複雑・ファジー小説
- Re: Huh? You believe it? ( No.34 )
- 日時: 2024/09/08 14:11
- 名前: 青リンゴ╰(*´︶`*)╯♡ (ID: 3KWbYKzL)
闇の世界のとある場所。
「フロリアン様、フルマ様を捉えました」
「『様』つけなくていいぜ。『フルマ』で、いいから。」
「わかりました、、、」
フロリアンは、フルマに近づいた。
「クフフ。これがダークサイドストーン!さ、フルマ。もらうね★」
フロリアンは、ストーンに触手をつけた。持ち上げようとした瞬間、、!
ビリビリビリ!雷の網がフルマを守った。
「あわわわわわっ!な、なんだよ〜!???」
「フロリアン様!どうなされましたか!???」
「わ、分かんない、、」
フロリアンはブルブル震えてちぢこまった。今のが相当怖かったようだ。
「これは、ダークサイドストーンが、フルマを守ったのに違いない。」
高々な声が響いた。
「わっ、、。帝王様、、。」
「フロリアン、今回もむりだったか」
「ボクは、、帝王様みたいに、強くないし、闇の力も持ってない、、、。それに。」
フロリアンは一息ついた。
「ダークサイドストーンにとって、ボクは因縁の相手!だって、フルマを利用したんですから。
厳しい態度をとるのも当たり前なんです。」
「まあそうだな。そういえば、一つ気になっている事があって。」
「なんでしょうか、、、」
帝王は、フロリアンとフルマの顔を見回して言った。
「2人の名前の頭文字が同じなのが気になって、、」
「!!!!!」
「そんなの!ただの偶然ですよ。頭文字が一緒なんて、よくある事ですからね」
「まぁそうだな。」
そういうと、帝王は部下と共に、「嘘の間」を後にした。
「あーあ。帝王様って、意外と、そういうところ気づくタイプなのか。意外だな」
フロリアンはフルマを見つめた。
「さーて!そろそろ返さないとな★ボクが呼んだものはボクが返す、、当たり前だね」
フロリアンは、フルマを不思議な水にちゃぽーんと入れた。
「人間世界も魔界もぜーんぶコントロール、、、なんて。バカバカしいね」