ま、まずいッ。。」
ふるまのていこうも聞かずに、、ジジジジ。。。ドーン
静かにファクト社は爆発した。
「ようし。。これで世界はボクのものだ。。」
「やあ〜!!!」
ザクッ
「えっ?」
フロリアンに剣が刺さった。フロリアンはガクッとうなだれた。静かに息を引き取った。
「よかった。間に合った。。」
爆発する直前フルマはロープを切って脱出していたのだ。
フロリアンはいつのまにか消えていた。
「もう死んだんだよね。。」
パリーン!近くで境界線の割れる音がした。
「あっ。もしかして!」
魔物たちが境界線のあったところに向かっていく。
「魔物たちが人間界に。。!?ボクも行かなきゃ」
フルマは走って人間界についた。人間たちは魔物に囲まれてあふたたしている。中には父親もいた!
「父さん!」
「ふ、フルマ!これは一体!?」
「あのね。。」
フルマは今までのことを話した。
「魔物は悪い子じゃないんだ。」
「そうね。フルマ久しぶり」
美しい声がした。父親は息を呑んだ。
「えっ?テラテス、、!??」
「母さん!??」
そう。。目の前に母がいた。
「テラテス!」
フルマ涙を浮かべた。これからは魔物と人間が共に住める平和な街になるよう願った。
これで街は平和になると思った。幸せの雨が大粒に降りかかると思っていた。
    第二章「真実と嘘の間に生まれた子」に続く